寄自然休養村
散策:2003年03月中旬
【里山散歩】 寄自然休養村
概 要 寄(やどりき)自然休養村は、松田の市街地の北、丹沢の南麓の谷あいにあります。 中津川沿いのビオトープ散策と、虫沢の里山歩きが楽しめます。
起 点 松田町 寄バス停
終 点 松田町 田代向バス停
ルート 寄バス停…寄自然休養村管理センター…寄ビオトープ…虫沢の里…龍王寺…田代向バス停
所要時間 2時間40分
歩いて... 川沿いの散策と、里山歩きが楽しめます。 ここの散策は、冬枯れの時期よりも新緑の頃の方がいいように思います。
関連メモ シダンゴ山, 高松山北尾根
コース紹介
寄(やどりき)バス停
新松田駅(小田急小田原線)から、寄行きバスにて20分、 1時間に1本程度の便があります。
松田駅(JR御殿場線)も新松田駅と隣接しています。 電車の本数は少ないですが、JRを利用してもいいでしょう。
寄は松田の市街地からそれほど離れていませんが、深山の趣きがある処です。 寄へ向かうバスの車窓からは切れ込んだ沢筋がはるか下方に見え、 まるで空から地上に舞い降りるような不思議な気持ちになります。
寄自然休養村管理センター
寄バス停のそばに、寄自然休養村管理センターがあります。 丹沢や神奈川県西部の花と水辺のさんぽ道を紹介したパンフレットがおいてあります。
バス停前の大寺橋を渡って、水辺の散策路へと辿ります。
川をきれいに
空カン 空ビン ゴミ
すてないでね
 (松田土木事務所)
寄ビオトープ
近年、川辺がビオトープ(自然植物園)として整備されました。 周辺に自生する植物が自然に近いかたちで植栽され、ホタルやトンボも見られます。 段差がある所には魚道が作られ、魚が遡上していけるように配慮されています。
ホタルの里
ホタルの種類は全世界に約2000種ほど棲息しており、日本には現在44種のホタルが記録されています。 そのうち幼虫時代を水中で過ごすのは、ゲンジボタルとヘイケボタルだけで、水辺環境の指標とされています。
ゲンジボタルとヘイケボタルの違い
内容ゲンジボタルヘイケボタル
大きさオス約15mm
メス約20mm
オス約8mm
メス約10mm
光り方ゆっくり点滅するチカチカ点滅する
住む場所流れのある水路や小川水田や池、沼
見れる時期5月〜6月6月〜8月
特徴群れをなして一斉に光るゲンジボタルより広い環境に適応
ゲンジボタルの一生
 ・およそ40個の卵を川岸のコケなどに産みつけます。
 ・7月上旬にふ化し、水の中に入ります。
 ・カワニナを食べて成長します。
 ・4月の小雨の降る湿った日などに上陸しサナギになります。
 ・5月下旬〜6月上旬に羽化します。成虫での約7週間で交尾・産卵し、死んでゆきます。
静かな中津川の流れが続きます。 川はどこからでもジャブジャブ入れるので、子供たちの水遊びもできます。 お弁当を持って一日中、川でのんびりできます。
環境庁認定 ホタルと星のふる里 「寄」
〜森と清流を育み子供達の未来を〜
 ・この川にはホタルが棲んでいます。
 ・ホタルやカワニカなどを捕らないで下さい。
 ・川をきれいに自然を守りましょう。
 ・ホタルをみんなで育てましょう。
 (寄自然休養村 ホタルを育てる会)
川沿いの道はきれいに整備され、快適な散策が楽しめます。
散策路のそばで犬が寝そべっていました。 しばらく眺めていると、起き上がりもせずにそのままの姿勢で吠えてきました。 ふつうなら立ち上がって威嚇するのでしょうが、 この犬はなんと面倒がりやなのでしょう。
振り返ると、中津川の向こうに丹沢の山々が見えます。
虫沢の里
谷戸口橋の手前を右折して、虫沢川沿いに虫沢の里へと入っていきます。 山の斜面には段々畑が続いています。
寄自然環境保全地区
636.2ha
自然を大切に
建築物の新改増築、土地の形質変更等は届出が必要です。
 (神奈川県足柄上地区行政センター環境部、松田町経済課)
お願い(渓流)
一、 此の川で釣りをする方は、遊漁証が必要となります。 遊漁証は必ず見やすい所(腕・帽子など)に取り付けて下さい。
一、 禁漁期間 10月15日から翌年2月末まで。
県内規則・遊漁規則違反の場合は、 罰則として6ヶ月以下の懲役若しくは10万円以下の罰金に処せられます。
一、 ヤマメ・イワナ・ニジマス・体調15センチ以下のものは再び川に放流して下さい。
ビン・カン・ゴミ類は各自持ち帰り、気持ちのよい環境で釣りを楽しんで下さい。
 (酒匂川漁業共同組合)
曹洞宗 日向山 龍王寺
今日のことば
他人には良し悪しを言いながら 自分の事は気づかない
龍王寺御和讃
観音坂を下りきて 堂の坂をば登りなば 迎えたもうは六地蔵 日向の山の龍王寺
雨風耐えて幾歳や 情は深き里人の 集い語らう道場ぞ 古き御寺の龍王寺
八坂長坂長寿橋 湧きいずる水清らかに 蛙飛び交い蛍舞う 美峰の里の龍王寺
虫沢川から高松山への登り道を進んでいきます。 どこか郷愁を誘う山里の風景が続きます。
私の故郷にもこんな感じの所がありました。 谷川に沿って山奥へと続く道で、両側には田んぼや畑が広がっていました。 近所の女の子数人が山奥へ散策に行くというのを聞きつけ、 仲間と一緒にこっそりと後をつけていったことがありました。 見つからないように注意していたのですが、 しばらく行ったところで見つかってしまいました。 それからは意気投合して一緒に散策を続けました。
丹沢の南麓にあって陽当たりがいいためか、 斜面に沿って一面に茶畑が広がっています。
茶畑の周りには扇風機のようなものが並んで設置されていました。 お茶の木を見おろすようにすべて斜め下を向いています。 風力発電をしているようには見えません。 発電ならもっとプロペラが大きいでしょうし、下を向いているのも変です。 やはりお茶の木と関係がありそうです。 無風の時の用意のためか電線もきており、プロペラにはモーターのような物も取り付けてあります。 風を当てて霜を防ぐための装置なのでしょうか。
谷を挟んで、その向こうには丹沢の山々が連なっています。
虫沢の里で面白いものを見つけました。 古木に横一文字にスリットが入っています。 何だろうと覗いてみると、中は空洞になっています。 裏を見ると扉がついていて、開けられるようになっています。 う〜ん、これは郵便受けなのかな。 でも、住所や名前が書いてないのはどういう訳なのでしょう。 以前には、突き刺してある横木にでも下げてあったのでしょうか。
国内産小麦を使った焼きたてパンの店
パン釜入れ日 木土日
焼き上がり 9:30〜14:30
金曜日はケーキ、ベーコン、ハム作りの日
喫茶は営業してます(ハンバーガー、ピザ、サンドイッチ、トースト、・・・)
定休日 月火水の3日間
500円より配達します
ふれあい動物村
ふれあい動物村は、たくさんの動物たちと遊び語りながらいろいろな事柄を学び取ろうとの趣旨で、 開園されたものです。楽しく愉快に遊んで頂くなかにも、最低限のマナーを忘れずに、お楽しみ下さい。
お願い
・園内に用意しているエサ以外のエサをあたえないで下さい。
・犬や猫、その他のペットをつれての入園はご遠慮下さい。
・動物をいたずらしたり、いじめたりしないで下さい。
・小さな動物を抱き上げる時は座って抱いて下さい。
・小さなお子さまには保護者が必ず付き添って下さい。
 (ふれあい動物村)
中津川に架かる田代橋を渡っていくと「寄讃歌」の歌碑がありました。
達筆過ぎて読めない文字があって間違っている部分もあるかも知れませんが、寄讃歌の歌詞を載せておきます。
寄讃歌 作詞 山本博
ふきの芽が吹く西丹沢 山風涼しわらび狩り 目高住む里中津川 休養村はここに在り
ます捕え水あび面白く 濃紺のもと溌潮を 遊び楽しむ時は今 田代向いは夢多し
夕陽に映える山寺乃 入相鐘にさそわれて 栗の実ひとつ落ちる音 静かな里に沈む古梨
木枯らし去って稲郷の 田乃面白くうす化粧 木立にも見る陽の光 ここは寄夢み里
人生のうち四十年 寄と共に栄えたり 感がいふかき故里を 思ふるこそ嬉しけれ
田代向(たしろむかい)バス停
新松田駅(小田急小田原線)まで、新松田駅行きバスにて18分、 1時間に1本程度の便があります。