舞岡ふるさと村
散策:2003年04月上旬
【里山散歩】 舞岡ふるさと村
概 要 舞岡ふるさと村は、農業育成と田園景観保全を目指した村で、 地下鉄舞岡駅の北側と南側に広がっています。 すこし前までは日本のどこにでもあったあの田園風景。 どこか懐かしく心の奥に深く刻み込まれたあの風景が、 この舞岡ふるさと村とそれに続く舞岡公園できっと見つかります。
起 点 横浜市 舞岡駅
終 点 横浜市 舞岡駅
ルート 舞岡駅…水車…舞岡八幡宮…虹の家…舞岡公園入口…公園門…小谷戸の里…谷戸見の丘…おおなばの丘…さくらなみ池…舞岡駅
所要時間 4時間30分
歩いて... 舞岡ふるさと村は、寺家ふるさと村と並んで、神奈川県での里山散歩の定番になっています。 舞岡公園も隣接しているので、そのまま足を伸ばしてみましょう。 舞岡公園は自然公園になっていて、谷戸には田んぼや畑が広がっています。 小谷戸の里を中心として農作業の体験活動も行われています。
関連メモ 舞岡ふるさとの森, 舞岡ふるさと村, 舞岡公園, 舞岡公園, 舞岡公園, 舞岡公園, 舞岡公園, 舞岡公園, 舞岡公園,
舞岡ふるさと村, 舞岡公園, 舞岡公園, 舞岡公園, 舞岡ふるさとの森, 舞岡公園
コース紹介
舞岡(まいおか)駅
舞岡駅(横浜市営地下鉄)から歩き始め、コースを一巡りし、また舞岡駅へ戻ってきます。
江ノ電バスで、舞岡駅そばの道岐橋バス停まで来ることもできます。 戸塚駅(JR東海道線)から、舞岡台循環バス、または、京急ニュータウン行きバスにて5分、 1時間に8本程度の便があります。
舞岡ふるさと村は主に舞岡駅の南側に広がっていますが、北側にも少しあります。 舞岡川に架かる舞岡橋を渡ると、浅い谷に水田が広がっています。 「心のふるさと」とでもいうのでしょうか、 青々とした水田を見ていると、何か心落ち着くものを感じます。
半屋敷橋(なからやしきはし)を通っての戻り道で、 桜と菜の花が並んで咲いているのを見かけました。 紅色と黄色の対照が印象的でした。
舞岡町小川アメニティ
舞岡駅からふるさと村の田園地帯を抜けて舞岡公園に至る水辺空間は、 「舞岡町小川アメニティ」として整備されています。 水量豊富な水の流れを楽しみながら歩く風景は、何だか昔の懐かしさを感じさせます。
水車
途中には、水車なども設けられ、子供たちが楽しそうに水と親しんでいます。 秋には稲穂が黄金色に輝き、豊かな自然を満喫できます。 この水車、手で廻してみようとしてもビクともしませんでした。 永い間使われていないみたいで、かなり疲れ切っているようです。
舞岡八幡宮
近くには舞岡の鎮守の森として長い歴史を持つ舞岡八幡宮があり、 「舞岡」の地名の由来などの記録が残されています。
「舞岡」の地名
昔、當地一帯を腰村と呼んで居た頃、 白幡が空に舞ったので村の名を舞岡と改めたと云ふ。 その幡は當地西方三十籵の落幡村(現秦野市)に 落ちたと傳えるが、この珍しい出来事に因んで京都石清水八幡宮を 勧請したのが當神社の始めであって、時に乾元元年(西暦1302)3月であった。 以来村の鎮守として崇敬せられ、明治6年に村社、大正6年に指定村社と成り、 昭和28年に宗教法人と成って現在に至る。 相模国鎌倉郡舞岡村はやがて神奈川県鎌倉郡川上村舞岡と成り、 昭和14年には横浜市戸塚区舞岡町と成り、更に 昭和30年代末の宅地造成に伴って南舞岡が生まれたが、 當神社の氏子区域であることは変わらない。
私の故郷にある鎮守の森では、秋祭りの前夜になると氏子たち(子供)がお堂に籠り、 焚き火で焼き芋などをして暖をとりながら夜を過ごしました。 翌朝早くに起きだし、鐘や太鼓を鳴らしながら地区内をふれ歩いたことを思い出します。 また、境内やそれに続く参道にはシイの木がたくさん生えており、 よくシイの実を採って食べたものです。
虹の家
ふるさと村の中心には虹の家があり、 舞岡ふるさと村の歴史,風物,民芸品などが展示されています。
「舞岡ふるさと村」とは
横浜市では市内に退かされた自然を保全するとともに、 市民の皆様に自然や農業、農村文化に親しんでいただくために、 地元の農家が一体となって"ふるさと村づくり"を進めています。 ここ戸塚区舞岡地区は、横浜市の南西部に位置し、 市営地下鉄「舞岡駅」を中心に、周囲を大規模な住宅地に囲まれながらも、 まだのどかな田園景観が広がる南北に細長い農村地域です。 この舞岡地区を平成2年度に横浜ふるさと村2号地"舞岡ふるさと村"として 指定しました。ここでは「都市と農村との市民交流」を基本に 「市民と直結した農業」を目指し、基幹的産業である「農業」を守り、 育てて行く村づくりを展開してまいりました。 また、舞岡ふるさと村の南に広がる舞岡公園や北側につながる 舞岡リサーチパークとあわせ、田園景観の保全に勤めるとともに 農業生産施設や研修施設、レクリエーション施設などの整備を行い、 舞岡地域全体の活性化を推進しています。
農業が息づく村
舞岡ふるさと村は、緑豊かな自然環境を守り、都市近郊にありながら、 農業という私たちの生活に必要不可欠な仕事を営んでいます。 村の人々が自然とともにくらす様子は力強く、活気ある息吹を感じさせます。 地下鉄「舞岡駅」の周辺は、緑豊かな田園景観が広がっています。 この地域の面積は約102.6ヘクタールで、大部分は山林や畑、水田で構成されていますが、 農業については主に野菜や梨栽培、養豚および酪農などを営んでいる55戸の農家によって経営されています。 市街地のオアシスともいえるこの舞岡地区の農業を振興し、市民の生活と直結した農業を目指すため、 横浜市は"舞岡ふるさと村"の指定を行い、平成2年度より、
 (1)園場、農道、竹林、灌漑排水、自然堆肥、防災施設等の生産基盤の整備
 (2)体験温室、観光養鶏、農畜産処理加工施設、集出荷貯蔵施設等の近代化施設整備
 (3)散策路、多目的広場等の地域環境整備
 (4)ふるさと村総合案内所設置
など、各種の整備を実施しました。都市の利点を生かし、 地元「舞岡」で生産された農畜産物を共同で直売し、 また、地域の特産物を中心にたけのこまつり、じゃがいも祭り、梨もぎ、さつまいも祭り、 つけものまつりなどさまざまなイベントを通じて消費者・市民とふれあう農業を、 そして地域の農業者がこぞって参加できる"舞岡の農業"を目指しています。
里山・舞岡の風景
今は、アメニティーとなった舞岡川に沿って、田んぼや畑が細長く残っています。 また、その両側は山になっています。 川沿いに南に進むと、急に左側が開けてきます。 山を削ってできた団地です。団地ができる以前は、両側から山が狭まり、 だいぶ谷が細くなっていた様子が伺われます。 農家は田畑と山を持ち、屋敷林として栗、柿、梅などの果樹も植えられ、 裏山には竹林、そして雑木林と続いています。 山の尾根は日当たりのよい畑が広がっています。 また、クリなどの果樹畑も見られます。 このように、舞岡にはまだ典型的な里山の風景が残っています。 昔は、冬には炭焼きの煙がたち上がり、炭や薪を背負って山を降りてくる人の 姿が見られたことでしょう。林は下草が刈られ木々も整理されていたため、 林の中は遠くからでも見通しがよく、キノコや山菜なども見つけやすかったそうです。 今は、春先には農家の裏山で竹の子掘り、初夏にはトマト狩りや梅の実もぎ、 ジャガイモ掘り、秋にはサツマイモ掘りなどを体験する親子の姿がみられます。 また、四季を問わず、里山の景色を楽しみに訪れる人たちも多くみられます。
ふるさと村には畑が続いています。 道からは一段高くなっていて、見通しは今ひとつ良くありません。
道の側のアメニティでカモのツガイを見つけました。 餌になりそうな物でもいるのでしょうか。
舞岡公園入口
ここから舞岡公園になります。 公園には多くの広場や休憩所などがあり、古民家「旧金子家住宅主屋」や体験水田もあって、 昔の生活に触れることもできます。
舞岡公園
舞岡公園は舞岡ふるさと村に隣接した所にあり、
 ・多くの市民の汗と創意が何より重んじられ、
 ・田んぼや畑、雑木林などの農的自然を四季折々に育み続け、
 ・そこに息づく生き物たちへの心配りも大切にし、
 ・さまざまな生き物が織り成す豊かな自然の営みが永く続くことを願って、
開設された公園です。
公園内にも水田が広がっています。 ふるさと村のこの水田は農家の方が営んでおられるものですが、 公園門の内側にある水田は、田園・小谷戸の里管理運営委員会による 体験水田になっています。
公園門
これより先は野生動植物の保護及び自然環境を維持して行くため、 犬(介助犬を除く)等を連れての立ち入りはできませんので、 ご協力をお願い致します。
  公園門(東・南・北)内の利用時間
  夏期間(4月〜10月)・・・8:30〜19:00
  冬期間(11月〜3月)・・・8:30〜17:00
なお、野生動植物の保護及び自然環境の維持のため、 夜間は公園門の閉開を上記の時間で行ないます。
 (横浜市緑政局公園部中部公園緑地事務所)
 (舞岡公園田園・小谷戸の里管理運営委員会)
小谷戸屋はこんな店
私達は、横浜の原風景である谷戸を愛し、いつまでもこの姿を残し 育んでいきたいと考えておりますが、現実の自然環境保全の活動は大変です。 当店では、ボランティアの方々の苦心作を取り扱っておりますので、 皆様のカンパによるご利用が頂ければ幸いです。 ご厚志は、全額当公園の維持運営の一助とさせて頂きますので、 よろしくお願い申し上げます。
小谷戸の里
小谷戸の里にある納屋の前では、家族連れが竹馬や竹下駄(?)などで遊んでいまいした。 縄をなったり竹馬を作ったりの実演をしている方もいます。 大分県竹田地方の竹製の独楽というのがありました。 周囲にスリットが開いていて、廻すとブーンという音がします。
独楽の廻し方
・左手で独楽を持ち、自分の方に巻いていく。
・付根の近くまで巻いたら、竹の棒の山の方を自分の方に向けて紐を穴に通す。
・左手で独楽を持ち、紐を通した竹の山の方を外側に向け、人差し指で落ちないように押さえる。
・座って、勢いよく人差し指を放して引く。
古民家 旧金子家住宅主屋
明治後期に建築されたと思われる旧金子家住宅主屋は、戸塚区品濃町にあったものを、 平成7年に納屋なども含めて移築し復元したものです。 間取りは整形四間取りと呼ばれる8畳の部屋を4室、田の字に並べたもので、 間仕切りにはすべて戸・障子が用いられて開放的になっています。 こうした間取りは、江戸時代末期から明治初期にかけて座敷で蚕の飼育をしたために、 壁を取り払った結果できたものと考えられています。
舞岡公園を訪れた皆さんへ
この公園は、かつて横浜のあちこちで見られた谷戸(行き止まりの小さな谷)の 風景や生きものの姿を、今に伝える場所です。 この豊かな自然を将来へと引き継ぐのは、私達一人ひとりの責任です。 そこで、次のことに心がけて下さい。
一、生きものを持ち帰らないで下さい。
ドジョウ、メダカ、トンボ、バッタなど、すべての生きものが関わりあって、 舞岡の自然を支えています。小さな命を持ち帰らないで下さい。 また、外からコイなどもちこむことはやめて下さい。
二、野草をとらないで下さい。
セリはキアゲハ、ヨモギはヒメアカタテハなどの幼虫の食物です。 多くの昆虫たちは決まった食物しか食べられません。 一つひとつの植物が多くの生きものを支えています。
 (舞岡公園田園 小谷戸の里 管理運営委員会)
市民の手で公園内の田圃体験区域を運営しています。 苗代から刈取までの稲作体験ができます。 休日になると、農作業をしている人を多く見かけます。 活動の様子は、公園内の「やとひと情報館」で紹介されています。
やとひと情報館
「雑木林」や「里山」と言った言葉が最近流行っている。 農的な営みの中で成立してきた人の手の入った自然−雑木林−は、 その分だけ「親しみ」や「懐かしさ」を感じることが出来る等、 雑木林の魅力については様々な方面で論陣が張られ讃歌されている。 ここ舞岡公園での雑木林の価値も、田んぼの水の水源として、 生き物の生活の場として、その他いろんな必要性・魅力があげられるのは言うまでもない。 しかし、あえて一言で言うなら「それがあることで、自分が、地域が、世の中が元気になる」存在なのである。 例えば、1年間の雑木林活動を示した図「雑木林の曼荼羅」を見れば、 この公園での市民の元気さが伝わってくるはず。 今、夢でも幻でもなく現実のものとして見事な曼荼羅が広がっているこの雑木林に、 市民が始めて鎌をいれたのはいつのころか。 改めて雑木林の持つ「関わり続けていく面白さ」を感じないわけにはいかない。
さあ、胸を張って謂おう! 「雑木林はわたしたちのまちの恋人!!
舞岡公園は谷戸の公園
この自然と農文化の息づく風景を残したいと願う市民が、 横浜市緑政局とともに試行錯誤を重ね、谷戸を中心にした公園が生まれました。 現在、市民団体「やとひと未来(舞岡公園田園・小谷戸の里管理運営委員会)」が 市からの委託を受け、市民の手で公園の田圃体験区域を運営しています。
田圃体験区域では、かつての懐かしい農村風景が見られます。
谷戸ってな〜に?
横浜市やその近辺には、小さな丘に囲まれた小さな谷がたくさんあり、 この谷を谷戸と呼びます。そこでは、雑木林に育まれた湧水が小川となり、 人々は田んぼや畑をつくって、ホタルやトンボ、タヌキやノウサギなど、 生き物たちと共に暮らしていました。 都市化の前の横浜ではあちこちで見られた原風景です。
あなたもいっしょに…
田んぼ、畑、雑木林、古民家、広報などなど、赤ちゃんからお年寄りまで、 好きなこと、得意なことで力を出しあい、楽しみながらこの公園をささえています。 詳しくは、小谷戸の里 事務局へ、是非一度お立ち寄りください。
谷戸見の丘
丘には綺麗な菜の花畑が広がっていました。 春を代表する花のひとつで、香りが一面に漂います。
公園内には雑木林の中に散策路が続いています。
利用者のみなさんへ
舞岡公園は動植物の生態系を大切に保護することを目的に管理をおこなっています。 許可なく樹木を切ることは禁止しています。 最近、園路沿いの植物が被害を受けています。 勝手に樹木を切っている人を見かけた時は詰所へご連絡ください。
 (中部公園緑地事務所 舞岡詰所)
おおなばの丘
おおなばの丘からえのき休憩所にかけては桜の木の丘になっていて、 春には丘全体が見事なピンク色に染まります。
なぜササなどの下草を刈るの?
林がササに覆われると、地面に光りが入りづらくなり、 スミレやリンドウなど昆虫の餌となる植物が育ちません。 昆虫が少なくなると虫を食べている動物たち(ウグイス、メジロ、エナガ、アカハラ、ノネズミ)が姿を消していきます。 小動物が少なくなると、フクロウ、タカ、イタチなどの肉食動物の生活が苦しくなります。 動物たちは互いに係わり合って生活しているわけです。 多種の植物が育つ環境を作り守ることが、舞岡の動物たちと私達のふるさとを守ることなのです。
小鳥のさえずりが四方から聞こえ、 新緑を渡る風が爽やかな香りを運んできます。
さくらなみ池
池の畔には枝垂れ柳が生えていて、風情を醸しだしていました。
この池にはトンボ、ホタルの幼虫や、メダカ、ドジョウなどの小さな生物が生活しています。 これらの生物の天敵は何でも食べてしまうコイなどの魚です。 ふるさとの生態系を守るため、コイや金魚などの魚は絶対に放さないで下さい。
私の故郷でも、街中を流れる川の両岸に枝垂れ柳が続いています。 古株の大木になっているのも多くあり、 老木になって倒れそうになると、若樹と植え替えられています。 枝が風になびいている様子を見ていると、故郷のことが思い出されます。
綺麗な花で周りを飾っている家がありました。 その家の庭だけでなく、外にも季節の花が咲いていました。 小路を通る人々にも優しい気持ちが伝わってきます。
ハム工房まいおか
舞岡ふるさと村の入口にある、横浜生まれのカントリーテイストの店です。 地元産のハム・ソーセージをお土産に買って家路につきましょう。
ご案内
加工原料は、地場産の新鮮で安全な良質の豚肉を使用し、 最新の機械と技術のもと、加工室についてはクリーンルームを設け、 衛生的製造を行います。 誠に勝手ながら、毎週火曜日と第3月曜日は定休日となります。