鎌倉アルプス
散策:2003年10月上旬
【低山ハイク】 鎌倉アルプス
概 要 鎌倉アルプスは、鎌倉の街を取り巻くように聳える標高150mほどの山々です。 そこに隣接するように横浜市民の森もいくつかあります。 今回は、いっしんどう広場から鎌倉天園を経て明月院まで続く緑豊かな尾根道を歩きます。
起 点 横浜市 港南台駅
終 点 鎌倉市 北鎌倉駅
ルート 港南台駅…いっしんどう広場…大丸山…関谷奥見晴台…市境広場…天園休憩所…天園峠の茶屋…建長寺分岐…明月院…北鎌倉駅
所要時間 4時間40分
歩いて... いっしんどう広場から天園までのなだらかな尾根道に比べて、天園から明月院までは少し険しい道になります。 都市に近いこともあって住宅が迫っている場所もありますが、 頂上からの展望と樹林に囲まれた爽やかな散策を堪能できるお薦めのコースです。 ルートもいくつかあるので、自分なりにアレンジして歩いてみましょう。
関連メモ 六国峠, 瀬上市民の森, 峯市民の森, 金沢市民の森, 釜利谷市民の森, 氷取沢市民の森, こども自然公園,
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相武尾根
コース紹介
港南台(こうなんだい)駅
港南台駅(JR根岸線)から、正面の道路を左方向に進んでいきます。
車道をまっすぐに600mほど進んでいくと環状3号に出ます。
T字路を左折して環状3号を500mほど進んでいくと、 正面に港南環境センターの大きな煙突が見えてきます。 交差点を渡って50mほど行くと、港南消防署港南台消防出張所があります。 手前の「上郷高等学校入口」の看板の所を右折していきます。
(上郷高等学校は、2009年4月に港南台高等学校と再編統合して横浜栄高等学校になりました)
坂道を少し登っていくと、T字路があります。 ここに「円海山・大丸山マップ」があるので、 これからのコースを確認しておきましょう。 いっしんどう広場から横浜自然観察の森へと続く尾根道のビートルズトレイルを歩いていきます。 関谷奥見晴台からビートルズトレイルと分れて天園へ行きます。 天園からは、建長寺方向に天園ハイキングコースを明月院へと向います。
円海山周辺の市民の森案内図
(A)ビートルズトレイル,(B)氷取沢市民の森ルート,(C)氷取沢-いっしんどうルート, (D)光明寺-梅沢山ルート,(E)瀬上市民の森ルート,(F)峯市民の森ルート, (G)六国峠ハイキングコース,(H)金沢市民の森ルートについて、色分けしてルートが示されています。 ルートに沿って点々と設置されている道標には「B1」や「E10」などと場所が記されていて、 案内図との対応が付きやすくなっています。 このマップは横浜市のホームページにも掲載されています。
円海山・大丸山を歩いてみませんか
この一団の緑地帯は横浜市のみどりの七大拠点のひとつに数えられ、 横浜市では貴重なみどりとなっています。 自然の中をのんびりと散策してみましょう。
 (横浜市)
「横浜市のみどりの七大拠点」とは…
拠点場所主な施設等
こどもの国周辺青葉区,町田市 こどもの国,寺家ふるさと村
三保,新治緑区,旭区 三保市民の森,新治市民の森,よこはま動物園,四季の森公園
川井,矢指旭区,瀬谷区 矢指市民の森,追分市民の森,瀬谷市民の森,程ヶ谷カントリー倶楽部
大池,今井,名瀬旭区,保土ヶ谷区,戸塚区 こども自然公園,南本宿市民の森,横浜カントリークラブ,戸塚カントリー倶楽部
舞岡,野庭戸塚区,港南区,栄区 下永谷市民の森,舞岡ふるさと村,舞岡公園
円海山周辺栄区,金沢区,磯子区
鎌倉市
瀬上市民の森,氷取沢市民の森,金沢市民の森,釜利谷市民の森,峯市民の森,横浜自然観察の森,金沢自然公園,鎌倉アルプス,鎌倉カントリークラブ,鎌倉パブリックゴルフ場
小柴,富岡金沢区 富岡総合公園,米軍小柴石油ターミナル,称名寺市民の森,海の公園
T字路を左折して片側に金網が続く道を5分ほど進んでいくと、Y字路があります。 右は行き止まりの道で、左の道を進んでいきます。
左手に港南環境センターを見ながら、緩やかな坂道を進んでいきます。
危ないから入ってはいけません!
 (環境事業部)
山火事注意
・吸いがらの投げ捨てを禁ず。
・無断で火を焚くことを禁ず。
マップのあったT字路から10分ほどで、目の前が開けて周囲が見渡せる所があります。 森の谷底には瀬上池が小さく佇んでいます。 これから向う天園のそばにある環境事業局のエントツが遠くに見えています。 こうして見てみると、かなり距離があるように思えてきます。
瀬上市民の森周辺の民地・耕作地に立ち入らないで下さい。 作物や植物を採ってはいけません。
 (瀬上市民の森愛護会)
瀬上池が見えますか?
瀬上池を囲んでいる林は、水を調整する働きをしています。 雨水は、スポンジ状の土と樹木自体に貯えられ、時間をかけて 下へ染み出してきます。そのため大雨が降ってもいっぺんに水が流れる事はなく、 水が急に枯れてしまうこともありません。 昔その水を農業用に貯めていたのが瀬上池です。
住宅街にポツンポツンと島状に小山が続いています。 送電線の鉄塔を立てるために宅地開発を免れて取り残され、 このような光景になったようです。 何だか海に浮かぶ小島のように思えてきます。
正面に電波塔を見ながら4分ほどいくと、瀬上池へ降りていく道が右に分かれますが、 いっしんどう広場へは直進していきます。
竹林を左に見ながら進んでいき、 正面の電波塔が間近に見えるようになると、再び視界が開けます。 ここにも周辺の案内図があります。
市民の森利用者の方へ
農家の方が大切に育てている作物です。 田畑には絶対に入らないでください。
 (横浜市)
此の場所は農作業車が駐車しますので、車を置いて行かないで下さい。
 (地主)
第三管区保安本部の建物を過ぎていくと、やがて車止めが見えてきます。 この辺りから土の道に変り、尾根道のビートルズトレイルが始まります。
いっしんどう広場
車止めを過ぎて少しいくと、いっしんどう広場に着きます。 ベンチもいくつか設置されているので、小休止していきましょう。 広場には「森と人間とのつながり」の解説板があるので、 休憩のついでにちょっと勉強していきましょう。 ここを左へ行くと円海山に行けます。 以前は景色の良い広場があったのですが、残念ながら今は立入り禁止になっています。
【森】 森と人間とのつながり
雑木林 雑木林は、昔から薪・炭や肥料を提供する林として人々の生活を支えてきました。 逆に落葉かきや下草刈りや伐採など人が手を入れると陽の当たる地面には多くの植物がはえ、 昆虫をはじめ様々な生き物が集まる豊かな林になりました。
針葉樹林 スギ・ヒノキは、家や道具の材料として盛んに植林されてきました。 円海山にも多くのスギ林やヒノキ林が残っていますが、最近は林業にかかわる人が減って 放置される林が増えています。
常緑広葉樹林 今、円海山には落葉樹や常緑樹などいろいろな種類の木が生えています。 しかし人が手を入れないでいると、いづれは森全体が常緑広葉樹の林に変わっていきます。
森は古くから人間の生活に密接にかかわってきました
「枝を切っては又育つのを待って切る」を繰り返す。 半永久的なエネルギー資源となります。
昔は炭焼き小屋がどこにもありました。 炭は最近では水の浄化にも使われています。
落葉 腐ると自然に良い土になり、家畜の糞とあわせて田畑の肥料をつくったりします。
森林浴をしてみよう
スギやヒノキの林を歩くと良い香りがします。 これは「フィトンチッド」とよばれる殺菌作用のある成分のためで、体にもよいとされています。 思いきり息を吸い込み、森林浴してみましょう。
森と水と土
日本の森林面積は約263,000ku、平均1cmの水がしみこんでいるとしても約25億トンもの水が その土にたくわえられているのです。 30%は蒸発して又雲をつくり、70%は森の柔らかい土に吸収され地下に浸透して、 時間をかけて流れ出ます。
 (横浜市)
円海山風致地区
円海山風致地区は、円海山・北鎌倉近郊緑地保全区域を中心とし、 栄・金沢・磯子区の3区に広がる地域です。 市内で最も豊富な自然が残されており、横浜市の緑の七大拠点のひとつです。 峯・氷取沢・釜利谷・瀬上そして金沢の五つの市民の森をはじめ、 金沢自然公園や自然観察センターなどがあり、多くの市民に親しまれています。 又、周辺の住宅地も、この自然景観と調和をはかるため、緑を多く取り入れて、 良好な住環境を形成しています。 この地区においては、建築物・工作物の新築・増改築・色彩変更または土地形質変更、 木竹・土石類の採取等を行なう場合は、事前に横浜市長の許可が必要です。
 (横浜市緑政局緑政課)
自然を大切にしよう
・歩行中の喫煙等火災の原因になるようなことは御遠慮下さい。
・小鳥や昆虫等の小動物を大切にしましょう。
・付近の畑に入ったり、樹木を傷つけたりしないで下さい。
・ゴミは持ち帰りましょう。(ゴミは自然の土にかえりません)
・犬はきちんとつないで散歩させて下さい。フンは飼主が始末しましょう。
・風紀を乱したり、他人の迷惑になるようなことはやめましょう。
・バイクなどでは、乗り入れないで下さい。
 (横浜市)
いっしんどう広場の東屋の脇を通って、杉林の中のよく整備された道を進んでいきます。 2分ほどいくと、瀬上池へ降っていく道が右へ分れていきます。
自然を大切にしよう
・歩行中の喫煙等火災の原因になるようなことは御遠慮下さい。
・小鳥や昆虫等の小動物を大切にしましょう。
・付近の畑に入ったり、樹木を傷つけたりしないで下さい。
・ゴミは持ち帰りましょう。(ゴミは自然の土にかえりません)
・犬はきちんとつないで散歩させて下さい。フンは飼主が始末しましょう。
・風紀を乱したり、他人の迷惑になるようなことはやめましょう。
・バイクなどでは、乗り入れないで下さい。
氷取沢分岐
そのまま尾根道を進んでいくと、すぐに少し広い場所に出ます。 ここから氷取沢へ降っていく道が左へ分れていきます。
ガールスカウトの森
この森は氷取沢市民の森愛護会と横浜市緑政局のご指導で、 ガールスカウト横浜南地区がお世話しております。
お願い
・歩きながらの喫煙、投げ捨ては絶対にしないで下さい。
・焚火、火遊び(花火など)は絶対にしないで下さい。
 (氷取沢市民の森愛護会、横浜市南部農政事務所)
 (ガールスカウト横浜南地区)
更に3分ほど行って少し道幅が広がった所に、解説板があります。
武蔵と相模の国境 鉄の道
この尾根道はその昔、武蔵の国と相模の国の国境の一部で、 「たたら師」(昔、鉄をつくっていた職人たち)が通った道でもありました。
たたら 昔の人は「たたら」という製法をつかい、木炭を混ぜた蹉跌を粘土でできた炉で熱して溶かし、 鉄をつくっていました。円海山のまわりでも古い「たたら」の遺蹟がいくつか発見されています。
道ばたの石仏たち ハイキングコースを歩いていると石仏たちがあります。 昔の人たちはどんな思いでこの道を歩いていったのでしょうか。
道祖神 峠・村境・道ばたで悪疫の侵入を防ぎ、旅人を安全に導く神として古くから信仰されてきました。
馬頭観音 昔は馬は農作業や運送などに欠かせないものでした。人々は死んだ馬の供養塔を建て馬の安全と成長を祈りました。
庚申塔 中国から伝わった「庚申信仰」は、江戸時代にその地の風習と結びついて広まりました。 信仰の対象として各地に塔が建てられました。
大切な自然を火災から守ろう
 (栄消防署)
この円海山周辺の森は「なかがわの美林50選」にも選ばれているようで、50選の標柱が立っていました。
大切な自然を火災から守ろう
 (栄消防署)
瀬上池への分岐を見送って、更に尾根道を進んでいきます。 送電線の鉄塔の下を過ぎていくと、先ほどの 鉄の道の解説板の所から7分ほどの所で、道が二股に分れています。 右は瀬上池を取り巻く尾根道で、天園へは左手の道を行きます。
山火事を予防しよう
歩行禁煙
 (氷取沢市民の森)
少し行くと、右手が開けてきます。 高みに登ると街並みが見渡せます。
金沢自然公園分岐
5分ほど行くとまた分岐があります。 正面の道は金沢自然公園への道で、天園へは右の道を進んでいきます。 付近の案内図もあるので参考にしましょう。
10分ほど行くと、庄戸住宅バス停へ行く道が分れていきます。 この角を左へ曲がった所に、大丸山への登り口があります。
ここは近郊緑地保全区域です
・樹木、草花、小動物、昆虫などを大切にして下さい。
・たばこなど火には十分注意して下さい。
 (横浜市緑政局緑政部緑政課)
大丸山を目指して、横木(擬木)の階段を登っていきます。 135段を登りきると大丸山の頂上に着きます。 大丸山の山頂からひょうたん池を経由して関谷奥見晴台までいく谷道は通行禁止になっていますが、 かなり長い間(少なくとも1年半以上)この状態のままです。 改修する予定はないのでしょうか。
大丸山 (標高156.8m)
大丸山の頂上にはベンチやテーブルが設置されていて、小休止するのにはいい所です。 しかし、周りには樹木が生い茂っていて、展望は得られません。 この山は横浜市の最高峰(156.8m)で、 以前には貧相ながらも標識があったのですが、今回は見当たりませんでした。
右の写真は1年半前にあった標識です。 小数点以下は省略された標高になっていました。
尾根道に戻って更に進んでいきます。 3分ほど行くと、横浜自然観察の森の特別保護区の柵があります。
立ち入り禁止
ここは「カシの森特別保護区」です。 人を恐れる生き物を守るための保護区です。 立ち入らないでください。
 (横浜自然観察の森)
野生の生き物にエサを与えないで!
自然豊かな場所には、冬でも木の実や虫などのエサがたくさんあります。
エサを与えてはいけない理由
その1人間の与えるエサは栄養が偏ったり、塩分・カロリーが高かったり、 野生の生物には不向きです。
その2外来の生物(日本の生物ではない)タイワンリスにエサを与えると、 タイワンリスが増えて、もともとこのあたりに棲んでいる生物に悪い影響を与えます。 例えば、木をかじって枯らしたり、鳥の卵やヒナを襲うこともあります。
その3人間の与える植物性のエサは、もともとこのあたりに生えている植物ではないので、 芽が出て大きくなると、もともと生えている植物に悪い影響を与えます。 例えば、大きくなって日陰にしてしまい、もともとの植物が大きくなるこを邪魔したり、 もともとの植物が花粉を運んでもらっていた虫を呼び寄せて横取りし、 自然な花粉媒介を邪魔して、もともとの植物に実がならないようにしたりします。
 (横浜自然観察の森)
横浜自然観察の森分岐
大丸山から尾根道に戻ってから5分ほどで、横浜自然観察の森への分岐があります。 今回は横浜自然観察の森は省略し、左手の道を天園へと向っていきます。 付近の案内図もあるので参考にしましょう。
関谷奥見晴台
分岐から少し行った所の左手にある短い階段を登ると関谷奥見晴台に着きます。 東側が開けていて横浜の街が見えます。 ベンチもいくつか設置されているのでゆっくりしていきましょう。
やめよう火遊び 守ろう自然
 (栄消防署)
カラスやトビにエサをあげないで!!
カラスやトビは、エサをもらうことに馴れると、食べ物の入っていそうなカバン・袋・弁当箱などを 奪うために、人を襲うようになり、ケガ人が出ることもあります。 エサをあげるのはやめて下さい。 人が与えるエサは栄養が偏るので、カラスやトビのためにも良くありません。
関谷奥見晴台を越えて降っていくと、金沢自然公園からの道が左から合流してきます。 その先で元の尾根道に戻ります。 梢からはヒグラシの鳴き声が聞えてきました。 さすがにこの時期になると、ミンミンゼミは聞かれませんでした。
6分ほど尾根道を進んでいくと、右手に戻るようにして、横浜自然観察の森への道が分れていきます。
とってよいのは写真だけ 残してよいのは足跡だけ
ここは自然観察の森入口です。生き物と仲良くするためのルールを守りましょう。
・生き物を傷つけたり殺したりしないでください。
・ゴミは家まで持ち帰りましょう。
・危険防止のため球技などはできません。
・園内ではオートバイ、自動車の通行はできません。
自然観察センターのご案内
開館時間 午前9時から午後4時30分まで
閉館日 毎週月曜日及び年末年始
 ただし月曜が休日の場合は火曜日
 (横浜自然観察の森)
市境広場
2分ほど行くと市境広場に着きます。 展望も少しあり、ベンチも設置されています。 いっしんどう広場からここまでは横浜市の栄区と金沢区の境を歩いてきましたが、 この広場から先は横浜市と鎌倉市の境の道を歩くようになります。 この辺りからは、樹木の間から横浜霊園や環境事業局の施設が間近に見えるようになります。
市境広場から更に尾根道を進んでいきます。 送電線の鉄塔の下や切り通しのような所を何度か過ぎていきます。
みどりの協定区域
この区域はみどりを守り育てる区域です。 みんなでみどりを大切にしましょう。
 (東京電力、神奈川県)
市境広場から15分ほど進んでいくと、天園直下の分岐に着きます。 天園峠の茶屋へは正面の坂道を直登していきますが、 今回は左手のまき道を進み、天園休憩所を経由していきます。
緩やかなまき道を進み、やがて竹林の中を行くようになると、 分岐から2分ほどで天園休憩所に着きます。
天園休憩所
天園休憩所は山頂から少し低い所にあって樹木に覆われているため展望は得られませんが、 やさしい店の方や人馴れした多くのネコ達が出迎えてくれます。 風景や草花の写真なども数多く展示されていて、いい雰囲気の休憩所です。
蝉の鳴き声、小鳥の囀り、蝶の舞う様子、風の音 枝のゆれ・・・ などを楽しみながら、ゆったりとした、のんびりとしたひと休み。 是非お勧めです。
 (鎌倉天園休憩所)
ネコにエサを与えないで下さい。
時間を決めて当所で与えております。
 (店主)
天園休憩所の前の石段を少し登ると尾根道に出ます。 天園へは右手の道を行きますが、すぐそこに天園峠の茶屋が見えています。
左手の尾根道は瑞泉寺・明王院・十二所へと続いています。 岩場を降りていった所の鞍部で、二階堂を経て鎌倉宮への道が右側の谷筋へ分れていきます。 天園から鎌倉側へ降りるのには一番の近道で、 大きなイチョウの木が生い茂り、季節になると銀杏が落ちてあの独特の匂いが立ち込めます。
天園峠の茶屋
天園は六国峠ともいい、ここを大平山(159m)としている地図と、 カントリークラブ方向へ行った先の高みを大平山(158m)としている地図とがあり、 どちらが正しいのかはよく分かりません。 二つのピークの間の鞍部も含めた総称としての名前なのでしょうか。
お客様へ
自分で持って来たべんとのゴミ
他のメーカーのジュースカン
持って帰って下さい!
天園は南西側が開けていて、鎌倉の街並みや海が見渡せる景色のすばらしい所です。 おでんでも食べながら、このすばらしい景色を堪能しましょう。 ここから、安房、上総、下総、武蔵、相模、伊豆の六つの国が見渡せるので、 「六国峠」の名前がついたと云われています。
眺望を十分に堪能したら、建長寺方面への尾根道を進んでいきます。 短い急坂を降ってゴルフ場を右に見ながら進んでいきます。
ゴミ捨て禁止
ゴミ、空き缶、絶対に捨てるな
ゴミを捨てると廃棄物の処理及び清掃に関する法律により不法投棄として処罰されます。
みんなで作ろう きれいな環境
 (鎌倉市)
峠の茶屋から5分ほど行くと広場に着きます。 右側に無粋な建物が出来てしまって昔の風情が台無しになってしまいましたが、 左側にはまだ手付かずの自然の光景が広がっています。
広場の先には岩山があります。 この高みを大平山(158m)としている地図もあります。 どこが道なのか分からない岩を登っていきます。 頂上の周囲には樹木や草が生い茂っていて展望は今ひとつですが、 背伸びしてフェンス越しに眺めると、横浜のランドマークタワーが見えます。
頂上からは急な坂道を降っていきます。 急坂を降りきると歩きやすい道になります。
覚園寺分岐
やがて岩混じりの道が断続的に続くようになります。 送電線の鉄塔の下を過ぎ、道を塞ぐような大きな岩を過ぎていくと、頂上から15分ほどで鞍部に着きます。 左は覚園寺への道、右は今泉地区への道ですが、 正面の建長寺への尾根道を進んでいきます。
持ち帰ろう
古都の香りとあなたのゴミを
 (鎌倉市観光協会、鎌倉史跡パトロール隊)
崖や岩が多い道が続きます。 かなりの段差のある所もあります。
十王岩
鞍部から7分ほど行くと、右手に短い石段があります。 そこを登ると十王岩があり、相模湾方面が見渡せます。
十王岩からは比較的なだらかな道を進んでいきます。
建長寺分岐
5分ほど行くと、建長寺の半僧坊への分岐があります。
これより先、建長寺境内に入ります。 拝観志納料をお納めください。 総門入口拝観券売場で志納下さい。
 (建長寺)
ハイキングで通行される方も拝観料が必要となります。
 (大本山建長寺)
建長寺縁起
建長寺は、臨済宗建長寺派の大本山であり、鎌倉五山の第一位に位する。 建長5年(1253)後深草天皇の勅を奉じ、北条時頼(鎌倉幕府五代執権)が国の興隆と 源氏三代並びに北条家の菩提の為に建立し、中国の名僧蘭渓道隆を招き開山とした。 創建当時は中国宋の時代の禅宗様式七堂伽藍を有し、一時は四十九院の塔頭を擁する厳然たる 天下の禅林であった。度重なる火災によりその威容を今日見ることはできないが、 梵鐘(国宝)開山蘭渓道隆頂相(国宝)など数点が今に伝えられ、当時を偲ばせる。 現在の伽藍は江戸時代以後、将軍家の寄進等により復興されたものである。 また、建長寺は日本で初めて純粋禅の道場を開き、往時は千人を越す雲水が修行していたと 伝えられる我が国初の禅寺である。
ここには谷に突き出るようにして展望所があり、鎌倉の街並みや海が見渡せます。 空気が澄んでいる日には富士山も望むことができます。 眼下には建長寺が見えています。
今泉台分岐
すばらしい景色を堪能したら、右手の「明月谷・明月院」の道標に従って、 更に尾根道を進んでいきます。 5分ほど行くと分岐があります。 道標「明月院1.2km」が示している右手の石段を降りていくとすぐに今泉台の住宅地に出ます。 住宅地からぐるっと回って明月院に行くこともできます。 正面の細い道には道標がありませんが、今回はこの正面の道を直進していきます。
分岐からは細い山道に変わります。 笹竹の中に続く細い急な階段を登っていくと3分ほどでピークに着きます。 ピークも笹竹に覆われていますが、一部が開けていて今泉の街並みが見渡せます。
ピークから3分ほど降っていくと、少し広い場所があります。
歴史的風土保存のための県有地
この土地は「古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法」にもとづき、 歴史的風土を長く保存するため、昭和47年度と昭和52年度に神奈川県が買い入れたところです。 歴史的風土を協力して保存しましょう。
 (神奈川県横須賀三浦地区行政センター環境部)
広場から3分ほど降っていくと、民家が見えてきます。 民家横の道に出て、道なりに坂を降っていきます。
2分ほどで十字路があるので右折して急坂を降っていくとT字路に出ます。 右からは、先ほどの今泉台への分岐から住宅街を通ってきた道が合流します。 角の電柱には手製の道標「天園ハイキングコース」があります。 ここを左折して、更に坂道を降っていきます。
庚申塔を過ぎていくと、やがて板と竹でできた明月院の塀が見えてきます。 突き当たりのT字路の左手が明月院の入口です。 総門横の拝観口から境内に入ります。
明月院
明月院の山門への石段の両脇にはあじさいの木が植えられていて、 季節になると見事な花を咲かせることでしょう。 本堂、枯山水庭園、開山堂、瓶の井、明月院やぐらなどがあります。 本堂の奥にある池や庭園は、花菖蒲や紅葉の季節に限定して公開されるようで、 この時には閉ざされていました。
明月院
開基は上杉憲方、開山は密室守厳で、もと北条時頼の建てた最明寺を時宗が再興した禅興寺の塔頭でした。 禅興寺は現在廃寺となりました。この寺には北条時頼公墓所、上杉憲方公墓所があり、 またあじさいで有名です。
明月院を後にして小川沿いの道を3分ほど行くと、横須賀線の前に出ます。 右折して線路沿いの道をしばらく行くと北鎌倉駅に着きます。
北鎌倉(きたかまくら)駅
北鎌倉駅(JR横須賀線)から家路につきます。 駅前には円覚寺があるので、時間があれば立ち寄っていきましょう。