吾妻山公園
散策:2004年05月下旬
【街角散策】 吾妻山公園
概 要 吾妻山公園は二宮町にある低い山を利用した公園です。 山頂には芝生広場や展望台があり、相模湾などを一望できます。 小動物園やアスレチックコースなどもあり、駅から近いこともあって家族連れにも人気のある場所です。
起 点 二宮町 二宮駅
終 点 二宮町 二宮駅
ルート 二宮駅…梅沢登り口…神明神社…吾妻神社…吾妻山…展望台…小動物園…東屋…管理事務所…浅間神社…二宮駅
所要時間 2時間20分
歩いて... 梅沢登り口からは横木の階段が続いていて少し汗をかいたりしますが、 展望台からの素晴らしい眺めを期待して登っていきましょう。
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コース紹介
二宮(にのみや)駅
二宮駅(JR東海道線)から歩いていきます。
北口のバスターミナルの中の横断歩道を渡った所に「吾妻山公園のご案内」の 看板があります。正面にある二宮町公民館の右手から公園入口までの道が図示されています。 入口まで3分、頂上まで20分とのことですが、この道は帰りに歩くことにして、 今回は公民館の角にある道標「吾妻山公園・梅沢登り口」に従って、 左手へ線路沿いに進んでいきます。
梅沢登り口
線路に架かる歩道橋をやり過ごしていくと少し登り坂になってきます。 登りきった所に線路の上を越えていく道が分かれていますが、そのまま直進していきます。 次の歩道橋の右手に梅沢登り口があります。 そばには二宮駅南口から出ている釜野行きバスが通る梅沢バス停もありますが、 便数は1時間に1本程度と少なく距離も800m程なので、バスは期待せずに歩いてきましょう。 登り口には「吾妻山公園案内図」があるので参考にしましょう。 今回は、吾妻神社から展望台へ行き、 小動物園を訪れてから管理事務所・浅間神社を経て二宮駅へと戻っていきます。 ここは「にのみや健康ウォーキングコース」のルートにもなっているようです。
神明神社
石段を登った所に石造りの鳥居があります。 その手前で道が分かれていますが、どちらの道もすぐに合流します。 鳥居をくぐって石段を登ると、小さな広場の前の林の中に小さな神明神社が佇んでいます。 鳥居の立派さと祠の大きさとが何となくアンバランスな気がしました。 山の上にある吾妻神社の鳥居ということかも知れません。
頂上までは、よく整備された幅の広い横木の階段が続いています。 歩き難くはないのですが少し汗をかいたりします。 周囲の雑木林を愛でながらゆっくりと登っていきましょう。 この道は吾妻神社への参道になっているようです。
ご案内
縁結びの神様、吾妻神社
ご参拝下さい
 (吾妻神社 宮係)
緑は友だち 山火事注意
自然を守りましょう
 (森林国営保険、神奈川県)
吾妻神社
横木の階段を8分ほど登っていき、石段の上の鳥居をくぐると吾妻神社があります。 「自由にお持ち下さい」として、神社の由来の書かれたビラが置いてありました。 神社の前にある由来記を要約したような内容でした。 「縁結びの神様」として有名なのだそうです。
お祭りは年2回(1月・8月)行われ参拝者で賑わいます。 1月のこの日には、二宮町外からも親類縁者がお年賀に来て新年会等の日にもなっており、 国道1号線の吾妻神社大門から、旧道にかけて開かれる市(縁日)や、よさこいパレードには、 多数の人が訪れて賑わいを見せます。ぜひ緑豊かな二宮、由緒ある吾妻神社へご参拝下さいます様、 ご案内申し上げます。
 (相州梅澤 吾妻神社 宮役員一同)
吾妻神社 由来記
吾妻神社は梅沢の氏神で、その創建は第13代景行天皇の朝に始まると云う。 主神は弟橘媛命とし、日本武尊を配祀する。 日本武尊は景行天皇の第3皇子である。 天皇にそむく部族を征伐するため東北におもむく途中、 三浦半島走水から海路上総に渡る際、暴風突如に起り、そこで妻の命は夫にかわり、 海神の怒りを静め夫の武運を祈り海中に身を投じた。 するとたちまち海は穏やかになったと云う。 其の7日後に命の御櫛が海辺に流れつき、埋めて御陵を造る。 この前下一帯を埋沢といい、梅沢と同音である。 又命の小袖が磯辺に漂い、これを取りて山頂に祭ったと云う。 その海岸を袖ヶ浦と云う。 日本武尊は東北戦が終り帰路相模国から足柄を通り甲斐に出る途中、 峠ではるか東方の海をながめ(あヽ吾が妻)と嘆かれたと云う。 弟橘媛命の御神体は木彫の千手観音で、既に数千年星霜を経て現在藤巻寺に安置してある。 源頼朝幕府を鎌倉に創設するや、妻政子本社を崇敬すること浅からず。 吾妻山全山と山麓田畑並に霜見塩田を寄附する。 右大臣源實頼も祈願のため建保6年に雄剣を奉納する。
観光美化
観光地よごすな 世界の友が来る
 (神奈川県)
・犬は鎖などでつなぎましょう。
・犬のフンは飼い主が持ち帰りましょう。
 (二宮町)
自然がいっぱい 危険もいっぱい
けがと、べんとう 自分持ち。
神社の前の鳥居の右手から山道を降り気味に進んでいくと、左手に登っていく階段があります。 神社の裏手へと続くこの横木の階段を登っていきます。
吾妻山 (標高136m)
1分ほど登っていくと吾妻山の山頂に着きます。 山頂は芝生が植えられた広場になっています。 右手の展望台の手前には吾妻山公園の由来を記した石碑が建っています。 四阿(あずまや)もひとつあります。 訪れたのが休日とあって、家族連れやグループなど多くの人で賑わっていました。
吾妻山公園の由来
相模路の淘綾の濱の真砂なす 児らは憂しく思はるるかも 萬葉集第十四 東歌
(さがむじの よろぎのはまの まなごなす こらはかなしく おもはるるかも)
万葉の昔から淘綾の里二宮の美しい海浜と、それを眼下に一望できる吾妻山は、人々のふるさとでありました。 しかし、第二次世界大戦後の激動する社会情勢の中で、山は顧みられることもなく、 次第に荒廃が進んでいきました。 町はこれを深く憂え、子孫に誇れる山として残したいと思い、 地権者65名の協力と5年の歳月をかけて整備し、昭和62年7月18日に吾妻山公園として開園しました。 現在では健康づくりと自然とふれあうやすらぎの場として人々に喜ばれています。 この公園は名誉町民第17代柳川賢二町長の尽力により完成しました。
 (顕彰会)
淘綾の濱とは、ゆるぎ・こゆるぎの浜ともいい、二宮を中心に国府津から大磯あたりまでの白砂青松の海浜をいいます。
ここはみんなの広場です
次のことを守りましょう。
・芝生内、犬の立入は御遠慮ください。
・ゴルフ等、他の人の迷惑になること並びに芝を滑ることはできません。
展望台
山頂には2mほどの高さの広い展望台があります。 古歌にも詠まれた淘綾の濱などを一望できる景色が広がっています。 展望台の右手には「山頂136.2M」と記された標識が立っています。
展望台の手前を右手に少し行くと、ローラー滑り台の乗り場があります。 延長102m、傾斜10度の滑り台で、園内一の人気施設とのことです。 中学生以下は無料とあって、子供たちが何度も滑り降りていました。 お尻が熱くなるのを防ぐためなのでしょうか、備え付けのマットを敷いて滑るのだそうです。 大人も利用できるのですが、ちょっと恥ずかしいので滑るのは止めておきました。
山頂付近には多くのアスレチックコースが設けられています。 全部で28個あるようです。 その中のひとつ「吊り橋」の下をくぐっていきます。 ちょうど親子連れが渡っているところでした。 私も渡ってみようと思いましたが、後ろに待ち行列ができていたので止めておくことにしました。
山も木も泣きます 森林火災
  (二宮町消防署)
おねがい
・公園内は禁煙です。火を使ってはいけません。
・犬のフンは飼主がしまつして下さい。犬の放し飼いは禁止します。
・ゴミは持ち帰って下さい。
・他人に迷惑のかかる行為及び管理に支障のある行為は禁止します。
緑のトンネルを抜けていくと簡易舗装された道に出ます。 管理事務所へは右折していくのですが、先ずは左折して小動物園を訪ねてみましょう。 角にある道標によると、小動物園までは500mとのことです。
尾根筋に広くて快適な道が続いています。 この吾妻山公園の森は「かながわの美林50選」にも選ばれているそうです。
公園内でキャッチボールその他あぶない遊びはしないで下さい。
少し進んでいくと、道が二手に分かれています。 右は坂道、左は横木の階段ですが、どちらの道を進んでいってもすぐに合流します。 合流した所に、右手に降っていく道が分かれていきます。 その道を降っていくと東屋のある所に出ますが、小動物園からの戻り道として歩くことにしましょう。
更に降っていくと、左手に釜野トンネルへの道が分かれていきますが、 道標「旧県道」に従って、このまま簡易舗装の道を降っていきます。
守ります 山のみどりを
 (二宮町消防署)
小動物園
次第に降りが急になってきます。 空色の金網を左に見ながら降っていくと、カーブの所に動物園への入口の案内標識があります。 そこを入っていくとすぐに小動物園に着きます。 金網の扉を二つ抜けて小動物園に入っていきます。
開園時間 9:00〜16:30(ウサギとのふれあいは午後2時まで)
お願い
・園内で大声を出したり、かけ足はやめましょう。
・園内の動物は人に慣れていますので、追いかけたり捕まえようとしたりすることはやめましょう。(ショック死することがあります)
・紙や菓子などを与えることはやめましょう。体調をくずし病気になります。
・ロープから中には入らないでください。
 (二宮町公園緑地課)
小動物園には多くのウサギがいて、檻の中に入って直接ふれあうことができます。 こんなに多くのウサギを見たのは初めてだったので、ちょっと感動ものでした。 生れて余り日数が経っていないのでしょうか、別の檻にはとても小さくて可愛いウサギがたくさんいました。 ウサギ以外にも、シカ・鳥類・ワラビー・アライグマなどがいたりします。
(後日に来てみると、飼育されているのはウサギだけになっていました)
ウサギさんのお口の前に手を出さないでください。 えさと間違えて咬むことがあります。
東屋
先ほどの案内標識の所まで戻り、左手に降っていくと東屋があります。 簡易舗装の道はこの先も続いていますが、ここから谷筋に続く山道を登っていきます。
犬を連れて公園を利用される方へ(お願い)
過日、飼主に連れられ散歩中の犬に、他の利用者が噛まれるということがありました。 犬をお連れの方は、他の利用者に迷惑のかからないよう十分お気を付けいただくようお願いいたします。
 (二宮町)
東屋からは横木の階段が谷筋に続いています。 谷筋とあって、しっとりとした雰囲気に満ちています。 5分ほど登って次第に明るくなってくると、先ほどの簡易舗装の道に出ます。 そこからは左手へ続く元来た道を戻っていきます。
(後日に来てみると、この道は通行禁止になっていました)
山頂から降ってきた道との分岐を直進していくと、浅い谷筋に広がる広場に着きます。 ここに「吾妻山公園アスレチックコース」の案内図があります。
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アスレチック遊具利用者心得
1.運動にふさわしい服装でのぞみましょう。
2.順序よく並んで利用しましょう。
3.途中からのわり込みは危険ですのでやめましょう。
4.ロープウェイは必ず一人づつ乗って利用しましょう。
5.他人に迷惑をかけない様にしましょう。
6.無理せず自分にあった運動をしましょう。
7.自然を愛し、樹木を大切に誠意ある心で運動しましょう。
 (二宮町)
管理事務所
広場を降っていくと吾妻山公園の管理事務所があります。 その前には「吾妻山公園案内図」があるので、これからの道順を確認しておきましょう。
吾妻山公園の沿革
戦前までこの吾妻山は、二宮町民の暮らしのよりどころであり、 食料や燃料を生産する場でありました。 戦後社会構造の変化にともない、就職の変遷や、豊かな生活になるにつれ、 日毎に住民とのかかわりが少なくなり、荒廃が進むのを憂えた町民をはじめ、 時の首長・町職員が、この自然の恵みを町の財産として末長く維持活用するために、 長寿の里湘南二宮にふさわしい高齢の方々の散歩道、草花の観賞の場、緑の保全をと、 昭和57年(1982)に着工、昭和62年(1987)5月1日、65名の地主さんのご理解のもと、 湘南二宮吾妻山公園として開園しました。
吾妻山公園利用のご案内
開園時間
 午前8時30分から午後5時まで
 小動物園は午前9時から午後4時30分まで
利用者へのお願い
・自然を愛し、草や木を大切にしましょう。
・ゴミは各自持ち帰りましょう。
・犬の散歩をする時には、必ず鎖でつなぎましょう。
・芝生広場でのボール遊び、芝そり等はやめましょう。
・アスレチックや遊具は定員を守り大切に使いましょう。
・炭火、コンロ等の使用を禁止します。
・許可車輌、緊急車輌以外の車輌(自転車、オートバイ含む)は進入できません。
・園内での営業行為は禁止します。
※園内には売店はありません。
 (二宮町公園緑地課)
黒い帽子や黒い衣服、香水や整髪料の匂いにハチは異常反応をします。 ご注意下さい。
管理事務所から更に降っていきます。 右手からくる吾妻神社からの道を合わせて進んでいくと、浅間神社への登り口があります。
浅間神社
祭神は木花咲耶媛、二宮町上町地区の祭神で、 土地の人には浅間さんとして親しまれ、本社は富士浅間神社です。 木花咲耶媛はその名のとおり、咲く花の匂うような美女で、良縁を得られたので 縁結びの神様として信仰されています。 今からおよそ八百年の昔、源頼朝が富士の巻狩りを催した時、 曽我兄弟は父の仇、駆動祐経を討取りました。 この時、二宮の花月尼はその成功を富士浅間神社に祈りました。 後、花月尼は大願成就に感謝の意をこめて自分の住いの前のこの山上に、 浅間神社をまつったと言います。
 (二宮町二宮・上町町内会)
木製の鳥居をくぐり、広い横木の階段を登っていきます。 沿道には楓の木が並んでいてトンネルのようになっていました。 季節になると綺麗に紅葉するのでしょうか。 右手にはアジサイが沢山植えてありましたが、花の時期にはまだ少し早いようでした。
浅間神社
階段を登りきると浅間神社があります。 青いトタン葺きの建物の中に小さな祠が入った形になっています。
(後日に来てみると、建替えられて綺麗な社になっていました)
浅間神社を後にして、花木などが植えてある中を降っていきます。 数分すると石段が始まる所に着きます。
二宮駅へは正面の石段を降っていくとのですが、 二宮の街や相模湾が一望できる藤棚が左手にあるのでちょっと立ち寄っていきましょう。
石段を降っていくと、吾妻山公園のゲートがあります。 ここにも吾妻山公園の案内図があります。 ここからは正面の車道を進んでいきます。
二宮(にのみや)駅
車道を緩やかに降り、カーブミラーのある角を右手に曲がっていくと二宮駅(JR東海道線)に着きます。