杉の木陰のみち
散策:2003年09月中旬
【関東ふれあいの道】 杉の木陰のみち (東京都6番コース)
概 要 日の出山から山岳信仰の御岳山を経て多摩川沿いの御岳渓谷遊歩道を廻るみちです。 都心方面の展望がよく、四季を問わず多くのハイカーに親しまれています。
起 点 あきる野市 上養沢バス停
終 点 青梅市 御嶽駅
ルート 上養沢バス停…養沢鍾乳洞…金毘羅尾根…日の出山…御岳神社入口…御岳神社…御岳ビジターセンター…滝本駅…神路橋…御嶽駅
所要時間 5時間50分
歩いて... 杉林の中を行く道が多いコースです。 御岳山から清滝駅へ降る参道には、年を経た立派な杉の巨木が並木を作っています。 山頂からの眺望と渓谷の爽やかさの両方を満喫できる変化に富んだコースです。
関連メモ 日の出山, 大岳山, 大塚山
コース紹介
上養沢(かみようさわ)バス停
武蔵五日市駅(JR五日市線)から、上養沢行きバスにて35分、 バスの便が少ないので事前に確認しておきましょう。
 土曜 7:05 9:44 10:35
 日曜 8:15 9:26 10:37
バス停そばの簡易トイレ横に関東ふれあいの道の案内板があります。
杉の木陰のみち
延長11.5kmのこのコースは古くから知られている養沢鍾乳洞をへて、 日の出山へ登ります。山頂から関東平野・奥多摩方面の360度の展望を楽しむと、 関東の霊山として有名な御岳山をめざします。ここからは御岳神社の表参道をくだります。 参道の左右は樹齢数百年の杉並木が続きます。滝本をへて多摩川にくだると 御岳渓谷の流れを楽しみながら駅にむかいます。
 (環境庁・東京都)
養沢川に沿ってバス停の先に続いている舗装道路を進んでいきます。
ヤマメの稚魚を放流しました。 12センチ以下は放してください。
 (秋川漁業協同組合)
10月1日から翌年3月1日解禁日の前日まで
密漁者取締中
釣りをしている人を見かけたら直ぐ通報して下さい。
 (秋川漁業協同組合、五日市警察署)
みんなの手でみんなのまちを美しく
ゴミを捨てないよう
 (五日市町)
川を流れる水音を聞きながら4分ほど進んでいくと、左手にお地蔵さまが並んでいました。 これからの散策の安全をお祈りしていきましょう。
上養沢橋、上の橋を過ぎていきます。 川の所々には段差がつけられ、ちょっとした滝のようになっています。
この附近は鳥獣保護区になっております。 鳥獣の保護と生活環境の保全にご協力下さい。
 (東京都)
更に4分ほど行くと、道が左手にカーブする所に白い「柿平園地便所」が見えてきます。 ここに関東ふれあいの道「杉の木陰のみち」の地図があります。 養沢鍾乳洞・日の出山・御岳山・清滝駅を経て御嶽駅へと向かいます。 トイレの手前の右手に関東ふれあいの道の道標があります。 「七代の滝」への道と別れ、「養沢鍾乳洞・日の出山」を示す右手の山道を進んでいきます。 養沢川に架かる小さな橋を渡って、谷筋へと入っていきます。
野鳥の密猟は犯罪です。
野鳥は環境大臣又は都知事の許可がなくては、捕ることも飼うこともできません。 これに違反すると罰金刑、懲役刑など厳重に処罰されます。 違反者を目撃された方は下記へご連絡下さい。
 (東京都多摩環境事務所自然環境課鳥獣保護係)
5分ほど山道を登っていくと、二股の分岐があります。 左手の道には通行止めの柵がしてあります。 左手の道が本来の道だったようですが、この先に架かる木橋が老朽化しているため、 右手に新たな橋が架けられたようです。 道標に従い、右手の石段を登っていきます。
石段を登った先の木橋を渡るとY字路になっています。 左側は行き止まりで、右手の石段の道を進んでいきます。 「養沢鍾乳洞は閉洞致しました」という手書きの板が道標にぶら下がっていました。 小さな沢を渡りながら、杉林の中を登っていきます。
養沢鍾乳洞
10分ほどいくと正面が少し開けて、養沢鍾乳洞入口にある鍾乳洞山荘に着きます。 しかし残念ながら、現在は閉鎖されていて、鍾乳洞の中に入ることはできません。
養沢川流域には3つの鍾乳洞がありますが、この鍾乳洞はその中で最も早く発見されたもので、 奥行50m、幅は広いところで15m位あります。奥多摩には古生代・中生代の古い地層が多く、 石灰岩層が日原川流域から御岳山・養沢川を通り五日市付近にまで分布しています。 鍾乳洞とは、石灰岩が割れ目からしみこんだ雨水・地下水に含まれる炭酸により溶解・浸食を受け、 長い年月をかけてできあがったものといわれています。
 (東京都)
養沢鍾乳洞を後にして、更に杉林の中の道を登っていきます。 17分ほど登っていくと、戻るようにして右手に続く石段があります。
昔の城の跡なのでしょうか、それとも単なる治山対策なのでしょうか、 石垣もありました。 柿平園地便所から40分ほど歩いてきたので、ちょっと小休止していきます。
杉林の中の道を更に10数分ほど登っていくと、ちょっとした峠に着きます。 X字路になっていて、左側の道は日の出山を通らずに御岳山へと向かうまき道で、 日の出山へは道標が示す正面の道を進んでいきます。
(写真では、左下から登ってきて右上の道へ進みます)
杉林の中の道をしばらくいくと、左上が開けて明るくなってきます。 これが日の出山へと続く金毘羅尾根です。 峠から4分ほどで、金毘羅尾根に着きます。
ひろげよう 森への感謝と防火の輪!
 (森林国営保健、東京都、東京消防庁)
金毘羅尾根
周囲の材木が伐採されて新たな苗木が植えられたためか、 これまでの山道と変り、日の出山へと続く金毘羅尾根は広々としています。
生涯青春の湯 ひので三ツ沢 つるつる温泉
ここから右手へ行くと「つるつる温泉」があります。 御岳山から日の出山へのルートの場合は、帰りのルートに選ぶといいかも知れません。 (右手の道は「大塚山」を参照)
入ってつるつる 出てほかほか
登山の汗を 流して帰ろう
ひので三ツ沢 つるつる温泉へ
営業時間:朝10時〜夜8時まで
お休み:毎週火曜日・年末年始
バス便:武蔵五日市駅まで1時間に1本程度あり
クロモ上見晴台
金毘羅尾根を5分ほど登っていくと、クロモ上見晴台に着きます。 ベンチも設置されていて、眺めのいいところです。 これからの日の出山への登りに備えて、ちょっと休憩していきましょう。
見晴台の少し先で道が二股に分れています。 道標もなくどちらへ行けばいいのか不安になります。 右は横木の階段、左は坂道になっていますが、どちらの道を選んでもまた合流します。
3分ほど進んでいくと先ほどの分岐道が合流します。 ここにある道標の指し示す方向から考えると、 関東ふれあいの道は右手の横木の階段の方だったようです。 ここから日の出山まではあと200mになります。 合流地点から少し行くと、また道が二手に分れています。 ここにも道標はありませんが、先ほどの分岐道から類推して、 右側の横木の階段の方を登っていきます。 左の道は山頂を通らずに御岳山へと向かうまき道になっているようです。
少し急な階段を登っていくと、正面に道を塞ぐようにして大きな岩があります。 大きな岩を過ぎると平らな所に出ます。 ここが頂上かと思いますが、更にこの先に石段が続いています。 石段を登りきると日の出山の頂上に着きます。
日の出山 (標高902m)
日の出山からの眺めは素晴らしく、360度の大パノラマが広がっています。 西側には、これから向かう御岳山が間近に望めます。 休憩舎や多くのベンチが設置されているので、大休憩していきましょう。 この辺りは秩父多摩甲斐国立公園になっているようで、 周辺の地図も設置されていました。
秩父多摩甲斐国立公園カントリーコード
国立公園を大切に利用するために
ゆっくり静かに自然を楽しむ  自然や風景の素晴らしいところです。 目的地にただ急ぐのではなく、行程には余裕をもって、ゆっくり自然を楽しみます。
計画や準備は万全にする  本公園は初春まで積雪凍結があり、冬季は早く陽が落ちます。 生命や身体の安全のためには登山の経験者に相談したり、目的地やルートの情報を必ず確認しましょう。
土地所有者や管理者の善意を尊重する  国立公園内は国・公有地だけではなく、私有地もたくさんあります。 登山道や公共施設も善意により借地させていただいている場所もあります。 土地所有者や管理者が困るような行為はつつしみます。
駐車場でのアイドリングをしない  アイドリングによる排気ガスはきれいな空気を汚します。 駐車場での無駄なアイドリングはしません。
ゴミは絶対捨てずに、すべて持ち帰る  少しでもゴミが落ちていると大変目だちますし、野生動物にも影響を与えます。 ゴミはすべて自宅まで持ち帰るとともに、ゴミになるものは最初から持っていかない工夫をします。
登山道や遊歩道からはずれて歩かない  写真撮影などで道からはずれると、転落や迷う恐れがあります。 また、植生を傷めることにもなるので、登山道や遊歩道からはずれないよう歩きます。
動植物をとらない  自然の中で生きる多様な野性動植物は、生態系を保全するため野生動植物を大切にします。
山火事をおこさない  山林火災はいったん発生すると消化作業も困難で、多くの森林が消失してしまいます。 たき火やたばこの吸い殻の投げ捨ては絶対にしません。
キャンプはキャンプ場でおこなう  身体の安全や生態系の保全のためにキャンプ場でキャンプを楽しみます。
トイレなど公共施設をきれいに使う  トイレや避難小屋などの公共施設は、一人が汚すと後から使う人達が不快です。 一人ひとりが気をつけて、汚さず、壊さずに使います。
※「カントリーコード」とは、利用に当たってのマナー向上を目指して策定されたルール集です。
 (秩父多摩甲斐国立公園協議会制定、建設省)
左手のきれいに整備された道を降っていくと、2分ほどで分岐があります。 正面の広い道の先には東雲山荘があります。 左手から合流してくる道は、日の出山を通らずに来たまき道です。 御岳山へは左前方に続く少し降り気味の道を進んでいきます。
「青梅市と日の出町の境」の道標を過ぎていきます。 分岐から10分ほどいくと、金毘羅尾根の手前で分れてきたまき道と合流します。 10mほど先の所で上養沢へ降っていく道が分れていきます。
杉林の中の快適な道を10分ほど行くと前方が開けてきます。 こんな山の上だというのに畑がありました。 畑があるということは、ここまで農作業にくる人がいるということですが、 「こんな山の上に?」と思いました。 しかし、御岳山からは結構近い所みたいで、余計な心配のようでした。
山の上の快適な道を10分ほど行くと、民家や料亭などが建ち並ぶようになります。 この辺りから「御岳山」になるのでしょうが、「ここが山頂」というような所は特にありませんでした。 民家や料亭などの間を4分ほど進んでいくと、道がZ字形に曲がっている所があります。 右へ曲がり続いて左へ曲がって細めの道を御岳神社めざして行くのですが、 道標があるので参考にしましょう。
御岳神社入口
細い路地を左折し、物産店が並ぶ道を抜けると御岳神社の入口に着きます。 ここに、御岳山周辺情報地図があります。 御岳山拡大図もあるので参考にしましょう。 一息入れたら、御岳神社までの石段を登っていきます。 5分ほどで御岳神社に着きます。
御岳神社
平成17年酉年の式年大祭に向けて、老朽化が進んでいる大鳥居の立替を始め、 幣殿、拝殿、随身門などの改修工事が進められていました。 この時は社殿の屋根の葺替工事中でシートが被せられており、 残念ながらその全容を見ることはできませんでした。
この写真は、明治初期まで使用されていた旧本殿で、現在の本殿の後ろ側にあります。
武蔵御嶽神社由緒
社伝によれば、創建は第10代崇神天皇7年と伝えられ、第12代景行天皇の御世、 日本武尊東征のみぎり、難を白狼の先導によって遁れられたといわれ、 古くより関東の霊山として信仰されて参りました。 平安時代の延喜式神名帳には、大麻止乃豆天神社(おおまとのつのあまつかみのやしろ) として記されております。 山岳信仰の興隆とともに、中世関東の修験の一大中心として、鎌倉の有力な武将たちの信仰を集め、 御嶽権現の名で厄除・延命・長寿・子孫繁栄を願う多くの人達の参拝によって栄えました。 天正18年、徳川家康公が関東に封ぜられますと、朱印地三十石を寄進され、慶長11年、大久保石見守長安を 普請奉行として社殿を改築、南面だった社殿を東面に改めました。 人々の社寺詣が盛んになると共に、世に三御嶽の一つとして、御嶽詣も、武蔵・相模を中心に 関東一円に広がり、講も組織され、現在に及んでおります。 明治維新により、御嶽神社の社号となり、更に昭和27年、武蔵御嶽神社と改めました。
御祭神
 櫛眞智命、大己貴命、少彦名命、奥宮 日本武命、御眷族 大口眞神
祭儀
元旦祭1月1日
太占祭1月3日(牡鹿の肩骨を灼き占う神事)
節分祭2月3日
紀元祭2月11日
春季大祭3月8日(山開き大祭)
例大祭5月8日(日の出祭)
奥社例祭5月15日
大祓式6月30日(夏越しの祓い)
流鏑馬祭9月29日
秋季大祭11月5日
新嘗祭11月23日
大祓式12月31日
大口真神社例祭正月・5月・9月
月次祭毎月8日
 (社務所)
御岳神社旧本殿
武蔵御岳神社の元本殿は神明造であり、明治10年(1877)に造替されたものであるが、 それまで使用されていたのがこの旧本殿の常盤堅盤社である。 この旧本殿は本殿建築として室町時代の規模を有し、都内においてほとんど唯一のものであり、 昭和23年4月、重要美術品に認定された。 社殿は一間社流造、銅板葺で、間口は柱真々2.50メートル、奥行2.13メートル、丹塗で社宝に 永正8年(1511)、慶長11年(1606)、元禄13年(1700)の修復の棟札がある。 嘉永3年(1850)11月、清和天皇祭祀を命ぜられた時、合祀合同官社となり、 主祭神に崇神・景行・安閑・清和天皇、副祭神として狭依比売神ほか96柱が祀られている。
東京都文化財保護条例により、文化財の指定種別を都重宝から東京都指定有形文化財に 変更したので、石造標識については、このように読み替えて下さい。
 (東京都教育委員会)
御岳神社から石段を降り、元来た物産店が建ち並ぶ道を通っていきます。 突き当たりを左折して降っていくとT字路があります。 ここには道標がありませんが、右手への道を降っていきます。
コンクリート舗装の急な坂道を降り、青梅市御岳山診療所の前を過ぎていくと、 右下へ降っていく道が分れています。 道標がなくて分かりにくいのですが、この道は見送り、水平に続く道を進んでいきます。 少し先に道標が立っています。 「鳩ノ巣駅(裏参道)」への分岐は見送り、「ケーブルカー御岳山駅」を示す方向へ進んでいきます。 突き当たりの「登奈利荘」の所を左折して狭い路地を少し進んでから右折します。 道成りに少し進んでいくと、道路の左手に御岳ビジターセンターがあります。
御岳ビジターセンター
センターでは、東京都で見られる自然などを紹介した写真やジオラマなどが展示されています。 自然教室やスライド上映もあります。 御岳山周辺の散策マップをもらえるので、参考にしましょう。
供用時間午前9時〜午後4時30分まで
休業日月曜日(この日が祝日の時はその翌日)
 年末年始(12月29日〜翌年1月3日まで)
東京都の植生
東京都は東西に細長く、西高東低の地形となっているので、自然植生もこれに対応して 東から西に変化していきます。つまり、東京湾岸から沖積低地・洪積台地・丘陵地および山地の 4地帯から構成される地形に対し、海抜約700mまでが暖温帯の照葉樹林域(ヤブツバキクラス)で、 その上部の1,800mまでが温帯の夏緑広葉樹林帯(ブナクラス)、さらに東京都の最高峰である 雲取山(2,018m)までが亜寒帯・亜高山帯の亜高山性針葉樹林帯(トウヒ−コケモモクラス)に大別されます。 そのなかで、現在、自然植生が見られる地域は奥多摩の日原川の源流部、三頭山と高尾山など一部であり、 わずかにその姿を止めるにすぎません。 私たち都民にとって身近で貴重な森林は、本来の自然植生ではないが代償植生、二次林である雑木林の緑でしょう。 いわゆる武蔵野の雑木林といわれる洪積台地のコナラ−クヌギ群集は都市化のなかで急速に失われ、 多摩丘陵の雑木林も近年の多摩ニュータウン建設によりかなり失われていることがこの植生図からもうかがえます。 しかし、最も都民に親しまれている里山の自然環境の中核である加住丘陵・草花丘陵・加治丘陵・狭山丘陵などの 丘陵地の雑木林は比較的良い状態で残されています。植生図を見ると、コナラ林が灰色の都市化の波を 必死に押さえているように見えるでしょう。 いまここで緑の防波堤である雑木林を守らなければ、巨大な都市化・自然破壊を食い止めることができないでしょう。 あなたには、この植生図はどのように見えますか。
御岳ビジターセンターを後にして進んでいくと、すぐの所に分岐があります。 ここに道標が立っていて、左はケーブルカー御岳山駅への道、右は滝本・御嶽駅への道を示しています。 今回は右手の表参道を滝本駅へと降っていきます。
参道の脇には太さ1mを超えそうな樹齢数百年のみごとな杉の巨木が林立しています。 道は舗装されていて歩き易くなっていますが、かなり急なので、 勢いに任せて降っていくと、足の裏が熱くなってしまいます。
参道を10数分下った所にあるケーブルカーの線路の下をくぐり、 更に杉の巨木が続く道を降っていきます。
山火事注意
山も木も地球も泣きます 森林火災
 (森林国営保険、東京都、東京消防庁)
10分ほど行くと右手が少し開け、ケーブルカーの線路のそばに出ます。 しばらく待っていると、ケーブルカーが通過していきました。
ケーブルカーを見送って、更に杉並木の道を降っていきます。
市天然記念物 参道の杉並木
滝本から山頂まで26丁(4キロメートル余)の参道は、江戸時代初期に整備されたものと伝えられ、 両側に並んでそびえ立つ杉の巨木は、御嶽神社に参拝する人々に霊山の荘厳さを感じさせている。 年間の雨量が多く多湿で肥沃な奥多摩の地形と地質は、杉の生育に最適であり、 各地に美林が多いが、このように巨木が群れをなしているところは少ない。 幹回りが約6メートル、樹齢300年以上と推定されるものもあって、 その総数は600本以上を数える。
 (青梅市教育委員会)
やがて鳥居が見えてくると、参道も終わりになります。 鳥居のそばには、天然記念物の大スギがあります。
市天然記念物 滝本の大スギ
参道の杉並木のうち最大のものである。 青梅市にはこのほか、東京都指定天然記念物の杉の大樹が、安楽寺と塩船観音寺にあるが、 ここのはそれに次ぐものである。 乗物の便のなかったころ、ここまでやっとたどり着いた御岳道者たちが、 落ちる滝水をうち眺めつつ一息入れるのは、いつもこの木のところであった。
 (青梅市教育委員会)
樹齢推定350年(江戸初期)
樹高45m
目通り6.1m
滝本駅
鳥居の前にある禊橋を渡ると、目の前に滝本駅があります。 駅舎では売店もいくつか営業しています。 御岳山駅まで登るケーブルカーは、1時間に3本程の便があります。
ケーブル下バス停
滝本駅の手前から右下への広い道路を降っていきます。 2分ほどの所にケーブル下バス停があります。 御嶽駅まで、1時間に1本から3本の便がありますが、 最後の御岳渓谷の散策のためにバスには乗らずに歩いていきましょう。
民家が点在する広い道路を10数分降っていくと、行く手に赤い鳥居が見えてきます。 鳥居の先の吉野街道を渡った所に、「御岳渓谷 御岳駅 近道 ここ下りる」の 案内板があるので、その道を降っていきます。
神路橋
1〜2分ほど降っていくと、多摩川に架かる神路橋があります。
神路橋を渡った所で、国道へ登っていく道と川辺へ降っていく道が分れています。 右下へ続く川辺への道を降り、御岳渓谷沿いの道を進んでいきます。 5分ほど行くと、杣の小橋の下を通過します。
休日とあって、川遊びや釣りを楽しんでいる人が多くいました。 適度な流れのためか、カヌーやカヤックの練習をしている人を何人も見かけました。
危ない!!
ダムの放流による増水に注意
この川の上流7.7kmのところにある白丸調整池ダムでは、3月20日から11月23日までの間は、 毎朝放流量を増やします。この付近では午前9時半頃から12時頃までの間に 水が増えてきますので十分注意して下さい。
 (東京都交通局発電事務所)
御岳橋
神路橋から10数分ほど行くと御岳橋が見えてきます。 御岳橋の下を過ぎていくと 「御岳駅(近道)0.1km」の道標がありますがやり過ごし、 美しい渓谷が続く道を進んで行きます。
御岳小橋
やがて正面が開け、御岳小橋の袂に着きます。 ここはちょっとした広場になっていて、多摩川の周辺の案内図もあります。 御嶽渓谷はこの先まだまた続きますが、ここで別れて左手の階段を登っていきます。 階段を登った所にあるケーブル下行きのバス乗り場を過ぎると、御嶽駅はすぐそこにあります。 バス停のそばには、関東ふれあいの道の案内板があります。
御嶽(みたけ)駅
御嶽駅(JR青梅線)の隣には、御岳インフォメーションセンターがあります。 付近の散策マップや関東ふれあいの道のガイドマップを入手できます。