六国峠
散策:2003年10月中旬
【低山ハイク】 六国峠
概 要 六国峠は別名「天園」ともいい、横浜市と鎌倉市の境にある小高い山です。 そこから金沢文庫まで続いている「六国峠ハイキングコース」を歩きます。 周りには横浜市民の森もいくつかあって、趣きのある森の散策を楽しめます。
起 点 鎌倉市 泉水橋バス停
終 点 横浜市 金沢文庫駅
ルート 泉水橋バス停…明王院…貝吹地蔵…天園峠の茶屋…市境広場…関谷奥見晴台…金沢自然公園…こがね広場…関ヶ谷不動尊…お不動池…能見堂跡…金沢文庫駅
所要時間 4時間50分
歩いて... 天園周辺は散策する人も多いのですが、 関谷奥見晴台から金沢文庫へ向う道を歩いている人は比較的少なくなります。 横浜横須賀道路が出来て二つに分断されてしまいましたが、趣きのあるコースです。 時間があれば、途中の金沢自然公園でのんびりするのもいいかも知れません。
関連メモ 鎌倉アルプス, 金沢市民の森, 釜利谷市民の森, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 鎌倉回峰,
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コース紹介
泉水橋(せんすいばし)バス停
鎌倉駅(JR横須賀線)の東口から、[鎌23]鎌倉霊園正門前太刀洗行きバス、 [鎌24]金沢八景駅行きバス、または、[鎌36]ハイランド循環バスにて10分、 1時間に5本程度の便があります。
バスを降りて道路前方に進んでいきます。 滑川に架かる泉水橋を渡っていくと、3分ほどで左へ入っていく道があります。 この道を進んでいくと、正面に明王院があります。
明王院
茅葺屋根のお堂がふたつ、寄り添うようにして佇んでいました。 静かな趣きのある所です。
五大堂明王院
飯盛山五大堂明王院と号する古義真言宗のお寺で、開山は別当定豪律師、 本尊は五大不動明王です。将軍藤原頼経公が建立し、京都仁和寺末で、 「鬼門除け不動」といわれています。
−古義真言宗−
明王院の前の道を50mほど行くと、左への分岐があります。 角の電柱にハイキングコースの案内板が括り付けてありました。 この分岐に入り、明王院の右手に続く細道を進んでいきます。
少し行った所の左手にある石段を登っていきます。 間違える人が多いためなのか、手製の案内板が杉の木に括り付けてありました。
この先は行き止まり
ハイキングコースは左の坂道です
民家の脇を抜けていくと、すぐに山道になります。 ハイキングコースとして整備された様子のない荒れ気味の山道をしばらく登っていくと尾根に出ます。 ここからは歩きやすい道になります。
尾根道を5分ほど進んでいくと小さな神社がありました。 神社の名前はよくわかりませんでしたが、鳥居の下にメモが括り付けてありました。 「はじめ弁財天」というのでしょうか。
はじめ弁財天御真言
オンソラ ソバティ
「真言」とは仏教が生まれたインド地方の往古の言葉を指していると聞いたことがあります。 仏教は色々な国に伝わりましたが、その本来の国の言葉「真言」を聞くと正確な意味が 分かるということなのでしょうか。神社と仏教? どういう関連なのかはよく分かりません。 特定の宗教には関係なく、「その人が直接発した真の声」という一般的な言葉なのかも知れません。
鳥居の左手に続く道を進んでいきます。 3分ほど行くと、何かで切り取られたような所がありました。 自然にできた地形のようには思えず、しばらく眺めながら考えていました。
更に3分ほど行くと分岐があります。 正面左手は瑞泉寺への道、右手は天園への道になります。 右の角にある道標に従い、右折して天園を目指して進んでいきます。
分岐から少し行った所に右手に分かれていく道がありますが、 よく踏まれている尾根道をそのまま真直ぐに進んでいきます。
歴史的風土瑞泉寺特別保存地区
この地区内において建築物の新築、改築、増築、土地形質の変更、 木竹の伐採等の行為をするときは許可がいります。
 (神奈川県横須賀三浦地区行政センター、鎌倉市役所)
持ち帰ろう 古都の香と あなたのゴミを
 (鎌倉市観光協会、鎌倉史跡パトロール隊)
貝吹地蔵
瑞泉寺への分岐から12分ほどで急な登り道があります。 その途中に貝吹地蔵があります。
貝吹地蔵
新田義貞の軍に攻められ(1333年)自害した北条高時の首を守りながら敗走する北条氏の 部下たちを助けるため、貝を吹き鳴らしたという。
 (瀬谷文化協会)
岩の間を抜けていくと、また平坦な尾根道になります。
尾根道を7分ほど行くと左手に分かれていく道があります。 この道は巡視路なので見送り、右手の道を進んでいきます。 壊れかけた道標が「天園」を示しています。
更に5分ほど進んでいくと天園下の分岐に着きます。 左手は「獅子舞経由鎌倉宮」への道で、谷筋の急坂を降っていく道です。 天園から鎌倉側へ降るのには一番の近道です。 右手は天園のまき道になっており、いっしんどう広場へと続く尾根道へ出ます。 途中左手には天園休憩所があります。 天園へは正面の高みを登っていきます。
岩場を登りきると見晴らしのいい所です。 天園休憩所のネコたちも見物に来ていました。
火気の注意
緑の山を火事から守ろう
鎌倉の街並みや相模湾などが一望できます。 天気に恵まれると、富士山も望むことができます。
岩場を過ぎると鞍部になっています。 鞍部の右下には天園休憩所、鞍部の先には天園峠の茶屋があります。
天園休憩所の手書きの案内板がありました。 季節の挨拶が書いてあるところをみると、こまめに書き替えされているようです。 お店の方のやさしい気持ちが伝わってきます。
秋の虫達が遠くで・・・・近くで・・・・
とても美しいなきごえ・・・・
自然の中でのひと休みに如何でしょうか
自然の恵みを大切にしたメニューでお待ち致しております
 (鎌倉天園休憩所)
天園峠の茶屋
天園は六国峠ともいい、ここを大平山(159m)としている地図と、 カントリークラブ方向へ行った先の高みを大平山(158m)としている地図とがあり、 どちらが正しいのかはよく分かりません。 二つのピークの間の鞍部も含めた総称としての名前なのでしょうか。
お客様へ
自分で持って来たべんとのゴミ
他のメーカーのジュースカン
持って帰って下さい!
天園は南西側が開けていて、鎌倉の街並みや海が見渡せる景色のすばらしい所です。 おでんでも食べながら、このすばらしい景色を堪能しましょう。 ここから、安房・上総・下総・武蔵・相模・伊豆の六つの国が見渡せるので、 「六国峠」の名前がついたと云われています。
峠の茶屋の左手を抜けていきます。 坂道を降ると、天園下の分岐からのまき道が右手から合流してきます。 ここから正面に続く尾根道を進んでいきます。
空の色も、流れる雲も、風も・・・・秋・・・・というこのごろですが、
元気になくせみの声に元気づけられます。
天園休憩所で秋を探しながらのひと休み如何でしょうか・・・・
 (鎌倉天園休憩所)
8分ほど進んでいくと道が二股に分れています。 右は鎌倉霊園への道で、左下へ続く道を進んでいきます。 ガムテープに字を書いて注意書きの支柱に張りつけてあります。 右手の道を数m行った所にも案内書きがあります。
みどりの協定区域
この区域は、みどりを守り育てる区域です。 みんなでみどりを大切にしましょう。
 (東京電力、神奈川県)
横浜霊園や環境事業局の施設を間近に見ながら、 送電線の鉄塔の下や切り通しのような所を何度か過ぎていきます。
市境広場
鎌倉霊園への分岐から10分ほど行くと市境広場に着きます。 展望も少しあり、ベンチも設置されています。 この付近の案内図が設置されているので、これからのコースを確認しておきましょう。 ここから始まる「六国峠ハイキングコース」を金沢文庫駅まで歩いていきます。
円海山・大丸山を歩いてみませんか
この一団の緑地帯は横浜市のみどりの七大拠点のひとつに数えられ、 横浜市では貴重なみどりとなっています。 自然の中をのんびりと散策してみましょう。
自然を大切にしよう
・歩行中の喫煙等火災の原因になるようなことは御遠慮下さい。
・小鳥や昆虫等の小動物を大切にしましょう。
・付近の畑に入ったり、樹木を傷つけたりしないで下さい。
・ゴミは持ち帰りましょう。(ゴミは自然の土にかえりません)
・犬はきちんとつないで散歩させて下さい。フンは飼主が始末しましょう。
・風紀を乱したり、他人の迷惑になるようなことはやめましょう。
・バイクなどでは、乗り入れないで下さい。
市境広場から2分ほど進んでいくと、横浜自然観察の森への道が左へ分れていきます。
とってよいのは写真だけ 残してよいのは足跡だけ
ここは自然観察の森入口です。生き物と仲良くするためのルールを守りましょう。
・生き物を傷つけたり殺したりしないでください。
・ゴミは家まで持ち帰りましょう。
・危険防止のため球技などはできません。
・園内ではオートバイ、自動車の通行はできません。
自然観察センターのご案内
開館時間 午前9時から午後4時30分まで
閉館日 毎週月曜日及び年末年始
 ただし月曜が休日の場合は火曜日
 (横浜自然観察の森)
横浜自然観察の森への道を見送って尾根道を更に進んでいきます。 左手が開けて見晴らしのいい場所もあります。 この辺りの道は横浜自然観察の森の一部の「コナラの道」にもなっていて、 各所にクイズ形式の案内板が設置されています。
7分ほど進んでいくと分岐があります。 正面に続く道はいっしんどう広場への尾根道です。 道標に従い、右折して金沢自然公園への道を進んでいきます。 右折してすぐの所に、左へ登っていく道があります。 この道をひと登りすると関谷奥見晴台に着きます。
関谷奥見晴台
関谷奥見晴台は東側が開けていて横浜の街が見えます。 ベンチもいくつか設置されているのでゆっくりしていきましょう。
やめよう火遊び 守ろう自然
 (栄消防署)
カラスやトビにエサをあげないで!!
カラスやトビは、エサをもらうことに馴れると、食べ物の入っていそうなカバン・袋・弁当箱などを 奪うために、人を襲うようになり、ケガ人が出ることもあります。 エサをあげるのはやめて下さい。 人が与えるエサは栄養が偏るので、カラスやトビのためにも良くありません。
関谷奥見晴台から「金沢動物園」の道標に従って横木の階段を降っていくと、 関谷奥見晴台へ登らずに来たまき道と合流します。 左折して山道を進んでいきます。
関谷奥見晴台から5分ほどいくと分岐があります。 道標が示す左側の「金沢自然公園、金沢文庫」への道を進んでいきます。 進むにつれて自動車の走る音が次第に大きく聞えるようになってきます。
OLエチケット 自然をたいせつに
オリエンティアは自然保護の監視役
1.たべもののあと始末は完全に
2.樹木や耕作物を傷つけないよう
3.ポストはたいせつに
4分ほど進んでいくと目の前が開け、横浜横須賀道路の上に出ます。 階段を降り、陸橋を渡っていきます。 以前は森がずっと続いていたのですが、 この道路ができて二つに分断され、残念ながら風情も半減してしまいました。
陸橋を渡ると金沢自然公園の一角になります。 金沢自然公園は、植物区・動物園・おもしろ自然林と、それらを取り巻く森とから成っています。 コンクリートで舗装された道が、小さな登り降りを繰り返しながら続いています。
10分ほど森の中の道を進んでいくと平坦地に着きます。 ここに金沢自然公園の周辺案内図があります。 更に1分ほど行くと道路の下に出ます。 清戸の広場から道路下をくぐってきた散策路が左手から合流してきます。 ここにも地図があります。 ここを右手に曲がり、しばらくは横浜横須賀道路に沿って進んでいきます。
2分ほど行くと、金沢自然公園の中にある金沢動物園への入口があります。
動物園・植物区のご案内
動物園 午前9時30分〜午後4時30分まで
植物区 午前9時〜午後5時まで
休園日 毎週月曜日
 (月曜日が祝日・振替休日の場合はその翌日が休園日)
 12月29日〜1月1日
更に3分ほど進んでいくと、右手に降りていく階段があります。 ここがおもしろ自然林への入口です。 階段を降りた所に案内図があります。 ここには、しだの谷、ドングリと昆虫の森、さくら山広場があります。
動植物採取の禁止
このエリアは金沢自然公園の一部です。 自然観察コースにもなっており、管理者及び管理者が許可を与えたボランティア以外が 地形の変更や動植物の採取行為を行うことを禁止しております。
 (金沢動物園)
しだの谷
しだの谷では、小鳥・湿地の植物・水辺の自然・森の生き物たちなどの解説板があり、 勉強しながら散策することができます。
ドングリと昆虫の森
ドングリと昆虫の森には木の歩道が巡っています。 「ドングリと昆虫の森づくり」のきっかけは、平成8年5月、市長に届いた1通の手紙でした。 その手紙の内容が掲載されていたので紹介します。
みんなでつくった、ふるさとの森
私たちは森林のことを勉強しています。話し合った結果、森林を守ることに決まりました。 そのために森林を作るための土地がほしいと思っています。 その土地に、クラスで回収したアルミ缶のお金で、木の苗を植えたいと思います。 そのほかにも牛乳パックやトレーなどを集めて、少しでも木を切らなくてもいいようにしてます。 そのほかに「みどりを植える日」を作ってほしいと思います。 理由は、地域でやったら1本でも木が増えるし、空気もきれいになるからです。 「みどりを植える日」の活動で倒れた木をかたづけることもできます。 6年3組で提案された中で決まったふたつです。よろしくお願いします。
  (富岡小学校6年3組)
手紙を受け取った市は、「この願いを大勢の市民と一緒にかなえたい」と考え、 ここに森をつくることを決めました。その後、子どもも大人も、みどりの専門家と一緒になって、 森の予定地の調査や、草刈り、ドングリ拾いなどを行いました。 平成8年11月17日、森づくりのメインイベントが開かれました。 ドングリをまいたり、クヌギやコナラの苗木を植え、未来の森が誕生したのです。 さらに、6年3組のみんながアルミ缶を回収して買ったコブシの苗木を、記念として植えました。 こんなの手で植えられたドングリや苗木は、これから6年3組の子どもたちとともに生長していきます。 しかし、立派な森になるまでには、まだまだ多くの人の応援を必要とします。 皆さんもときどき実に来て、木々の生長を見守りながら、森づくりに参加してください。
金沢自然公園
森を抜けてニコニコゲートから金沢自然公園に入ります。 入口のすぐ先には金沢の街並みが一望できる所があります。 正面には、金沢自然公園の総合案内センターになっている「ののはな館」があります。 園内の植物や動物についての説明が展示されています。
ニコニコゲートを出て、正面の道を降っていきます。 コアラバスのにこにこプラザ停留所の先の突き当たりを左折していきます。 紙に書かれた案内が木の板に貼り付けてありました。
ハイキング道
能見堂緑地を経て金沢文庫駅方面へ
(約70分)
駐車場の横に続く道を2分ほど行くと、釜利谷市民の森の一角に着きます。 ここに東屋と市民の森の案内図があります。 釜利谷市民の森は金沢自然公園と隣接していて、二つの区域から成っています。
釜利谷市民の森
市民の森は市民の所有地を期間を定めて緑地として整備し利用するのもであります。 したがって期間が満了したとき、または、所有者のやむをえない事情などにより、 市民の森が廃止されることもあります。市民の森の利用者はこれらの事情をよく理解し、 所有者の善意を十分に尊重してください。
こがね広場
少し進んでいくと分岐があります。 右手は、馬の背広場・金杉谷を経て市民の森入口バス停へ降っていく道です。 正面の能見台への道を進んでいきます。 小さなこがね広場からは、横浜横須賀道路の釜利谷料金所が一望できます。
横浜横須賀道路沿いの道を進んでいきます。 本線ではなく高速側駐車場への道なので自動車はそんなには通っていきません。
横浜横須賀道路の下をくぐっていくと、階段があります。 そばには周辺の案内図があるので、これからのコースを確認しておきましょう。
山火事を予防しよう。
歩行中禁煙
 (釜利谷市民の森愛護会)
サバイバルゲーム厳禁
ここは市民の森です。 他の利用者に迷惑のかかる行為は、厳禁です。
 (市民の森愛護会、横浜市緑政局)
階段を登って6分ほど進んでいくと、少し高くなった所に分岐があります。 左へ行くと能見台二丁目の住宅街に出ます。 ハイキングコースは右の道をいくのですが、ちょっと住宅街へ出てみると、 正面に漏斗のような形のコンクリート製の大きな給水塔があります。
掃除をした直後なのでしょうか、散策路は綺麗になっていました。 歩きやすくていいのかも知れませんが、何か場違いで不自然な感じがしました。 その上には、また新しい落葉が点々と落ちていました。 掃除したときの落ち葉はどうしたのでしょうか。 自然のサイクルを守るためにも、外へは持ち出さず、この森に残しておいてほしいものです。
分岐から7分ほど進んでいくと、正面に階段が見えてきます。
犬を連れている方へ
公園内で犬を放すことは条例等で禁止されています。
・犬を散歩させるときは引き綱をつけてください。
・フンは抜け毛は持ち帰って下さい。
マナーを守って楽しい公園に!
 (南部公園緑地事務所)
この階段を登ると、明るくて小綺麗に整備された道に変わります。 右手には金沢の街並みが見えるようになります。
明るい道も5分ほどで終わり、再び森の中の道に変わります。 能見台六丁目への分岐を過ぎていくと、小さな切り通しがあります。 左手には小さな穴が掘られていて、その中には森の小人の人形があり、 どんぐりの実が供えてありました。
森の中に続く快適な散策路を更に進んでいきます。
7分ほど進んで行くと、少し広い場所にでます。 この先に、関ヶ谷不動尊・お不動池への分岐があります。 このまま直進して民家の側に続く道を歩いていってもいいのですが、 少し回り道をして関ヶ谷不動尊とお不動池に立ち寄っていきましょう。
関ヶ谷不動尊
坂道を1分ほど降っていった所に広場があり、 その先に関ヶ谷不動尊があります。
遷座記念
染井、片吹、五字谷戸、研山、関の谷戸の奥深き谷あい、老杉、雑木生い茂り緑濃 き杜に、五十数段の石階の頂、片吹二七四−二番地に谷津関が谷不動尊が鎮座されて いた。創建は不詳だが昔より村人の信仰篤く、毎年一月二十八日に初不動祭りが盛 大に今もなお続いている。境内裏の谷間より滾滾と清水が湧き出し、現在も谷津 川の水源地である。かつては金沢文庫駅一帯までの水田に灌漑用水とされていた。 往時には、刀匠達が滝で斎戒沐浴したとの伝説がある。滝は関東大震災で崩壊した。 境内周辺は四季折々種々の野鳥のさえずりがきかれ、初夏には蛍が飛び交い、秋には 蜻蛉が群れ飛び、小川のせせらぎも聞かれた閑静な素晴しい環境の谷戸であった。 たまたま京浜急行電鉄株式会社の宅地造成により此の地に遷座した。
 (関ヶ谷不動尊)
お不動池
関ヶ谷不動尊から石段を降りていくと住宅街に出ます。 右手すぐの所にお不動池があります。 池の中に突き出すようにして東屋もあります。
とんびなどの野鳥にえさを与えないでください
野鳥が自分でえさをとれなくなってしまいます。
お弁当やおやつを食べて休んでいるとき、飛んできて迷惑している人がいます。
えさを持っていなくても飛んできて、危ない目にあっている人がいます。
(小さなこ子さんなどがケガをすることがあります)
 (南部公園緑地事務所)
いのちはめぐる
自然にはムダないのちはありません。 一度は土にかえって、ふたたび新しいいのちとしてうまれ変わります。
不動池の生きもの
メジロ、アオジ、ボントクタデ、コサギ、ヤマカガシ、カワセミ、カルガモ、ゴイサギ、キツネノボタン、 セグロセキレイ、ハンゲショウ、コウホネ、アメンボ、ギンヤンマ、スイレン、ヒシ、ウキクサ、オモダカ、 ガマ、メダカ、ゲンゴロウ、テナガエビ、ミズカマキリ、アシ、ギンヤン、フナ、ニホンアマガエル、 アメリカザリガニ、カワニナ、ドジョウ、タニシ、オオフサモ
お不動池の先にある小さなコンクリート製の橋を渡り、 右側の横木の階段を登っていきます。 3分ほど登っていくと、尾根道を直進してきた道と合流します。 左手には能見堂跡のこんもりとした高みがあります。
能見堂跡
現在の能見堂跡には石碑がひとつ建っているだけで、他には何もありません。 平面図や江戸時代の能見堂の様子が描かれている 解説板があるので、往時の様子を伺い知る知ることはできます。
能見堂跡整備について
能見堂は寛文年間(1661〜1673)に、地頭の久世大和守広之が再興した擲筆山地蔵院のことです。 能見堂の歴史は古く、文明18年(1486)には廃絶してなかったと記録にあります。 その後久世大和守広之により再興されて次第に発展したのですが、最も栄えたのは9代目住職道曹の 天明年間(1781〜1788)頃からのようで、「能見堂八景の画図」や「金沢八景詩歌」、「金沢八景案内子」などが、 能見堂から盛んに出帆されています。 能見堂のいわれについてはいろいろの説があり、決め手となる資料がありません。 今のところでは、「江戸名所図会」の「地蔵尊を本尊とする故、六道能化の意によりて、能化堂には作られたりし歟」 とある能化堂から能見堂に変わったと見るのが一番妥当かと思います。 金沢八景と能見堂との関係は、心越禅師による八景の漢詩と、京極無生居士の和歌によって 広く知られるようになったとも云えましょう。 江戸の時代が終わるのと同じように、能見堂も明治2年正月18日の火災により焼失して、その幕を閉じました。 なお、今度の整備にあたっては、「江戸名所図会」と「相中留恩記略」記載の絵図を参考にして、 建物の柱の一を復原しました。復原の考え方は、石段中央を基準にとり、客殿を石段に正対させ、 客殿中央を基準線上に置き、さらに、客殿の東に地蔵堂(本堂)、西に庫裡を配しました。 なお、地蔵堂の規模は、「新編武蔵風土記稿」に二間半四方とあり、この記録を採用しています。 また、庫裡はふたつの図によって規模が異なっていますが、ここでは「江戸名所図会」に従っています。
 (横浜市教育委員会)
能見堂から更に尾根道を降っていきます。 広場を過ぎていくと、やがて道標のある分岐があります。 ここからゴールの金沢文庫駅まではもう一息です。 周辺の案内図があるので、コースを確認しておきましょう。 案内図に従って、尾根道をそのまま直進していきます。
ハチに注意
さされると危険ですので、 ハイキング道から外れて山に入らないでください。
 (南部公園緑地事務所)
岩をくり抜いたような石畳の道が続きます。 道にある石は平らに削られたような跡もあって、 自然石なのか昔のコンクリートなのかよく分かりません。
6分ほど降っていくと住宅街に出ます。 H字路を左へUターンして道なりに進んでいきます。 ダイアパレス金沢文庫の所を左折すると京浜急行の踏切があります。
金沢文庫(かなざわぶんこ)駅
踏切の手前を右折して谷津川沿いの道を進んでいくと、金沢文庫駅の西口に着きます。 踏切を渡って右折して車道を行くと東口に着きます。 金沢文庫駅(京浜急行本線)から家路に着きましょう。