御岳渓谷
散策:2003年09月中旬
【低山ハイク】 御岳渓谷
概 要 多摩川に刻まれた御岳渓谷は、水と緑のふるさとです。 その清流は名水百選にも選ばれています。季節ごとに景色は美しく変化し、 新緑や紅葉の季節には多くの人々が訪れます。
起 点 青梅市 軍畑駅
終 点 青梅市 御嶽駅
ルート 軍畑駅…御岳渓谷遊歩道入口…楓橋…寒山寺…鵜の瀬橋…御岳小橋…御嶽駅
所要時間 2時間50分
歩いて... 3時間ほどの短いコースですが、渓谷沿いの遊歩道ではすばらしい自然を堪能できます。 訪れたのはまだ暑くて渓流を渡る風が心地よく感じられる頃でしたが、 綺麗に彩られる紅葉の頃にも訪れてみたい所です。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
軍畑(いくさばた)駅
軍畑駅(JR青梅線)は、高水三山(高水山、岩茸石山、惣岳山)を経て御嶽駅へ向かう ハイキングコースの出発地にもなっており、多くのハイカーを見かけます。 駅を出たところに御岳渓谷周辺図があるので参考にしましょう。 今回は、多摩川沿いの御岳渓谷を軍畑駅から御嶽駅へ向かって歩いていきます。
軍畑の地名
永禄年間(1560年代)青梅付近を約250年領としていた三田氏と、当時八王子付近を支配していた北条氏が、 この地で辛垣城をかけた戦い「辛垣合戦」を繰り広げました。 軍畑の地名はこの合戦に由来すると言われています。
 (東京都西部公園緑地事務所)
駅前の正面に続く坂道を降っていくと、2分ほどでT字路にでます。 「御岳渓谷遊歩道0.6km」の道標に従って右折して坂道を降ると、 軍畑駅入口交差点があります。
軍畑駅入口交差点
信号の手前には、駅にあったのと似た御岳渓谷周辺図があります。 今回は、楓橋までは多摩川の左岸を歩き、楓橋を渡って右岸を御岳小橋までいきます。 横断歩道を渡り軍畑大橋の手前を右折して、国道411号(青梅街道)を進んでいきます。
御岳渓谷遊歩道入口
花とアンティークレンガのお店「煉瓦堂朱とんぼ」を過ぎていくと、 交差点から5分ほどで、河畔へ降っていく石段があります。 ここが、御岳渓谷遊歩道の入口になります。
奥多摩川で釣人が守る事項
1.遊漁の際は、遊漁承認証を必ず購入して遊漁をして下さい。
2.ヤマメ・ニジマス・イワナ・アユはいかなる漁法でも解禁日まで遊漁することはできません。
3.コイ・フナ・ハヤ・ワカサギ等の遊漁は小学生以下は無料ですが中学生以上は雑魚遊漁承認証を購入して下さい。
4.昭和61年度よりヤマメ・イワナ・ニジマスは今までの雑魚券では遊漁できません。別途に遊漁承認証を購入して下さい。
5.本年度第1回稚鮎放流(4月15日)以降は組合員及び一般釣人のアンマ釣り漁法を禁止します。(10月14日まで)但し小学生以下は鮎解禁後、雑魚に限りアンマ釣り漁法を解禁します。
6.鮎ドブ釣りは指定区域以外は禁止します。
7.水中めがね・箱めがね・網等を使用していの遊漁は禁止します
8.蛍光針(オランダ針)を使用しての漁法一切を禁止します。
9.体長制限、アユ10cm・ヤマメ、ニジマス12cm・イワナ15cm以下は放流して下さい。
10.漁場監視員又は指導員が遊漁承認証の提示を求めたら提示して下さい。
11.以上に違反した場合は規則違反として遊漁の中止を命じます。その際は増殖費として1尾300円の割で買上げて頂きます。
◎以上の魚類は組合で毎年増殖放流していますので御協力をお願いします。
◎釣人のマナーを守って楽しい釣りをしましょう。空缶、ゴミは持ち帰って川を美しくしましょう。
(奥多摩漁業協同組合)
杉林の中の石段を多摩川の河畔へと降りていきます。
河畔に降りると、エメラルド色にきらめく清流がすぐそばに迫ってきます。 川の流れる音や木々の香りが心地よく感じます。
清流沿いの遊歩道を3分ほど行くと、川に降りられる所がありました。 川を渡る風が涼しく感じます。しばらく景色を楽しんでいきましょう。
みなさまにお願い
1.当歩道は、地主の方々の御好意により設置されたものですので、林内の樹木等を損傷しないよう御協力下さい。
2.ゴミは、お持ち帰り下さい。
3.火気に御注意下さい。
4.ダムの放流による増水に注意。
アユ釣りでしょうか、川で釣りをしている人をかなり見かけました。 川の形状によって、流れが緩やかな所と、このように急な流れの所とがありますが、 アユは急流を好むようです。
しばらく行くと、少し開けた所がありました。 「多摩川を望む山野草の森」という看板が立っていました。
渓流を見ながら遊歩道を進んでいきます。 何回か小さな木橋を渡ります。
木橋の先に、また川辺に降りられる所がありました。 釣りをしている人や、犬を連れて散歩をしている人を見かけました。
危ない!
ダムの放流による増水にご注意ください
この川の上流20キロメートルのところに小河内ダムがあります。 ダムに貯まった水の放流に伴って水が急に増えることがありますから、 注意して下さい。 また、ダムの水を流す時はサイレンでお知らせしますので、 その時は危険ですから河原に降りないで下さい。
 (東京都水道局 小河内貯水池管理事務所)
川の流れの近くにいくと、何だか清々しい気持ちになります。 オゾン、フィトンチッド、・・・。よくは知りませんが、 空気の成分も、街中とは少し違っているのでしょうか。
川辺には水鳥が3羽いました。 人間に危害を加えられたことがないのか、 近寄っても急いで逃げようとはしませんでした。
上流の方には、これから渡っていく楓橋が見えます。
遊歩道に戻って、木陰の道を更に進んでいきます。
カヌーに犬を乗せて川下りをしている人を見かけました。 何だかほのぼほとした気持ちになります。
御岳渓谷遊歩道の入口から30分ほどで楓橋の袂に着きます。
正面の澤乃井ままごと屋の左手に続く木橋を通っていくと鉄製の小さな階段があります。 階段を登ったところに澤乃井園があります。 遊歩道は左手へも続いていますが、今回は右手へぐるっと半周して楓橋を渡っていきます。
楓橋
緑色をした吊り橋の緑橋を渡っていきます。
楓橋からは御岳渓谷が一望できます。 秋の紅葉の頃の赤や黄に染まった綺麗な光景が想像されます。
遊歩路は橋を渡って右折して、多摩川の右岸を進んでいくのですが、 左手に登っていく坂道を5分ほどいくと「澤乃井櫛かんざし美術館」があるので、 ちょっと立ち寄っていきましょう。
澤乃井櫛かんざし美術館
澤乃井櫛かんざし美術館の収蔵品は、江戸から昭和にいたる櫛とかんざしを中心に、 紅板、はこせこ、かつら、姫印籠、蒔絵矢立等、その数は4000点に達します。 技術の粋を集めたこれらの工芸品は、わが国の風土の美しさ、日本人の精神的豊かさと併せて、 先人たちの類いまれな器用さを端的に示すものとして、瞠目に値します。
開館時間 10:00〜17:00(入館16:30まで)
休館日 月曜および年末・年始
入館料 800円
一旦、楓橋まで戻り、右岸を進んでいきます。
寒山寺
鐘撞き堂を左手に見ながら石段を登っていくと、小さな寒山寺があります。
寒山寺
青梅市澤井、多摩川上流の鵜の瀬渓谷に臨んで、小さいながら趣き深い堂宇があります。 無住寺とはいえ、四季折々に奥多摩行楽の人々や地元の善男善女が合掌し、鐘をつく姿が 木の間がくれに見えます。鐘声は、つく人の祈りと煩悩をのせて、多摩川の清流のまにまに流れゆき、 あとにはひと時の静寂と浄福が訪れ、しばし俗塵を忘れさせてくれます。 この寺の由緒は、明治18年に遡り、時の書家、田口米舫氏が中国に遊学した折、 姑蘇城外の寒山寺を訪れ、主僧の祖信師より、日本寒山寺の建立を願って、釈迦仏像一体を託されたのに 始まります。寒山寺の格天井には、当時の院展級の大家による揮亳が今なお華やかさを添えております。 また寒山寺には欠かせない梵鐘は、残念なことに第二次大戦中に供出され、再び昔の鐘声を聞くことは 叶いませんが、有志の浄財を得て、鐘楼と共に、昔に優る梵鐘が再建されました。
寒山寺の入口の右手に「遊歩道」の小さな道標があります。 お寺を回るようにして行くと、降っていく階段になります。
川の近くまで降りると、エメラルドグリーンの流れが広がっています。 ここから、岸に沿って遊歩道を進んでいきます。
遊歩道は舗装されていて歩きやすくなっていますが、 崖が迫っている所も何ヶ所かあります。
山火事に注意
たばこの投げ捨てや焚火は山火事のもとです。 みんなで注意しましょう。
 (青梅消防署)
川ではカヌーの練習をしている人を見かけました。
河畔の遊歩路を更に進んでいくと休憩舎がありました。
名水百選 御岳渓谷
渓谷美をいつまでも守るために、 ゴミは家まで持ち帰りましょう。
 (青梅市、青梅市観光協会)
休憩舎からは、樹木に視界を遮られることもなく、多摩川の流れを見渡せます。
鵜の瀬橋
休憩舎の少し先には鵜の瀬橋があります。 橋の袂には御岳渓谷案内図があります。 「御岳駅へ行かれる方はここで対岸へ渡ってください」 とありますが、今回はこのまま右岸を進んでいきます。
橋の上からは、御岳渓谷が一望できます。
犬のひとり歩きはいけません。
散歩の時は引き綱などでつないで歩きましょう。
ふんの始末も忘れずに!
 (東京都衛生局、保健所)
御岳渓谷の景色を楽しみながら、快適な遊歩道を更に進んでいきます。
鵜の瀬橋から5分ほどいくと、川辺に降りられる所に出ます。 ここにも御岳渓谷園地付近概略図があります。 「この先の桟橋は危険なので通行止め」とあります。
この歩道は、地主のご好意により借地したものです。 歩道以外の土地に入ったり、周辺の樹木などを傷つけたりしないようご注意ください。 ゴミは家まで持ち帰ってください。
通行止のお知らせ
この先玉堂美術館手前の桟橋は落石の危険性があり通行できません。
 (東京都西部公園緑地事務所)
少し先まで行ってみましたが桟橋らしいものはなく、大きな岩で道が途切れていました。 以前には、この岩を巻くようにして桟橋があったのかも知れません。 上流の方には、これから向かう御岳小橋が見えています。
元の場所まで引返し、左手に続く山道を登っていきます。
3分ほど登っていくと吉野街道に出ます。 御岳トンネルに続いて短い払沢トンネルを通っていきます。
吉野街道を5分ほど行くと、玉堂美術館と「いもうとや」への道が右手に分れています。 この坂道を降っていきます。
坂道を降りた所に、お食事と喫茶の「いもうとや」があります。 おみやげ処では、地元特産の漬物・清酒・豆腐や工芸品等を扱っています。 その隣には、日本画壇の巨匠 川合玉堂伯の名作を集めた玉堂美術館があります。 時間があれば観賞していきましょう。
開館時間 10:00〜17:00(3月〜11月)
 10:00〜16:30(12月〜2月)
休館日 月曜および年末・年始
入館料 500円
「いもうとや」の下にある分岐を右折して下流方向へ進んでいきます。 「御岳駅 つり橋を渡って4分」の案内板もあります。
樹間からは御岳小橋が間近かに見えています。 1分ほどで御岳小橋の袂に着きます。 ここに、御岳渓谷の案内板があります。
楓橋からはじまる川岸に沿った遊歩道では、四季それぞれに彩りをかえる木々や、 青く澄んだ清流の中から顔を出す岩のかたち等の、渓谷美を楽しむことができます。
この辺りの急流を利用して、カヌー競技大会も行われています。
御岳駅近くには、この地を深く愛して生涯を終えた日本画の巨匠、川合玉堂の作品と 遺品を展示する美術館があり、飛騨の民家を模した建物と京都龍安寺の石庭を思わせる 庭園の姿も見事です。月曜と年末年始休館。
少し足を伸ばせば、山岳信仰で有名な御岳山頂で壮大な眺望と爽快な森林浴も楽しめます。
 (青梅市役所観光課)
「吉野氷川線歩道計画図」というのもありました。 奥多摩湖から日向和田駅にかけて、多摩川沿いを歩くコースです。 今回歩いたのは、その中の一部ということになります。
危険、注意
子どもを水の事故から守ろう!
目を離すな 可愛い子
 (青梅警察署、青梅母の会)
御岳小橋
御岳小橋を渡って対岸へ行きます。
危い!
水が急に増えます。
この川の上流0.8キロメートルのところにある発電所から流れる水が 急に増えることがありますから十分注意して下さい。
 (東京都交通局発電事務所)
多摩川ではカヌーの練習をしている人が多くいました。 流れの具合が丁度いいのでしょうか。
御岳小橋を渡った所はちょっとした広場になっています。 ここにも御岳渓谷の案内板があります。 渓谷を眺めながら小休止していきましょう。
多摩川沿いの遊歩道はこの先もずっと続いていますが、 この辺りで御岳駅へと向かいます。 御岳小橋を渡った先の左前方にある広い石段を登っていきます。
石段が終わって坂道を登りきると、御岳ケーブル下まで行くバスの乗り場があります。 バス停のすぐ先に御嶽駅があります。
この辺りまできて急に雨が降ってきました。 通り雨のようでしばらくすると止みましたが、 山の天気は変わりやすいということを再認識しました。
御嶽(みたけ)駅
御嶽駅(JR青梅線)の隣には、御岳インフォメーションセンターがあります。 付近の散策マップや関東ふれあいの道のガイドマップを入手できます。