氷取沢市民の森
散策:2004年03月上旬
【横浜市民の森】 氷取沢市民の森
概 要 横浜市の南部に、円海山や大丸山を取り巻くようにして一団の緑地帯が広がっています。 氷取沢市民の森はその中の一つで、大岡川源流を取り巻く尾根筋に囲まれた森です。 しっとりとした谷と明るい尾根歩きを楽しめます。
起 点 横浜市 氷取沢バス停
終 点 横浜市 氷取沢バス停
ルート 氷取沢バス停…氷取沢市民の森入口バス停…ふじづか休憩所…うばのふところ広場分岐…峯市民の森分岐…円海山…いっしんどう広場…氷取沢分岐…大岡川源流域…おおやと広場…おおやと休憩所…うばのふところ広場…農業専用地区…木の遊び場…なばな休憩所…氷取沢ファミリー牧場…上之橋…氷取沢バス停
所要時間 3時間10分
歩いて... 尾根あり谷ありと変化に富んだ散策を楽しめる広い森で、 瀬上市民の森や金沢市民の森とも接しています。 尾根筋を経て横浜自然観察の森や鎌倉天園まで続くハイキングコースもあるので、 時間があれば足を伸ばしてみましょう。
関連メモ 鎌倉アルプス, 瀬上池, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 大丸山, 瀬上池, 相武尾根, 氷取沢, 相武尾根
コース紹介
氷取沢(ひとりざわ)バス停
金沢文庫駅(京浜急行本線)西口のバスターミナルから、 [107]港南車庫前行きバス、[107]洋光台駅前行きバス,または, [富3]京急富岡駅行きバスにて9分、1時間に4本程度の便があります。
上大岡駅(京浜急行本線、横浜地下鉄1号線)から、 磯子台団地循環バスにて17分、1時間に2本から3本程度の便があります。
洋光台駅(JR根岸線)から、[107]金沢文庫駅西口行きバスにて15分、 1時間に1本から2本程度の便があります。
別ルート
この市民の森へは他からも来ることができます。 港南環境センターバス停から尾根筋へ入るコース、瀬上市民の森を経由して来るコース、 鎌倉アルプスから金沢市民の森を経由して尾根伝いに来るコースなどが代表的です。
バス停から金沢文庫方向へ少し進んだ所に氷取沢交差点があります。 角には「氷取沢市民の森、このさき」と書かれた看板が植え込みの中にあります。 また、氷取沢市民の森の大きな案内図もあるのですが、古くなって剥がれ落ちていて、 よく分からなくなっていました。
この信号を右折して、磯子台団地を目指して坂道を緩やかに登っていきます。 梅の花が咲く氷取沢神社を左手に見ながら進んでいくと、古くなった「円海山周辺市民の森案内図」があります。 この付近の一団の緑地帯のマクロ的な案内図ですが、かなり擦れていて読みづらくなっていました。
氷取沢市民の森入口バス停
少し先にあるT字路を左折し、時計回り方向に団地を半周していきます。 磯子台団地バス停を過ぎていくと、氷取沢バス停から5分ほどで、氷取沢市民の森入口バス停があります。
ここまで、磯子駅(JR根岸線)から1時間に1本程度の便があります。 また、上大岡駅(京浜急行本線、横浜地下鉄1号線)から1時間に2本から3本程度の便があります。 この方面から来る場合には、ここまでバスを利用することができます。
バス停の少し手前に、左手へ入っていく道があります。 正面に電波塔を見ながら坂道を登っていくと、道は左へ直角に曲がっていきます。 その角には「氷取沢市民の森ふじづか休憩所5分」と書かれた道標があります。
かなり急な坂道を道なりに登っていくと、やがて正面に階段が見えてきます。 ここからが氷取沢市民の森になります。 舗装道路はここまでで終わり、これからは土の道になります。
ふじづか休憩所
短い階段を登った所にふじづか休憩所があります。 ふじづか休憩所は、テーブルとベンチが設置されただけの小さな所です。 そばには「円海山周辺の市民の森案内図」があります。 氷取沢市民の森も載っているので、これからのコースを確認しておきましょう。 いつものように一筆書きを考えてみてもいい案が浮かばないので、愚直に散策していきましょう。 先ずは尾根道を通っていっしんどう広場へ行き、そこからビートルズトレイルを経て、 大岡川源流の谷筋へと降っていきます。
円海山・大丸山を歩いてみませんか
この一団の緑地帯は横浜市のみどりの七大拠点のひとつに数えられ、 横浜市では貴重なみどりとなっています。 自然の中をのんびりと散策してみましょう。
 (横浜市、市民の森愛護会)
・自転車はゆっくりと SLOW BICYCLE
・犬はつないで KEEP DOGS ON LEASH
・ポイすて禁止 DO NOT LITTER
ふじづか休憩所からは緩やかな尾根道が続いています。 散策路の右側には椿がびっしりと植えられています。 蕾も大きく膨らみ、開花しているものもかなりありました。
オートバイの乗入れはできません。
コンロの使用 厳禁。
 (氷取沢市民の森)
うばのふところ広場分岐
東京ガスの円海山無線中継所の鉄塔を囲む水色の金網の横を過ぎていくと、 ふじづか休憩所から10分ほどで分岐があります。 ここにも赤と白に塗られた大きな鉄塔が建っています。 左の谷筋を行くと「うばのふところ広場」や「おおやと広場」へ降りていくことができますが、 このまま正面の尾根筋を「いっしんどう広場」を目指して進んでいきます。
峯市民の森分岐
金網沿いに少し進んでいくとT字路があります。 椿の回廊はここで終わりになります。 ここにも「円海山周辺の市民の森案内図」があります。 左手にはNHK円海山FM放送所の施設や鉄塔があります。
右手に降っていく道は峯市民の森へと続いていますが、このまま正面の尾根道を進んでいきます。 峯市民の森方面から円海山までは簡易舗装された広い道になり、 時折、作業用車輌を見かけたりします。
円海山 (標高153m)
広い道を2分ほど進んでいくとY字路があります。 舗装道路は右手へと登っていきます。 この先の小高い所が円海山の山頂になります。 金沢市民の森にある大丸山に次いで、横浜市で2番目に高い山です。 以前にはここに無線中継所の施設があり、その周囲には広場がありました。 横浜の街並みや東京湾を見渡せる眺めの素晴らしい所だったのですが、 今ではその施設もなくなり、往時を偲ぶかのように展望台のようなものがひとつだけ残されています。 周りは柵が張り巡らされていて立ち入り禁止になっています。 なんとも残念です。またいつの日にか一般に公開されることを願わずにはいられません。
円海山の手前のY字路から左手に続く尾根道を進んでいきます。 ここからは再び土の道になります。 なだらかで広い道が続いています。
火の元は まさかと思う 投げ煙草
ヨコハマさわやか運動
 (磯子消防署、磯子火災予防協会)
いっしんどう広場
3分ほど進んでいくと「いっしんどう広場」に着きます。 テーブルやベンチがいくつも設置された広い場所です。 東屋もあって休憩するのにはいい所です。 この正面は瀬上市民の森になります。 手前の樹木が邪魔をしていますが、梢の向うに街並みが見えます。 ここにも「円海山周辺の市民の森案内図」があるので、これからのコースを確認しておきましょう。 右手から左手へと続いている道はビートルズトレイルで、 この一団の緑地帯の背骨に当たる尾根道です。 また、森に関する解説板もあるので、ちょっと勉強していきましょう。
円海山風致地区
円海山風致地区は、円海山・北鎌倉近郊緑地保全区域を中心とし、 栄・金沢・磯子区の3区に広がる地域です。 市内で最も豊富な自然が残されており、横浜市の緑の七大拠点のひとつです。 峯・氷取沢・釜利谷・瀬上そして金沢の五つの市民の森をはじめ、 金沢自然公園や自然観察センターなどがあり、多くの市民に親しまれています。 又、周辺の住宅地も、この自然景観と調和をはかるため、緑を多く取り入れて、 良好な住環境を形成しています。 この地区においては、建築物・工作物の新築・増改築・色彩変更または土地形質変更、 木竹・土石類の採取等を行なう場合は、事前に横浜市長の許可が必要です。
 (横浜市緑政局緑政課)
コン炉の使用禁止、タキ火厳禁
自然を大切にしよう
・歩行中の喫煙等火災の原因になるようなことは御遠慮下さい。
・小鳥や昆虫等の小動物を大切にしましょう。
・付近の畑に入ったり、樹木を傷つけたりしないで下さい。
・ゴミは持ち帰りましょう。(ゴミは自然の土にかえりません)
・犬はきちんとつないで散歩させて下さい。フンは飼主が始末しましょう。
・風紀を乱したり、他人の迷惑になるようなことはやめましょう。
・バイクなどでは、乗り入れないで下さい。
 (横浜市)
【森】 森と人間とのつながり
雑木林 雑木林は、昔から薪・炭や肥料を提供する林として人々の生活を支えてきました。 逆に落葉かきや下草刈りや伐採など人が手を入れると陽の当たる地面には多くの植物がはえ、 昆虫をはじめ様々な生き物が集まる豊かな林になりました。
針葉樹林 スギ・ヒノキは、家や道具の材料として盛んに植林されてきました。 円海山にも多くのスギ林やヒノキ林が残っていますが、最近は林業にかかわる人が減って 放置される林が増えています。
常緑広葉樹林 今、円海山には落葉樹や常緑樹などいろいろな種類の木が生えています。 しかし人が手を入れないでいると、いづれは森全体が常緑広葉樹の林に変わっていきます。
森は古くから人間の生活に密接にかかわってきました
「枝を切っては又育つのを待って切る」を繰り返す。 半永久的なエネルギー資源となります。
昔は炭焼き小屋がどこにもありました。 炭は最近では水の浄化にも使われています。
落葉 腐ると自然に良い土になり、家畜の糞とあわせて田畑の肥料をつくったりします。
森林浴をしてみよう
スギやヒノキの林を歩くと良い香りがします。 これは「フィトンチッド」とよばれる殺菌作用のある成分のためで、体にもよいとされています。 思いきり息を吸い込み、森林浴してみましょう。
森と水と土
日本の森林面積は約263,000ku、平均1cmの水がしみこんでいるとしても約25億トンもの水が その土にたくわえられているのです。 30%は蒸発して又雲をつくり、70%は森の柔らかい土に吸収され地下に浸透して、 時間をかけて流れ出ます。
 (横浜市)
いっしんどう広場の左手にある東屋の前を抜けて、ビートルズトレイルを進んでいきます。 なだらなで広い尾根道が続いています。 これまでにも何度となく通った道ですが、歩く度に新鮮な気持ちになれる所です。 2分ほど進んでいくと、大丸広場や瀬上池への道が右手に分かれていきます。
氷取沢分岐
瀬上池への分岐を過ぎた先に、少し広くなった場所があります。 鎌倉天園へ続く尾根道と氷取沢へ降る道との分岐です。 ここにも「円海山周辺の市民の森案内図」があります。 そばには「ガールスカウトの森」という区画があります。 横浜南地区のガールスカウトが世話をしている森だそうです。
セミの一生を知っていますか?
アブラゼミの一生
・成虫が枯れ枝に卵を産みつける。
・ふ化した幼虫は地面にもぐり、木の根の汁を吸って大きくなる。
・6年後に地面からはい出てくる。
・木に登り羽化して成虫になる。
・成虫になってから、たった2週間しか生きられません。
ニイニイゼミチィーーー6月下旬〜9月上旬
ヒグラシカナカナカナ7月上旬〜9月下旬
アブラゼミジィージィー7月中旬〜9月下旬
ミンミンゼミミーンミンミンミー7月下旬〜10月上旬
ツクツクボウシオーシーツクツク7月中旬〜10月下旬
お願い
・歩きながらの喫煙、投げ捨ては絶対にしないで下さい。
・たき火、火あそび(花火など)は絶対にしないで下さい。
 (氷取沢市民の森愛護会、横浜市南部農政事務所、ガールスカウト横浜南地区)
尾根道はこの先もずっと続いていますが、 道標「おおやと広場・氷取沢市民の森」に従い、左手の道を降っていきます。 少しして谷筋を行くようになると、杉林の中に続く横木の階段が現れます。
やがて杉林も終わって、雑木林の中の道を降っていきます。 次第にしっとりとした谷筋の雰囲気が出てきます。 道の脇にある柵は作り直されている途中のようで、気をつけるようにとの注意書きがありました。
気をつけてとおってください。
危険ですので近寄らないでください。
 (南部農政事務所、市民の森愛護会)
大岡川源流域
やがて道はなだらかになってきます。 尾根から5分ほど降ってきた所の小さな木橋のそばに「大岡川源流域」と記された標柱が立っていました。 大岡川は、笹下川や日野川を合わせて、桜木町を経て横浜港へと注いでいる川です。 ここからは、大岡川の源流に沿って進むようになります。
2分ほど進んでいって小さな木橋を渡ると、広くなった谷戸に着きます。
歩行禁煙運動実施中
すいいがらのない町 さわやか僕の町
 (磯子消防署、磯子火災予防協会)
野山の緑を大切に
生物保護区につき立入禁止
 (氷取沢市民の森愛護会、横浜市)
マムシ(毒へび)に注意。
 (氷取沢市民の森)
どんなヘビがいるのでしょう?
ヘビはカエルやネズミなどの小動物を食べています。 ヘビがいる森はそれだけ生き物がたくさんいる豊かな森といえます。
マムシ45〜60cm大きな三角頭とドーナツ模様が特徴。卵ではなく直接、子供を生む。毒ヘビ。
ヤマカガシ60〜120cm水田や水辺に住む。黒や赤の模様はヤブや枯草にまぎれ目立たない。口の奥の牙に毒がある。
アオダイショウ150〜230cm河原や農地など人家近くに住み、作物を荒らすネズミを食べるので大切にされた。成長するとたてじまがでる。
シマヘビ100〜120cm平地から山地にかけて広くみられる。目が赤く、胴に4本のたてじまがある。
(注)道をはずれるとヘビが多いので、決められたところを通って下さい。
ここからしばらくは、せせらぎに沿って木道が続いています。 自然環境の保護のためにも、木道から外れて歩くのはやめましょう。
守ろう・大切な自然
横浜市では自然と生き物にふれあう事業を進めています。
ゲンジボタル
古くから日本人に親しまれたゲンジボタルですが、 開発により都市周辺部ではほとんど見られなくなりました。 卵から成虫まで、発光します。
ゲンジボタルの一生
・成虫の命は7日前後と短い。
・およそ500個の卵を、川岸のコケに産み付ける。
・卵は約30日で幼虫になり、水の中に入る。
・幼虫は水中でカワニナを食べて成長する。
・山吹の咲く頃(桜の散る頃)、川岸に上陸し、土の中でサナギになる。
・50日ほどでサナギは成虫になり、光ながら飛ぶ。
 (横浜市緑政局)
少し進んでいくと広場があります。 名前は特にないようですが、テーブルやベンチが設置されています。 新緑の頃には、おいしい空気を胸いっぱいに吸いながら休憩するのにいい場所です。
広場の先の小さな木橋を渡って、小川の右岸を進んでいきます。 谷筋に木道が続いています。
散策路・広場以外の立ち入りはできません。
 (横浜市緑政局)
御注意
この地区は、円海山近郊緑地特別保全地区に指定され、 横浜市内では数少ない緑地になっております。 緑地を大切にするため、次のことを守って下さい。
1.樹木を切ったり抜いたりしない。
2.たき火をしたりタバコを棄てたりしない。
3.ゴミなどをすてない。
 (横浜市緑政局計画課)
守ろう・大切な自然
横浜では自然と生き物にふれあう事業を進めています。
ムクドリ 白い顔に黒っぽい体。オレンジ色のくちばしと足。飛ぶと腰と尾の先の白がよく目だつ。
ヒヨドリ ヒーヨ、ヒーヨという鋭く大きな声でよく鳴く。尾が長く体つきはスマート。
ツバメ 光沢のある濃紺の背と白い腹のコントラストがきれい。細く2つに分かれた燕尾が特徴。
メジロ スズメより小さな黄緑色の小鳥。名前のように目に白い輪がある。動きは早くすばやい。
シジュウカラ 白と黒のコントラストがきれいな小鳥。白い腹にはネクタイのような模様が目だつ。
キジバト デデッポッポポーと、のどかに鳴く。首筋に青い斑点が目だつ。
オナガ 名前のように長い尾。黒い頭に、水色の背、翼、尾がきれい。リューイなどと鳴く。
キセキレイ 黄色い腹がきれいなセキレイの仲間。スマートな体で尾をリズミカルに振るのがクセ。
ヨシノボリ 川の中流から上流、湖沼で生活をする。頭が大きく、体には不規則な模様がある。
コイ 池や河川の下流で生活する。黒っぽい体に大きめの口、太いヒゲがある。
オニヤンマ
 (ヤゴ)
日本でもっとも大きなトンボの幼虫で、水中で生活し、直腸の内側に鰓があり呼吸する。
ミズキ 荒れ地にまっさきにはえてくる木。[花期]5月〜6月、[果期]10月〜11月
クヌギ 日本一りっぱなドングリ。[花期]4月〜5月、[果期]10月
ケヤキ ホウキ形の雄大な樹形。[花期]4月〜5月、[果期]10月
コナラ 雑木林の代表種。秋の紅葉が美しい。[花期]4月〜5月、[果期]10月〜11月
 (横浜市緑政局、監修:(財)日本野鳥の会)
おおやと広場
木道を3分ほど進んで小さな木橋を渡ると、おおやと広場に着きます。 小川に沿って続くとても広い場所です。 広場の中ほどに東屋がひとつ建っています。 テーブルやベンチも設置されています。
ゴミをすてない。 川をよごさない。 クズカゴまで95mです。
サバイバルゲーム禁止。
 (氷取沢市民の森愛護会、横浜市)
自然の循環 森の大切さ
自然界ではいろいろな物質が移動したり、集められたりして循環をくり返しています。 森林でも海でも川でも、自然は自分で自分を養うすばらしい循環システムによって保たれています。
葉っぱは、光合成をして大気をきれいにしています。動物がはきだす炭酸ガスを酸素にかえています。
植物は、水や空気や光、そして土の栄養分で大きくなります。
落ち葉や枯れ木などが腐って、やわらかく栄養分が多い土になります。土壌動物やキノコたちが働きます。
鳥や虫などでは、花粉や種子を運んで、植物が実をつけるのを手伝います。
木ノ実や草、花の蜜などは人間や森の動物、虫たちの食べ物になります。
動物のふんは、植物の栄養分になります。
雨水は木々の根や柔らかい土壌に蓄えられ、ゆっくりと地下にしみこんでいきます。
しみこんだ水は時間をかけてわき水になり、川や海へと流れていきます。
川や海の水は蒸発してまた雲をつくります。
この円海山のまわりの森でも、水や土や植物から昆虫、小動物にいたるまで、 環境全体として調和を保ちながら生きているのです。 この地域は「円海山近郊緑地特別保全地区」に指定されています。
 (横浜市)
小さな木橋を渡って、おおやと広場の中を進んでいきます。
貴重な自然を守りましょう
出ます … まむし
捨てません … たばこ
しません … 火遊び、焚火
 (磯子消防署、氷取沢市民の森愛護会、横浜市緑政局)
やがて道が二手に分かれている所に着きます。 ここまでが「おおやと広場」です。 正面の道は農業専用地へと続いていますが、 先ずは道標「うばのふところ広場・峯市民の森」に従って、左手の道を登っていきます。
おおやと休憩所
山道を登り始めたすぐの所で、右手に入っていく道があります。 そこを入っていくと、おおやと休憩所があります。 テーブルやベンチもいくつか設置されています。 周りには満開の梅の花も咲いていて、天気のいい昼下がりには日向ぼっこでもしていたい気持ちになります。 ここに氷取沢市民の森案内図があります。 以前訪れたときにはしっかりとしていたのですが、今回は剥がれて下に落ちてしまっていました。 最初の氷取沢バス停そばにある案内図もそうでしたが、そろそろ全面的な改修時期に来ているようです。
おおやと休憩所を後にして、横木の階段を登っていきます。 4分ほど登っていくと、右手に階段が分かれていきます。
うばのふところ広場
短い階段を登っていくと、うばのふところ広場があります。 山の斜面にあってそれ程の広さはありませんが、広さの割りにはテーブルやベンチが沢山設置されています。 ここにも氷取沢市民の森案内図がありますが、ここの案内図はまだしっかりとしていました。
うばのふところ広場から左手にある山道を進んでいきます。 しばらくは緩やかな道が続きますが、その内に急な横木の階段が現れます。 その階段を登りきると、ふじづか休憩所から続いている尾根道に出ます。
おおやと広場に戻って、正面の道を小川沿いに進んでいきます。 すぐに車止めが現れ、おおやと広場の出口になります。 ここにも「円海山周辺市民の森案内図」があります。
円海山・大丸山を歩いてみませんか
円海山と大丸山を中心とする緑地は、市内でも最大クラスのまとまった緑地として多くの自然を残しています。 古くから親しまれてきた金沢文庫から鎌倉天園にまでつながる六国峠ハイキングコースをはじめ、 自然観察センター・金沢動物園等があり、地域の人々に親しまれています。
 (横浜市)
自然を大切にしよう
・歩行中の喫煙等火災の原因になるようなことは御遠慮下さい。
・小鳥や昆虫等の小動物を大切にしましょう。
・付近の畑に入ったり、樹木を傷つけたりしないで下さい。
・ゴミは持ち帰りましょう。(ゴミは自然の土にかえりません)
・犬はきちんとつないで散歩させて下さい。フンは飼主が始末しましょう。
・バイクなどでは、乗り入れないで下さい。
 (横浜市)
山への立入禁止
利用者の皆様へ
市民の森の中で沢の流れを人工的に変えたり樹林地の中に広場を作ったりする行為や、 園路以外の道から山に入り事故になるケースが見られます。 利用は園路以外の山への立入りは禁止しています。 マナーを守って利用して下さい。
 (氷取沢市民の森愛護会、南部農政事務所)
車止めの越えて、両側に金網が続く道を進んでいきます。 椿の花を見ながら進んでいくと、やがて農業専用地区に着きます。 以前にはこの左手に氷取沢市民の森案内図があったのですが、 今回はすっかりと剥げ落ちてしまっていました。
市民の森ご利用の皆様へ
トイレ利用についてのお願い
事前に案内看板等で市民の森のトイレの位置を確認し、楽しく散策しましょう。 この付近のトイレは「氷取沢神社の横」にあります。
 (氷取沢市民の森愛護会、横浜市南部農政事務所)
農業専用地区
浅い谷筋にある農業専用地区には畑が広がっています。 このまま広い農道を進んでいくと氷取沢ファミリー牧場がありますが、 そこは最後に訪れることにして、先ずは「なばな休憩所」を訪ねます。
氷取沢農業専用地区
ここは、横浜市の農業専用地区に指定されています。 農業専用地区は、優良な農地を計画的に保全し、積極的に農業の振興をはかることによって、 新鮮な農産物の供給を増進させるとともに、緑の環境として市民生活にうるおいを与えるものです。 緑豊かな住みよい街づくりのため、都市農業の発展に皆様のご理解とご協力をお願いします。
 (横浜市緑政局)
ここは横浜市の指定した農業専用地区です
優良な農地を保全し、新鮮な農作物と、緑の環境を提供してくれる大切な場所です。 農作物にいたずらをしたり、農作業の迷惑にならないように十分注意しましょう。
 (横浜市緑政局南部農政事務所)
農業専用地区に出て少し進んだ所に分岐があります。 そばには「円海山周辺市民の森案内図」があるので参考にしましょう。 道標「なばな休憩所」に従って、右手の細い道を進んでいきます。
畑のそばの細い道を進み、緑のトンネルをくぐって階段を降っていくと小さな木橋があります。 この小川は「氷取沢小川アメニティ」になっています。 橋を渡った右手にはコンクリート舗装された広い道が続いています。 この道を進んでいくと、横浜横須賀道路の下をくぐって、金沢自然公園の「しだの谷」へ行くことができます。 なばな休憩所へは、正面にある山道を登っていきます。
氷取沢小川アメニティ
皆さんが楽しく水遊びができるようにつくった小川です。 生きものや植物をかわいがってください。 雨の日は水が多くなりますので気をつけましょう。 ゴミは持ち帰りましょう。
 (磯子土木事務所)
ホタルのすむ水辺
このせせらぎは、道路建設にあたって、自然保護のため小さな生き物たちがすめる水辺を確保しようと、 人工的につくったものです。水路の形状には変化をもたせ、ホタルやトンボ・カエルなど、 いろいろな生き物たちがあつまるように工夫してあります。 このホタル水路は、金沢市民の森を水源として、 大雨などの洪水時でも一定の水が流れるようなしくみになっています。
ゲンジボタル
体長12〜18ミリ
飛翔時期5月下旬〜7月初旬
観察しやすい
時間帯
19:30〜21:00
ピーカ・ピカとゆっくり息づくように発光する
公布北海道を除く日本全域。小川などの流れのある水辺
えさカワニナ
特徴成虫は6月中旬頃に最も多く発生。時に、雄は群れを成して一斉に発行する同時明滅が見られる。
ヘイケボタル
体長7〜10ミリ
飛翔時期6月〜8月下旬
観察しやすい
時間帯
19:30〜21:00
チカチカとまばたきするように発光する
公布日本全域・朝鮮半島・東シベリア。おもに田んぼや休耕地の湿地
えさモノアラガイなどの巻き貝
特徴成虫は6月から8月にかけて長期間発生。ゲンジボタルよりも環境の変化に強い。
 (横浜市、日本道路公団)
木の遊び場
横木の階段を登り山道を進んでいきます。 かなり急な所もありますが、5分ほどで尾根筋に着きます。 木製の遊具がいくつか設置されている広場になっています。
木の遊び場
ここの遊び場は、氷取沢市民の森の間伐材(スギ)を使い、市民の手づくりで設けました。
 (氷取沢市民の森愛護会、横浜市)
なばな休憩所
木の遊び場からは緩やかな尾根道になります。 2分ほど進んで正面が明るくなると、なばな休憩所に着きます。 杉林の中にテーブルやベンチがいくつも設置された場所です。 木が生えているので、あまり広いという印象はありません。 「なばな休憩所」という標柱もありましたが、折れて倒れていました。
犬はつないで散歩させましょう
 (氷取沢市民の森愛護会、横浜市)
正面は開けていて、横浜横須賀道路の釜利谷料金所を一望できます。 道路の向こう側に見えているこんもりとした山は、釜利谷市民の森の「こがね広場」のある森です。 この横浜横須賀道路ができる前には、ひとつながりの森だったことが伺われます。 森の更にその先には、能見堂緑地・房総半島・八景島・金沢文庫・夏島・観音崎・猿島・野島・三浦半島などを 遠くに望むことができます。
なばな休憩所の前から左手に続くなだらかな尾根道を降っていきます。 途中で、道の両側に水仙が植えてある所がありました。 まだ季節ではないのか、ほとんどは蕾のままでしたが、花が咲いているのもありました。
山火事を予防しよう、歩行中禁煙
自然を保護しよう、植物採取禁止
 (氷取沢市民の森)
なばな休憩所から8分ほど降っていくと、正面に木製の車止めがあります。 その先で道が二手に分かれています。 道標「氷取沢バス停」は右手の椿が咲く狭い坂道を示しています。 左手の道には道標がありませんが、いずれの道を選んでも、最終的には同じ「上之橋」に出ます。 今回は氷取沢ファミリー牧場へ寄っていくため、左手の道から農業専用地区へと進んでいきます。
オートバイの乗り入れ禁止
 (氷取沢市民の森)
市民の森利用者の皆様へ
ヤマイモ堀りなどにより市民の森が荒れています。 植物の採取は禁止です。 マナーを守って利用しましょう。
 (横浜市緑政局)
氷取沢ファミリー牧場
農地の真ん中に続く道を進み、突き当たりのT字路を左折していくと、 農道の左手に、黄色く塗られた氷取沢ファミリー牧場があります。 ポニーやサラブレッドに乗馬したりエサをやったりすることができます。 バーベキューができる場所もあったり、エミューやヤギやアヒルなどがいたりします。
(後日の2009年7月に訪ねた時には、アルパカとウサギだけしか見かけませんでした)
氷取沢ファミリー牧場
 定休日 毎週金曜日
 営業時間 10:00〜16:00
注意
サラブレッドは咬みますので、餌ヤリ以外は近づいたり触れたりしないで下さい。
上之橋
牧場を後にして農道を引返して真直ぐに進んでいくと、やがて上之橋があります。 先ほどの分岐を右手に降っていっても、ここに出てきます。 ここから、橋の袂にある道標「氷取沢バス停400m」に従って、小川に沿って住宅地を進んでいきます。 バス道路に出て左折して氷取沢神社の前を過ぎていくと、氷取沢交差点があります。 その先のすぐの所に氷取沢バス停があります。
ボクたちの手できれいな川にしよう
 (氷取沢町内会、横浜市下水道局)
氷取沢(ひとりざわ)バス停
金沢文庫駅(京浜急行本線)まで、 [107]金沢文庫駅西口行きバス,または,[富3]金沢文庫駅行きバスにて9分、 1時間に4本程度の便があります。
上大岡駅(京浜急行本線、横浜地下鉄1号線)まで、 上大岡駅行きバスにて17分、1時間に2本から3本程度の便があります。
洋光台駅(JR根岸線)まで、[107]洋光台駅前行きバスにて15分、 1時間に1本から2本程度の便があります。