三保市民の森
散策:2003年12月下旬
【横浜市民の森】 三保市民の森
概 要 三保市民の森は、新治市民の森・横浜動物の森公園・四季の森公園と共に、 横浜市北部の一大緑地帯を形成しています。 広い森の中に続くプロムナードでは、深い森に迷い込んだような雰囲気を味わえます。
起 点 横浜市 三保市民の森バス停
終 点 横浜市 三保市民の森バス停
ルート 三保市民の森バス停…三保平…ほおじろ休憩所…ひわ休憩所…しじゅうから休憩所…きじが原…ひよどり休憩所…やまばと休憩所…おなが休憩所…こじゅけい休憩所…天狗の踊り場…小鳥のオアシス…かるがも休憩所…うぐいす休憩所…三保平…三保市民の森バス停
所要時間 2時間20分
歩いて... 訪れた日には、前夜に降った雪で薄っすらと雪化粧をしていました。 休憩所をつなぐ散策路がいくつも設定されています。 案内図には載っていない散策路もあるようなので、目的地と道標をよく確認しながら歩きましょう。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
三保市民の森(みほしみんのもり)バス停
中山駅(JR横浜線)の南口バスターミナルから、 [横52]横浜駅西口行きバス、[間02]鶴間駅東口行きバス,または, [中53]鶴ヶ峰行きバス行きバスにて9分、 1時間に1本から2本程度の便があります。
バスを降りると、道路の向かい側に駐車場があります。 そこに市民の森の案内板があるので参考にしましょう。
三保市民の森
 所有地 緑区三保町500番地先
 面 積 約39ヘクタール
 管理団体 三保市民の森愛護会
市民の森の利用マナー
土地所有者の善意の尊重
市民の森は、土地所有者の善意により、期間を定めて緑地として整備し、 利用させてもらうものです。市民の森の利用者の皆様は、このことにご理解いただき、 所有者の善意を十分尊重し、たいせつにご利用ください。
利用時間・区域を守ろう
市民の森の利用時間は原則日没までです。また利用区域は右の図で表示した散策路及び 広場のみです。それ以外の区域には入らないでください。
たがいに迷惑はかけない
樹林地の中に入り、草花等の採取は禁止です。 また、危険な遊びは他の利用者に迷惑になるのでやめましょう。
みんなで立派な市民の森づくりを
市民の森は土地所有者の方々を中心とした愛護会で、 日頃の維持管理がされていますが、利用者の皆様もゴミは持ち帰るなど、 きれいな市民の森になるようにご協力をお願いします。
バス停の10mほど先に右手に入っていく道があります。 角には「三保市民の森入口」の看板と道標があります。 ここを曲がった所の正面にあるこんもりとした森が三保市民の森です。 前夜に雪が降ったようで、辺りは薄っすらと雪化粧をしていました。
森の手前で道が二手に分かれます。 正面の細い道は市民の森の北側に続く谷道ですが、 先ずは左手に続く尾根道を歩いて行きましょう。 ここにも市民の森の案内板があります。 かなり広い森なので、地図を見ながら、予め散策順序を決めてから歩き出しましょう。 この森にある休憩所には小鳥の名前が付けられています。 小鳥を紹介する案内板もあるので、それらの休憩所を次々と訪ねていきましょう。
新治・三保風致地区
新治・三保風致地区は、緑区南部から旭区に広がる豊かな自然が残された地域です。 三保市民の森を中心とした丘陵地には広大な樹林地が広がり、横浜市内に残された数少ない谷戸の 風景を見ることができます。地域を流れる梅田川は鶴見川の源流のひとつであり、 その源流は、ホタルなどが見られる貴重な場所となっています。 また、周辺の住宅地もこの自然景観と調和をはかるため、緑を多く取り入れて 良好な住環境を形成しています。 この豊かな自然と住環境を維持していくため、この地区において建築物・工作物の 新築・増改築、色彩変更、土地形質の変更、木竹・土石類の採取等を行う場合は、 事前に横浜市長の許可が必要です。
 (横浜市緑政局緑政課)
前夜に降った雪が朝日を浴びて融け、水蒸気となって立ち昇っていました。 ちょっと幻想的な光景でした。 左手には「新散策路」が分かれていますが、このまま広い道を三保平へと進んでいきます。
サバイバルゲーム厳禁!
ここは市民の森です。 他の利用者に迷惑のかかる行為は厳禁です。
 (市民の森愛護会、横浜市緑政局)
市民の森では園路以外の場所へは立入らないで下さい。 尚、植物の採取は禁止!!
 (三保市民の森愛護会)
三保平
少し行くと、右手に広い三保平があります。 広場には前夜の雪がまだ一面に残っていました。 テーブルやベンチもいくつか設置され、東屋もあります。
この付近に空缶・空ビン・弁当残り等を置いて帰らないで下さい。 ゴミ置き場ではありません。 あなた自身のために持参した飲食物の空容器です。 自分で必ず持ち帰りましょう。
 (三保市民の森愛護会)
来園される皆様にお願い
楽しく気持ち良くこの広場を利用出来る様、 ゴミ「空缶・ビン・弁当の容器等」は必ず責任をもって持ち帰りましょう。 市民の森利用のマナーの向上に務めましょう。
 (三保市民の森愛護会)
三保平の先で道が二手に分かれます。 右の細い道は「うぐいす休憩所」への谷道ですが、このまま左手の尾根道を進んでいきます。
守ろう・大切な自然
横浜では自然と生き物にふれあう事業を進めています。
シロスジカミキリ 灰色の体に黄色いすじがあり、長い触角の大きなカミキリ。キイキイという音を出す。
アブラゼミ 茶色の大きなセミ。数も多く、夏になると「ジリ、ジリ、ジリ・・・・・・」とよく鳴く。
アゲハチョウ 黄色と黒の模様がはっきりした大きくてきれいなチョウ。ミカンの仲間の木に卵を生む。
コクワガタ 雑木林で生活する。名前のように小型の黒いクワガタ。牙もあまり大きくない。
ケヤキ ホウキ形の雄大な樹形。(花期)4〜5月、(果期)10月。
コナラ 雑木林の代表種。秋の紅葉が美しい。(花期)4〜5月、(果期)10〜11月。
クヌギ 日本一りっぱなドングリ。(花期)4〜5月、(果期)10月。
ミズキ 荒れ地にまっさきにはえてくる木。(花期)4〜5月、(果期)10〜11月。
ヒヨドリ ヒーヨ、ヒーヨという鋭く大きな声でよく鳴く。尾が長く体つきはスマート。
ムクドリ 白い顔に黒っぽい体。オレンジ色のくちばしと足。飛ぶと腰と尾の先の白がよく目立つ。
メジロ スズメより小さな黄緑色の小鳥。名前のように目に白い輪がある。動きは早くすばやい。
ツバメ 光沢のある濃紺の背と白い腹のコントラストがきれい。細く2つに分かれた燕尾が特長。
オナガ 名前のように長い尾。黒い頭に、水色の背、翼、尾がきれい。リューイなどと鳴く。
シジュウカラ 白と黒のコントラストがきれいな小鳥。白い腹にはネクタイのような模様が目だつ。
キジバト デデッポッポポーと、のどかに鳴く。翼にはウロコ模様、首筋に青い斑点が目だつ。
カワラヒワ スズメ位の緑がかった茶色の鳥。飛ぶと翼の黄色い大きな斑点がぱっと目だつ。
 (横浜市緑政局)
尾根道は森の中へと入っていきます。 前夜に降り積もった梢の雪が融け、雨のようになって落ちてきます。 外は良い天気なのにこの森の中だけは雨、そんな不思議な体験でした。
あなたは山火事の恐ろしさを知っていますか。 歩きながらのたばこはやめましょう!
 (三保市民の森愛護会)
ほおじろ休憩所
尾根道をしばらく行くと「ほおじろ休憩所」があります。 休憩所には、看板・小鳥の解説板・地図・ベンチ二つがあります。 この他の休憩所も同じような構成になっています。
【ホオジロ】 Emberiza cioides
全国で見られ、明るい林や草原を好む。スズメ大の鳥で茶色の体。 顔は黒と白の斑(雌は褐色と白)チチッチチッと鳴き、 木のてっぺんで胸をそらせてさえずる。
「ほおじろ休憩所」の所でプロムナードが右手に分かれていきますが、 このまま尾根道を進んでいきます。 坂道の上に出ると十字路になっていますが、 道標に従って「ひわ休憩所」を目指して右折していきます。
植物採取禁止
たきびしないでください。
山火事予防
どんな火もいやです。山はみどり好き。
 (神奈川県)
ひわ休憩所
坂道を登っていくと送電線の鉄塔があります。 道が二手に分かれているように見えますが、 鉄塔沿いの道は行き止まりなので、右手の道を進んでいきます。 坂を越えていった所に「ひわ休憩所」があります。
【マヒワ】 Carduelis spinus
主に冬鳥として渡来する。 大きさはスズメよりやや小さい。 林の中で生活し、スギの実などを食べる。 群れで行動することが多い。 チュイーンと鳴く。
先ほどの十字路からこの先までずっとコンクリート製の設備が地中からその頭を覗かせています。 これは送電関連の施設なのか、それとも水路の覆いなのでしょうか。何だかよく分かりません。 柵がしてあるので、この上は通行禁止ということなのでしょう。
一人ひとりが火の用心
たばこの火に注意!
 (横浜ロータリークラブ、緑消防署)
送電線の鉄塔の前の少し広くなった所に出ると、道が二手に分かれています。 右は「かるがも休憩所」への谷道ですが、このまま尾根道を進んでいきます。
マウンテンバイク・馬の、乗り入れ禁止。
 (横浜市)
しじゅうから休憩所
鉄塔の側を過ぎ小さな坂を越えて行くと、住宅が見え始める手前に「しじゅうから休憩所」があります。
【シジュウカラ】 Parus najor
林に普通の鳥で、巣箱をよく利用する。 スズメ大で、よく動きまわる。 黒い頭に白いほお、胸から腹に黒いネクタイ状の模様。 ジュクジュク、ツーピーツツピーなどと鳴く。
駐車場の横を過ぎていくと、やがてT字路に出ます。 ここを左へ曲がるとすぐに柵の向う側の住宅地の道に出られますが、 右折して住宅地沿いの道を進んでいきます。
ダイオキシンの発生が懸念されますので、焼却炉の使用をやめました。 くずかごも撤去しましたので、ゴミは持ち帰るようお願いします。
 (三保市民の森愛護会、横浜市北部農政事務所)
きじが原
住宅地を左手に見ながら、ヒノキが続く道を進んでいくと、「きじが原」があります。 これまでの休憩所とは違い、テーブルなどもいくつか設置されていて、かなり広い場所になっています。 ここにも市民の森の案内板があります。 前夜に降り積もった雪が、朝日を浴びて広場一面に映え、 まるでスキー場のゲレンデにきたような感じがしました。
きじが原
この場所は昭和47年三保市民の森開設の折整備され、 若葉台団地の入居が始まった時点で芝生の部分を拡張し、 来園者の増加に対応して居ります。 カラスに依るゴミの散乱が来園者に不快感を与え、近隣の住人にも大変な迷惑をかけますので、 設置されていた屑カゴを廃止して居ります。 ゴミの持ち帰り、ゴルフの練習の禁止にご協力を!!
 (三保市民の森愛護会)
市民の森利用者の方へ
山林(緑)の保全のため、火の使用は禁止しております。
 (横浜市)
【キジ】 Phasianus colchicus
草原や明るい林、農耕地などに見られる。 尾が長く大型で、主に地上で生活する。 繁殖期に雄は、ケッケーッと鳴き、翼をはばたいて羽音をたてる。 日本の国鳥。
ひよどり休憩所
フェンス沿いの道を更に進んでいくと、右手に10mほど入った所に「ひよどり休憩所」があります。 谷道と天狗の踊り場への道が分かれていますが、このまま尾根道を進んでいきます。
【ヒヨドリ】 Hypsipetes amaurotis
全国に分布し人家付近や林で最も普通。 スズメの2倍位の大きさで、尾が長く灰色の体。 春、秋に群れで移動をする。 ピーヨピーヨと騒がしく鳴く。
谷道を右に分けていくと、フェンス越しに中学校のグランドが見えてきます。 薄っすらと積もった雪の上で、子供達がサッカーの練習試合をしていました。
やまばと休憩所
フェンスが終わり林の中を抜けていくと、森の出口があります。 その手前に「やまばと休憩所」があります。
【キジバト】 Streptopelia orientalis
ヤマバトとも呼ばれる。 明るい茶色で首に黒と青白いしま模様がある。 デデッポーとのんびりした声で鳴き、地面をのこのこ歩いて餌をとる。
この出口にも、市民の森の案内板があります。 尾根道もここまでで、これからは谷筋の道になります。 道標に従い、案内板の横から谷道を進んでいきます。
少し行くと分岐があります。 道標に従い、左手の道を「おなが休憩所」を目指して進んでいきます。 市民の森の案内図ではここに分岐はないのですが、 実際には正面にプロムナードが続いています。 案内図には描かれていない道もかなりあるようでした。 この三保市民の森はかなり広いので、うっかりしていると道に迷ってしまいそうになります。 目的地と道標をよく確認しながら散策しましょう。
おなが休憩所
林の中の谷道を降っていくと、やがて森の外の道路が正面に見えてきます。 その手前に「おなが休憩所」があります。
【オナガ】 Cyanopica cyana
低地から山地の村落や木の多い市街地に普通。 灰色の体、水色の長い尾に黒の頭。 10羽ほどの群れで生活し、雑食性。 グェーグェー、キュイキュイと鳴く。
道路沿いに林の中を降っていくと、森の出口があります。 ここにも市民の森の案内板があります。 案内図では「現在地」の位置がちょっと分かり難くなっていますが、 ここから右手に続く山道を進んでいきます。
この場所に子猫を捨てた方へ!!
寒さのために全部死んでいました。 何回捨てても母猫は産み続けます。 捕まらない猫であれば捕獲、手術を協力します。
 (近所の住人)
小さなアップダウンを繰り返しながら、森の中の道を進んでいきます。 5分ほど行くとT字路があります。 道標によると、左は谷道で、右はプロムナードですが、今回は右手に進んでいきます。
少し行くとまたT字路があります。 道標に従い、左手のプロムナードを進んでいきます。
しばらく行くと道標のない分岐がありますが、 右手の広い方の道を進んでいきます。 この辺りは森の真ん中辺りでしょうか。 次第に深い森の中に迷い込んだ雰囲気がしてきます。 湿気が多いのか、森にはシダが沢山はえていました。 横木の階段を登っていくとT字路があります。 道標に従い「こじゅけい休憩所」を目指して左手の道を進んでいきます。
5分ほど進んでいくと十字路に出ます。 道標に従い、正面の道を進んでいきます。
こじゅけい休憩所
十字路から少し行くと、道の脇に「こじゅけい休憩所」があります。
【コジュケイ】 Bambusicola thoracica
下草の多い林などに数羽の群れですみ、地上で餌をとる。 ハトよりやや小さい体は丸く、愛らしい。 鳴き声はよく響き、チョットコイ、チョットコイと聞える。
「こじゅけい休憩所」の少し先に十字路がありますが、 道標に従い左折して「天狗の踊り場」を目指します。
天狗の踊り場
少し広くなった所にある大きなヒノキの下にベンチが2つ設置されています。 この「天狗の踊り場」の名前の由来などの解説板は見当たりませんでした。
「天狗の踊り場」の先で道が二手に分かれていますが、 右手のプロムナードを降っていきます。 少し行くとT字路がありますが、「小鳥のオアシス」を目指して左折していきます。
少し行くと森の外周路に出ます。 欝蒼とした森から出て、何だかホッとした感じがします。 外周路を進んでいくと、谷筋には田んぼが広がっていました。
「きじが原」への分岐を見送って更に進んでいくとまた分岐があります。 ここを少し右手に入っていくと「小鳥のオアシス」があります。
小鳥のオアシス
細い道を50mほど進んで階段を降ると「小鳥のオアシス」があります。 少し開けた谷あいに、せせらぎとベンチが設置されています。
スズメバチにご注意
今年は、特に、スズメバチに刺される被害が多く発生しています。 散策される方は、十分にご注意ください。 ハチが飛んで来ても手を振り回さない等、刺激を与えないでください。 もし、巣を発見した場合は、絶対に近づかないで、早急に、ご連絡ください。
 (横浜市北部農政事務所緑管理係)
かるがも休憩所
外周路に戻って更に進んでいくと「かるがも休憩所」があります。
【カルガモ】 Anas poecilorhyncha
全国で繁殖し、本州より南では一年中見られる。 湖、沼、池、川、水田、海岸などにすむ。 雌雄同色で地味な黒褐色のカモで嘴の先と脚が橙黄色でめだつ。 声はグェッ、グェ。
「かるがも休憩所」から道標に従い、右手の尾根への道を登っていきます。 少し行くと道が二手に分かれていますが、左折して「うぐいす休憩所」を目指します。
うぐいす休憩所
山道を降っていくと「うぐいす休憩所」があります。 ここから右手にも道が続いていますが、左手の道を進んでいきます。
【ウグイス】 Cettia diphone
やぶやササの中にいて、姿はあまり見せない。 スズメ位の大きさで、地味な茶褐色の体。 繁殖期にはホーホケキョと鳴く。 冬鳴きはチャッチャッ。
左へ少し行った所の「ほおじろ休憩所」への分岐を見送って、 正面の「三保平」への道を進んでいきます。 横木の階段を登っていくと谷道への分岐がありますが、そのまま「三保平」を目指します。
三保平
谷筋を渡って横木の階段を登りきると目の前が開け、三保平に着きます。 先ほどは薄っすらと雪化粧をしていたのに、もう融けてしまったようで、 黒い地面が広がっていました。 ここからはもと来た道を三保市民の森バス停へと戻っていきます。
三保市民の森(みほしみんのもり)バス停
中山駅(JR横浜線)まで、中山駅行きバスにて9分、 1時間に1本から2本程度の便があります。
時間に余裕がある場合は、隣接する新治市民の森を訪ねるのもいいでしょう。 バス道路を中山駅方面へ進み、次の梅田谷戸バス停を過ぎた先の道を左折し、 調整池を左に見ながら坂道を進んでいくと、20分ほどで着きます。