相模川自然の村
散策:2002年12月下旬
【里山散歩】 相模川自然の村
概 要 城山町境から座間市境まで約16km続いている「相模川散策路」の一部にもなっています。 川・田畑・古民家・花壇など、変化に富んだ風景を楽しめます。
起 点 城山町 小倉橋バス停
終 点 相模原市 渓松園入口バス停
ルート 小倉橋バス停…諏訪森下橋…中州…相模川自然の村公園…渓松園入口バス停
所要時間 3時間20分
歩いて... 川・田畑・古民家・花壇など、変化に富んだ風景を楽しめます。 沿道には桜の木も多く、春には綺麗なのだろうと思います。
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コース紹介
小倉橋(おぐらばし)バス停
橋本駅(JR横浜線)北口から、[橋02]根小屋経由三ヶ木行きバス, [橋03]関・小倉経由三ヶ木行バス,[橋04]石ヶ沢・久保沢経由半原行きバス,または, [橋07]串川橋・久保沢経由鳥屋行きバスにて20分、1時間に2本程度の便があります。
 土曜 7:05 7:18 7:47 8:25 8:48 9:05 9:25 9:45
 日曜 7:18 7:47 8:48 9:05 9:25 9:45
バス停先の小倉橋の手前から、相模川沿いの道を歩きます。
危ない!!
この川の上流2.0kmのところに城山ダムがあり、 ときどきダムに溜った水を流し、この川の水が急に 増えることがありますから注意して下さい。 また、ダムに溜った水を流すときは、左記のとおりサイレンや スピーカーなどで知らせますので、 そのときには危険ですから河原に降りないで下さい。
サイレン吹鳴方法
20秒吹鳴、5秒休止、20秒吹鳴、5秒休止、20秒吹鳴、5秒休止
 (神奈川県城山ダム管理事務所)
岸には小舟がつないでありました。 川釣りで使う舟なのでしょうか。
子供の頃、実家にもこの位の大きさの木造舟がありました。 水がしみ込まないように、全体にコールタール液が塗られていました。 刈り取った稲を中州の田圃から稲木のある所まで運ぶのに使っていました。 結構人手がかかるので、私も稲を運んだり架けたりするのを手伝ったことを思い出します。 中州の土手に横付けして稲を積み込み、岸を離れて、葦の生い茂る中を通って行きます。 ギリギリの高さの低い橋の下をくぐったり、 横土手の所では、一旦川へ降りて舟を押して越えたりしながら運びました。 広い池にはヒシが一面に生い茂っていて、舟が進みにくいこともありました。 このヒシの実、茹でて食べると結構おいしかったように記憶しています。
遊漁者の皆さんへ
相模川の本支流で遊漁する場合、下記の事を必ず守って下さい。
・遊漁の際は定められた遊漁料金を納入して下さい。
・資源保護のため、産卵場の採捕はご遠慮下さい。
・体長の制限=鯉18cm、マス12cm、うなぎ23cm以下の魚は採捕してはなりません。
・時間制限=夜網、夜釣は禁止です。
・友釣、ドブ釣専用地区では、他の漁法で漁獲は出来ません。
・竿釣は1人2本までとし、釣糸の長さは30mまでとします。
・漁場において、遊漁承認証を監視員に求められた場合、何時でも提示して下さい。
・遊漁者は道徳を重んじ、他人の迷惑になるような行為をしてはなりません。
・遊漁についての詳細は、各単位組合事務所に問い合わせて下さい。
・投網の遊漁については、各単位組合の指定した区域及び機関によるものとします。
・投網の日券については、購入した単位組合の区域内に限るものとします。
・遊漁者は、県調整規則及び遊漁規則を守って下さい。
 (相模川漁業共同組合連合会)
諏訪森下橋までのこの道は、車両一方通行になっています。 交通量はほとんどありませんが、 車がすれ違うだけの幅がないということでしょうか。
この道路は、雨天時に土砂流出する危険があります。 雨天時及びダム放流時は通行止。
 (相模原市役所)
相模横山・相模川近郊緑地特別保全区域
相模川、八瀬川、道保川沿いの斜面緑地、約103haは、 「さがみ野」の面影を今なお色濃く残す地域です。 この貴重な緑を後世へと手渡すために、 平成7年3月14日から、首都圏近郊緑地保全法に基づいた 「近郊緑地特別保全地区」に指定されました。 この指定により、建築物や工作物の築造、土地の造成、木竹伐採、 および水面の埋め立てなど、緑地を保全する上で影響の大きい 行為が厳しく規制されます。
・植物は勿論、野鳥や昆虫、小動物などの貴重な生息場所となります。
 また、私たちが自然と親しむ場としても活用されます。
・樹林と河川が一体となり、豊かな自然景観をつくりあげます。
・郷土の景観を将来へと伝えます。
・湧水地などの貴重な環境を保全します。
 (神奈川県県央地区行政センター)
相模川で見られる植物
アガサ(アガサ科)
高さ:60〜150cm。 中国から飛来し、畑に植栽され、しばしば畑付近や荒地で一時的に 野生状態になるが、長くは続かない一年草。若い葉は紅紫色で美しい。 6月から10月に黄色い花が咲く。若葉は食べられる。
ミミナグサ(ナデシコ科)
高さ:10〜30cm。 日本各地の道ばたや畑などにはえる多年草。白い小花を4月から6月につける。 葉がネズミの耳ににており、若い苗は食用になることにちなんでこの名がついた。
ホオコグサ[ハハコグサ](キク科)
高さ:15〜30cm。 道ばた、畑、荒地などにはえる越年草。名は茎の白毛や花の冠毛がほおけ立っていることに ちなむ。春の七草のゴギョウはこの草で、若苗を食べる。
ヤブガラシ(ブドウ科)
つる植物。 北海道西南部から九州の原野や人家付近にはえるつる性の多年草。 茎は稜があり成長が早く他物にからみつく。 黄緑色の花が6月から8月に咲く。やぶをからしてさかんに繁茂することからこの名がついた。
タチヤナギ(ヤナギ科)
落葉小高木。 日本各地の平野で日当たりのよい水辺に多くはえる。 葉は長さ3〜12cm、花は春、小形の葉をつける短枝が出て、 その先に長さ4cm位の直立した尾状の花穂が上向きにつく。 木の姿が立ち上がって見えるところからこの名がつく。
ナデシコ[カワラナデシコ、ヤマトナデシコ](ナデシコ科)
高さ:30〜80cm。 日本各地の山野にはえる多年草。7月から8月に淡紅色、まれに白い花をつける。 秋の七草の一つ。和名撫子(なでしこ)は可憐な花の様子に基づく。 別名ヤマトナデシコは唐撫子に対して大和撫子。
諏訪森下橋
相模川の中に大きな中州があり、そこへ諏訪森下橋が架かっています。
中州
中州には田圃が一面に広がっており、 その一角には開田記念碑が建っています。(一部判読不能文字あり)
開田記念碑
昭和31年1月17日起工
建碑の趣旨
由来この地は水田の恩恵乏しくいつも郷党の憂うる所だったが、最大の食糧難 時代を省み、且つ将来に於ける食糧事情の安定を期して、不日一同議を重ね、 此所に荒無地を□して開田の議就り、昭和31年秋同志60余名を結集、 工費約三百六拾萬円を投じ、献身努力の結果、翌春早くも約36町歩の美田開拓された。 以来栽稲技術の精を聚めて増収を図り、鋭意国策に呼応し得、 今日を築いた□□□と共に記念□□□碑を建てる所以である。
昭和32年4月20日竣工 諏訪森下水田用水組合建之
浮き草で一杯になった田圃がいくつかありました。 水を導き入れたりネットを張ったり保護シートを被せたりといった人手が加えられており、 浮き草を栽培しているようにも見えますが、どうなのでしょうか。
私の故郷でも同じような浮き草をよく見かけました。 自然発生したものなのか、田圃の肥料にするためなのか、よくは分りません。 なんだかきれいに思えて、それを自宅の水槽に入れて暫らく栽培(?)していました。 春にはレンゲの花畑になっている田圃もありました。
相模川のあらまし
相模川は山梨県の山中湖を水源とする、総延長113kmの川です。 山梨県では「桂川」と呼ばれており、下流の河口付近では「馬入川」とも 呼ばれています。歴史をさかのぼると、古くは平安時代に相模川のことを 「鮎河」と書いた文献もあるそうです。 シーズンになると、鮎釣りの人たちを沢山見かけますが、昭和37年頃までは、 ここで「鵜飼い」も行われていたそうです。また、今のように自動車交通が 発達していなかった時代、相模川は重要な交通路であったため、船に帆を 張り上流と下流の間で物資の輸送を行ったり、対岸へ渡る渡し船なども数多く見られたそうです。 近年では、上流に相模ダムが完成(昭和22年)して相模湖ができたり、 流域におけると部駒建築用砂利の採取によって、川の様子もずいぶん変化しました。 現在相模川は、神奈川県内の約6割の世帯の水道水の供給源として、また、 田畑を潤す農業用水などとして利用され、重要な役割を果たしています。
田圃に木組みをして何やら干してありました。 植物であることは確かなのですが、何んなのかはよく分りませんでした。
相模川自然の村公園
神奈川県水産総合研究所内水面試験場の隣に相模川自然の村公園があります。
・開園時間 7:00〜18:00
・閉園時にはカギをかけますので、その後の出入りは出来ません。
・園内での花火・バーベキュー等の火気の使用は禁止します。
 (相模原市役所公園課)
公園内に人懐っこいニワトリが一羽いました。 近づいても逃げようとしないどころか、 逆にコッコッコッと鳴きながら近寄ってきます。 この公園に棲みついていて、人慣れしているのでしょう。 健康そうで、コケコッコーと元気に鳴いていました。
私の実家でも縁側の下でニワトリを10羽ほど飼っていました。 産んだ卵は、町の旅館に買い取ってもらったり、自宅で食べたりしていました。 時々は囲いから出して辺りを自由に散歩させておくこともありましたが、 勝手気ままに歩き回り、後で囲いに入れるのに苦労しました。
相模原市古民家園
公園の中には古民家園があります。 家の中では、カマドで火が焚かれていたり、説明用VTRが放映されていたりします。
開園時間 午前9時30分から午後4時30分まで (7、8月は午後5時30分まで)
休園日 年末年始(12月28日から1月3日まで)
※その他、臨時に休園する場合があります。
入園料 無料
お問い合わせは、相模原市教育委員会生涯学習課文化財保護室
神奈川県指定重要文化財 旧青柳寺庫裡
平成10年4月に開園した古民家園内に移築・復原された「旧青柳寺庫裡」は、 江戸時代中期に建てられたと推定される建物で、神奈川県下の近世上層大型民家の 間取りや構造を基本としながらも、庫裡独自の要素を保っています。 県下では、茅葺き屋根の維持が困難なことや生活の変化のため、 近世の庫裡はあまり残っていません。 旧青柳寺庫裡は年代が古いにもかかわらず保存状態が良く、近世における 庫裡と民家との建築的関連を考えるうえで貴重な建物です。
庫裡(くり)とは「寺の台所」のことですが、転じて、 住職や家族の居間のことを意味するようになりました。
この建物は、武蔵・相模の球国境を流れる境川の西側台地上に位置する 方運山青柳寺(相模原市上鶴岡2958)に所在していた庫裡です。 相模川自然の村公園に移築するにあたって建築当初の姿に復原しました。 桁行10間半、梁行5間の規模があり、 その間取りや構造などは神奈川県下の近世上層大型民家との類似性が強く、 民家の編年結果から江戸時代中期(18世紀初期)の建築と考えられます。
復原平面は、広間型五間取りであり、土間を桁行3間とり、他を床上とします。 床上部分は土間に接する桁行2間半がヒロマで、居間として使用していました。 その上手は田の字に区分し、前列に座敷として使用する12畳のナカノマと10畳のショイン、 後列に寝室や物置に使用する13畳と8畳の2室をとります。 さらに13畳の片隅に2畳の小室を区分するため、厳密には六室となりますが、 基本構成は五間取りと考えてよいでしょう。
これは大型近世広間型民家とほぼ共通の間取りですが、 土間の妻側にも入口を設けた「妻入」の形式を示すこと、 また、ヒロマ南面の東半分を広くとって本堂へ渡る出入口を意識していることなど、 庫裡独自の特色も確認できます。
建物は、周囲に低い柱(下屋柱)が建ち並ぶ「四方下屋造」という架構形式をとりますが、 これは神奈川県下の近世民家の特徴です。 また、小屋組(屋根を支える骨組)は、材を合掌形に組んだ「扠首構造」ですが、 寺院建築に一般にみられる梁と束と貫による「和小屋」を併用している点も特徴と居えます。 内部に入り、土間やヒロマから上部の梁組を見ると、曲がりの強い太い材を巧みに組み合わせてあり、 高大な屋敷裏と合わせてこの庫裡の大きな見所と言えるでしょう。 屋根は茅葺きで、土間側のみ入母屋造としていますが、 これも土間妻側を正面として意識することのあらわれです。
以上のように、旧青柳寺庫裡は、県下の近世上層民家と共通する間取りや構造を 基本としながら庫裡独自の特徴を示す貴重な建物として、 昭和56年7月17日に神奈川県指定重要文化財に指定されました。
パノラマ花壇
公園内のパノラマ花壇には、 宇宙施設がある各地方の季節の花が植えられています。
銀河連邦・友好の花壇
銀河連邦とは、文部省宇宙科学研究所の研究施設のある2市3町が手を結び、 ユーモアとパロディにより、昭和62年11月8日に建国した連邦国家です。 各共和国は、相互理解と親善を深めることで宇宙平和の一翼を担うとともに、 人々の笑顔あふれるユートピアの創造を目指しています。
銀河連邦
この階段の両脇の花壇には銀河連邦各共和国の市花、町花を植えています。
 ノシロ共和国 ハマナス 秋田市能代市 (ロケット実験場)
 サンリク共和国 ヤブツバキ 岩手県三陸町 (大気球観測所)
 サガミハラ共和国 アジサイ 神奈川県相模原市 (宇宙科学研究所)
 ウスダ共和国 キキョウ 長野県臼田町 (宇宙空間観測所)
 ウチノウラ共和国 ハマユウ,カンナ 鹿児島県内之浦町 (宇宙空間観測所)
( )内は各共和国にある宇宙科学研究所の研究施設
ノシロ共和国
ハマナス Rosa rugosa (バラ科)
本州北部と北海道の、海岸の砂地に群生する落葉低木。バラと同じ仲間で、 夏に、芳香の強い紅色の花を咲かせ、枝に鋭いトゲが密生します。 秋に、直径2〜3cmの赤い実が熟し、食べられます。花を香水の原料に、 樹皮を染料に用います。ハマナシが正しい名前ですが、 「丸い果実をナスに見立てて」とか「東北地方のなまりから変化」して 付いたといわれるハマナスの名前も広く使われています。
サンリク共和国
ヤブツバキ Camellia japonica (ツバキ科)
本州以南の、おもに海岸沿いに自生する常緑高木。早春、紅色の花を咲かせます。 秋に、直径4〜5cmの球形の実をつけ、熟すと割れて黒い種子が出ます。 種子から採るツバキ油は、整髪料・化粧用・美容・料理油・機械油として たいへん優れ、かつてはたくさん栽培されました。花の観賞の歴史は古く、 室町時代から園芸品種が作られました。現在では世界中で栽培される、わが国を代表する園芸植物です。
サガミハラ共和国
アジサイ「アナベル」 Hydrangea arorescens cv.Annabelle (ユキノシタ科)
北アメリカ東部から東南部に分布するヒドランゲア・アルボレスケンス・ グランディフローラという種類を、オランダで改良して作った品種です。 花は大輪、白色で、透明感があります。
サガミハラ共和国
カシワバアジサイ Hydrangea quereifolia (ユキノシタ科)
北アメリカ東部原産の野生のアジサイで、葉がカシワに似るということから 付いた名前です。花の房はノリウツギに似て縦長で、外側に花弁状の装飾花、 内側に両性花が咲きます。八重咲きのものは園芸品種です。
ウスダ共和国
キキョウ Plaiycodon grandiflorum (キキョウ科)
全国の、日当たりのよい原野や山地に生育する多年草。8〜9月ごろ、 青紫色の花を咲かせ、<秋の七草>の一つに数えられます。古くは朝貌と呼ばれ、 「万葉集」の歌にも詠まれています。山菜として、若芽をお浸しや和え物に、 根を漬け物にして食べます。多肉質の根には、せきやたんを鎮め、 へんとう線のはれを抑える薬効があります。
ウチノウラ共和国
ハマユウ Crinum asiaticum var.japonicum (ヒガンバナ科)
関東以西の海岸に生える多年草です。 夏に白色の香りのよい花を開きます。 種子は海をただよいます。
ウチノウラ共和国
カンナ Canna cv. (カンナ科)
熱帯各地の50種以上の原種をもとに、多くの園芸品種が作られています。 夏〜秋に色とりどりの花を咲かせます。
パノラマ花壇の上にある展望台からは、相模川が一望できます。
渓松園入口(けいしょうえんいりぐち)バス停
橋本駅(JR横浜線)まで、橋本駅南口行きバスで15分、 バスの便が非常に少ないので、事前によく確かめておきましょう。
 土曜 11:00 12:53 16:41 18:01
 日曜 11:11 13:06 15:01 18:31
待つようなら、600m程バス通りを逆向きに進んで上大島バス停まで行くと、 バスの便が多くなります。 橋本駅(JR横浜線)まで、橋本駅南口行きバスで15分、 1時間に4本程度の便があります。