秋川丘陵
散策:2004年05月中旬
【低山ハイク】 秋川丘陵
概 要 秋川丘陵は秋川の南側に続く丘陵地帯で、あきる野市と八王子市の境になっています。 かつては人気のあったコースでしたが、 開発の波に押されてコースが分断されたこともあって往時の賑わいは偲ぶばかりですが、 今でもまだまだ豊かな自然を感じることができます。
起 点 あきる野市 武蔵五日市駅
終 点 八王子市 上戸吹バス停
ルート 武蔵五日市駅…秋川橋…小峰緑地…広場…天王橋…城山…弁天山…休憩所…花見山…貴志嶋神社…弁天洞窟…天王澤…弁天橋…雹留山…祠…二条城跡…上戸吹西交差点…上戸吹バス停
所要時間 5時間30分
歩いて... 尾根筋の雑木林には広くて緩やかな道が続いています。 かつては人気コースだった名残なのでしょうか。 新緑に包まれた散策を楽しむことができました。 今回はかたらいの路の途中から歩きましたが、小峰公園も含めて全ルートを歩いて見たいものです。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
武蔵五日市(むさしいつかいち)駅
武蔵五日市駅(JR五日市線)から歩いていきます。
秋川丘陵の尾根筋には「かたらいの路 秋川丘陵コース」が続いています。 武蔵五日市駅の西2kmの沢戸橋から、秋川駅の南2kmの上戸吹バス停まで続くコースですが、 今回はその途中の小峰公園出口から上戸吹バス停まで、全体の3分の2ほどを歩きます。
武蔵五日市駅
駅名の由来
五日市という地名は、字が示すとおり五日目ごとの市場がひらかれたところからきており、 秋川谷の玄関口に位置した村として、当然物資の交流の拠点となった地です。 いつのころか五日市と呼ばれるようになったかは定かではないようですが、 文献の初出は、天正2年(1574)小田原北條関係の家臣のだした廻状の宛先のなかに 「五日市」が記載されているもので、この時代から地名となったと想像していよいのではないでしょうか。 何といっても、この市場が賑わってきたのは、徳川幕府がひらかれて江戸という大消費地ができ、 五日市街道という江戸に直結する街道の名が生れた頃と思われます。
 (「多摩駅名の由来」から抜粋)
駅前の右手にある信号を渡って、コンビニの前を右へ進んでいきます。 100mほど行くと「秋川河川公園・バーベキューランド入口」の看板が立っています。 そこから左下へ続く階段を降っていきます。
秋川橋
階段を降っていくと、権田トンネルの出口に降ります。 そこから車道を左手に少し進んでいくと秋川橋を渡っていきます。 休日には河原でバーベキューや水遊びをする人達で賑わうようですが、 訪れた時刻が早かったためか、この時はまだ人影はまばらでした。
小峰公園
秋川橋を渡って八王子五日市線(秋川街道)を進んでいきます。 自動車修理工場を過ぎると、道は緩やかに登っていくようになります。 15分ほど進んでいくと留原交差点があります。 信号を直進して200mほど行くと、左へカーブしていく所の右手に都立小峰公園があります。 そばにある建物は小峰ビジターセンターです。 かたらいの路は、この西の沢戸橋から小峰公園を抜けてここまで来て、さらに東へと続いています。 今回は公園内の散策は省略して、ここから東へ進んできます。
小峰緑地
道路を挟んだ左手に「城山1.9km・網代弁天山2.1km」の道標が立っています。 そばには「小峰緑地」の標柱と「小峰工業団地内の公園緑地案内図」があります。 ここから緑地内を進んでいきます。 すぐに道が二手に分かれています。 どちらを進んでいってもこの先で合流しますが、右手の階段を登っていきます。
犬の放し飼い禁止!
マナーを守ろう。
こわくて公園で遊べないわ…
 (あきる野市環境課)
広場
ツツジが両側に植えられた階段を登っていくと尾根筋に着きます。 緩やかで広い尾根道を進んでいきます。 ベンチが設置された広場を過ぎ、駐車場への道を右手に分けていくと、東屋のある広場に着きます。
左手には五日市の街が見渡せます。
広場の先に進んでいくと少し降るようになります。 小峰運動公園への道を右手に分けて進んでいくと、 小峰緑地の入口から分かれてきた道が左手から合流してきます。 石垣の積まれた山道を更に進んでいくと正面が開けてきます。 階段を降りていくと車道に出ます。 そばには「かたらいの路」の案内図があるので参考にしましょう。
犬の糞は飼い主が処理しましょう。
 (五日市町)
天王橋
車道に出て右手に進んでいくとすぐに天王橋を渡ります。 結構クルマが通っていきますが、歩道がないので気をつけて歩きましょう。 橋を渡ったすぐ先にT字路があるので、そこを右折していきます。 角には「城山1.0km・網代弁天山1.7km」の道標が立っています。
すぐにある左手への広い分岐道をやり過ごして道なりに100mほど進んでいきます。 道が少し降り気味になってくると、左手に「登山道入口」の案内板があります。 「城山0.9km・網代弁天山1.6km」の道標も立っています。
石垣の間の道へ入っていきます。 真直ぐに進んで右手に曲がっていくと車止めがあります。 その手前に左に戻るようにして登っていく山道があります。 「網代弁天山1.3km」の道標も立っていますが、木の陰になって少し見えにくくなっていました。 草が刈られたばかりで歩きやすい道を登っていくと、すぐにT字路がありますが、 道標「城山0.8km・網代弁天山1.8km」に従って右折していきます。
雑木林を過ぎて畑地のそばを通っていくと、 「登山道入口」の案内板の所から4分ほどで桧林に入っていきます。 林に入ってすぐに道が二手に分かれています。 道標もなくて迷いますが、左手へ登っていきます。
5分ほど登っていくと尾根筋に着きます。 そこから道標「城山0.4km・網代弁天山1.1km」に従って、右手の緩やかな尾根道を進んでいきます。 これまでにあった道標をみていると、城山と網代弁天山までの距離の差がバラバラになっていますが、 余り気にぜずにあくまでも目安として理解しておきましょう。 尾根道を4分ほど進んでいくと、横木の階段が現れます。 今回のコース中では最もきつい所ですが、それほどの時間はかからないので、 一歩一歩着実に登っていきましょう。
城山 (標高330m)
横木の階段を5分ほど登っていくと道はなだらかになります。 道標「網代弁天山0.8km・武蔵増戸駅2.3km」に従って右手へ進んでいくと、すぐに城山の山頂に着きます。 小峰緑地の入口から50分ほどで到着です。 山頂の周りには雑木が生い茂っていて展望は余り期待できませんが、 小広くなっていて腰掛代わりに輪切りの丸太も幾つか設置されているので、 ここで小休止していきましょう。 ここは15世紀ごろに城があった場所のようで、その解説と想定図が立っています。
網代城跡
15世紀中頃、農山村の地侍(武士)たちは、農山村民らの指導者として各地に村単位の自営権力を保持し、 南一揆と呼ぶ武装集団を成立させていた。この山城は、そうした者たちによって利用されていたと考えられている。 この様な山城は村人らの兆散(領主の重税などからのがれる)の場としても使用されていた。 16世紀中頃、八王子の滝山城に入城した戦国大名北条氏照により南一揆は解体し、 網代城は滝山城の支城として再び役目を果したと考えられている。
輪切りの丸太の右手から、雑木林の中の急坂を降っていきます。 一旦は緩やかになりますが、再び急な降りになります。 降りきると鞍部に着きます。 道が三方向に分かれていますが、 道標「網代弁天山0.5km・武蔵増戸駅2.0km」に従って、一番左手の道を進んでいきます。
3分ほど進んでいくと広い尾根道に出ます。 道標「弁天山山頂0.1km」に従い、鋭角に右折して広い道を進んでいきます。 すぐに横木の階段が現れますがほんの少しで終わります。
弁天山 (標高292m)
先ほどの分岐から3分ほどで弁天山の山頂に着きます。
山頂は狭くて岩がごろごろしていますが、眼下に広がる展望を楽しみましょう。 天気が良ければ、立川や新宿までも見えるとのことです。
休憩所
弁天山の山頂の先へ降っていくことも出来ますが、 今回は先ほどの分岐まで戻って尾根道を進んでいきます。 分岐の50mほど先にテーブルとベンチが設置された休憩所があります。 その前方は樹木が途切れていて展望がよくなっています。 弁天山の山頂で狭い思いをしたら、ここで休憩していきましょう。 ここにも「かたらいの路」の案内図があるので参考にしましょう。 終着地点の上戸吹バス停の手前から秋川駅へ向かう道が計画されているようですが、 まだ整備されていないとのことです。上戸吹バス停は仮の終着地点ということのようです。
山はみんなのたからもの みどりをたいせつにしようね
 (増戸小学校)
ごみを捨てるな
缶やごみ、持ち帰りましょう
休憩所を後にして1分ほど進んでいくと「花見山入り口」の立札がありました。 「250m 歩4〜5分」とのことなので、ちょっと立ち寄っていきましょう。
花見山
軽い登り降りを数回繰り返しながら雑木林の中の山道を進んでいくと、5分ほどで花見山に着きます。 「花見山頂上」の標識と、1968年当時の花見山からの眺めが写真展示されていました。 雑木が育っていて視界が遮られる部分はありますが、五日市の街並みが見渡せます。
山をきれいに
ゴミは持ち帰ろう
 (六三会)
元の尾根道に戻って1分ほど進んでいくと分岐があります。 正面の細い道を10mほど行くと、大きな杉の木の袂に八雲神社があります。 素戔鳴尊と迦具土之神を祀った小さな祠です。 道標「武蔵増戸駅1.7km」に従い、右手の石段を降っていきます。
つつじの枝を折ったり、他の植物を持ち帰ることはやめて下さい。
 (あきる野市観光課)
石段を降っていくとT字路があります。 そばに「網代弁天山園地案内図」があるので参考にしましょう。 案内図によると、先ほどの弁天山の先から降っていくと、 弁天洞窟・貴志嶋神社を経てここに来られるようです。 左手は武蔵増戸駅への道ですが、道標「貴志嶋神社0.2km」に従って右手の道を進んでいきます。
貴志嶋神社
広くてなだらかな道を1分ほど進んでいくと貴志嶋神社があります。 正面の上に由緒などが記されていましたが、文字が擦れていて読めない部分もありました。 400年以上の歴史を持つ神社のようです。
御祭神事歴
御祭神 市杵嶋姫命
市杵嶋姫命は亦の御名を挾依姫命と申ます。 此命は天照大神と素戔雄尊と釼玉の御誓遊され、天照大神様が素戔雄尊の佩せる十拳の釼を乞渡し 三段に打折り、之を水に漬して口中に含み、空中に御吹遊されし時に挾霧の中に 生出ませる御神まして、往古より言い傅ふるに、福徳を興へらるるには 此神を祈願するに如かすと申し有ります。
由緒
創立年月詳ならずと云うも、古老の申傅に依れば、足利尊氏御母堂の堂の 守護神として勧請したるものにて、其後左馬頭頼氏公の再興なりと云へり。
境内坪数 百七十五坪
氏子区域 増戸村網代
弁天公園内にて焚火禁止
 (網代自治会、五日市町役場観光課、秋川消防署)
弁天洞窟
神社の先の山道を2分ほど進んでいくと、右手の崖に弁天洞窟があります。 洞窟の中を覗いてみましたが、暗くてよく見えませんでした。
貴志嶋神社 石造大黒天像
総高35cm、総幅28cm、伊奈石製。 背面に「文明9年(1477)丁酉閏正月六日」の紀年銘が刻まれている。 本洞窟は貴志嶋神社(弁財天社)の「奥の院」に当り、 洞内には現在毘沙門天石像(無銘)もある。 おそらく主尊としての弁財天像もあったと推定される。 当大黒天像は素朴さの中に雅味があり、中世以来の弁財天信仰の証としても貴重である。
 (あきる野市教育委員会)
貴志嶋神社まで引返し、正面にある石段を降っていきます。 先ほどの分岐まで戻って「かたらいの路」を先へと進んでいっても、この先で合流します。 石段を降りきると杉林の中のゆるやかな道が続きます。
天王澤
数分すると開けた場所に出ます。 立て看板によると天王澤というようです。 狭い谷筋に細い道が続いています。 道端には季節の草花が沢山咲いていました。 谷筋を過ぎると、畑地の脇の細い道をいくようになります。
右手に溜め池をみて細い道を登っていくと、簡易舗装された道に出ます。 その道を道なりに降っていくと分岐があります。 道標によると、左手から降ってくる道は、先ほどの分岐からの「かたらいの路」のようです。 ここを右折して、あきる野市消防団の建物を過ぎていきます。
50mほどで車道に出ます。 そこを右折して進んでいきます。 150mほど先で右へカーブしていく所に、左へ入っていく道があります。 少し先には「二条城4.5km」の道標が立っているので、この道を進んでいきます。
弁天橋
200mほど進んでいくと広場があり、その先に弁天橋があります。 この橋は歩行者専用で、車輌通行止めになっています。 深い谷に架かる橋で、見下ろすと結構スリルがあったりします。 そばには「かたらいの路」の案内図があるので、これからのコースを確認しておきましょう。
弁天橋を渡っていくとT字路があります。 道標がなくてどちらへ行けばいいのか迷いますが、左手へ進んでいきます。 山田大橋キャンプ場のLOG VILLAGEへのゲートを分けて小さな橋を渡っていきます。 正面に高架橋が見えてきた所のT字路を、道標「二条城4.1km」に従って右折していくと車道に出ます。 車道を渡って正面に続く道を進んでいきます。
石段を登っていくと県道61号(山田宮の前線)の交差点に出ます。 道標「二条城4.0km」が、前方の網代トンネルの方向を指しています。 正面の歩道を渡ったすぐ右手にある道を登っていきます。
坂道を登りきると、左右にはゴルフ場が広がっています。 簡易舗装された道を15分ほど進んでいくと十字路があります。 道標「二条城2.8km・秋川駅6.7km」に従って、正面の道を進んでいきます。
ゴミ等の投棄禁止
ここはゴミを捨てる場所ではありません。 捨てた者は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」により固く罰せられます。
 (あきる野市役所)
雑木林の中に、広くて緩やかな尾根道が続きます。 しばらく舗装道路を歩いてきたので、土の道になって何だかホッとした感じがします。
ひろげよう 森への感謝と 防火の輪!
山火事注意
 (森林国営保険、東京都、東京消防庁)
雹留山
道標「上戸吹バス停3.8km・二条城2.7km」を過ぎ、東京サマーランドへのゲートを分けていきます。 尾根道を8分ほど進んでいくと、少し広くなった小高い場所に着きます。 ベンチも二つ設置されています。 標識などは見当たりませんでしたが、先ほどの「かたらいの路」の案内図からすると、 ここが雹留山のように思われます。 ちょうど昼時になったので、ベンチに腰を掛けて昼食タイムにしました。
食事と休憩をしたら、更に尾根道を進んでいきます。 途中で何ヶ所か私道が分かれていきますが、そのまま緩やかな尾根道を進んでいきます。
この自然歩道は、地主の方々のご協力により設置されました。 利用者は以下のことを守って下さい。
1.コースを外れて歩かないこと
2.林内の樹木等を大切にすること
3.ゴミは持ち帰ること
4.山火事に注意すること
 (東京都)
燃やすまい 水のふるさと 緑の資源
山火事注意
 (森林国営保険、東京都、東京消防庁)
送電線の鉄塔のそばを過ぎ、道標「上戸吹バス停2.8km・二条城1.7km」を過ぎていくと、 雹留山から15分ほどで広場があります。
広場から更に6分ほど尾根道を進んでいくと分岐があります。 正面の道はサマーランドロッジへの道で、道標「上戸吹バス停2.1km・二条城1.0km」に従い、 右手の道を進んでいきます。直ぐに分岐がありますが、二条城を目指してそのまま進んでいきます。 広くて緩やかな尾根道はここで終わり、これからは谷筋の細い道になります。
谷筋を6分ほど進んでいくと、左手にお地蔵様が2体立っていました。 その間にある階段を登っていくと小さな祠があります。 祠の中には仏像が1体安置されていました。
祠から元の道に戻って更に進んでいきます。 両側に笹が生えたところを過ぎていくと、祠から2分ほどで分岐があります。 正面の道の方がしっかりとしている感じがしますが、 道標「二条城0.3km・秋川駅4.2km」に従って、左手の道を登っていきます。
二条城(根子屋城)跡
坂道を登っていくと、人ひとりがやっと通れるほどの狭い道が続きます。 両側が切り立った崖になっている道を注意しながら進んでいくと、 5分ほどで二条城跡に着きます。 二条城は根子屋城ともいうようです。 小さな祠(八幡宮)とベンチが3つ設置されています。 周りは竹林になっていて展望は得られません。
祠の前から道標「上戸吹バス停1.5km」に従って、竹林の中を降っていきます。 かなり急な坂道で滑りやすいので、十分に注意しながら降っていきましょう。 竹林の中にはタケノコが数多く生えていました。 何故だか、掘り出したタケノコが沢山放置されていました。 間引きでもしているのでしょうか。 腐りかけているのもあったので、捨てられているのでしょう。 食用にすればいいのに、何だか勿体ないような気がしました。
竹林を抜けると畑地に出ます。 正面の民家を巻くように左手へ進んでいくと橋の袂に出ます。 ここを左折して、里の中の道を進んでいきます。
上戸吹西交差点
のどかな里山風景の中を進んでいきます。 途中で分岐もありますが、道標に従って上戸吹バス停を目指して進んでいけば、 迷うようなことはありません。 15分ほどで上戸吹西の交差点に着きます。 信号を渡り、前方の道の50mほど先に上戸吹バス停があります。
上戸吹(かみとぶき)バス停
八王子駅(JR中央線)北口まで、京王八王子駅行きバスにて25分、 土曜日は1時間に1本から2本程度、日曜日は1時間に3本程度の便があります。
道路の反対側のバス停からは武蔵五日市駅行きの便がありますが、便はかなり少ないです。 上戸吹西の交差点を左折してバス道路を歩いていくと、40分ほどで秋川駅(JR五日市線)に着きます。