山口の里
散策:2002年12月下旬
【里山散歩】 山口の里
概 要 山口の里は、逗子駅と衣笠駅のあいだ、大楠山と二子山に囲まれた山あいにあります。 宅地化が進む中にも、棚田などの里山風景が残されています。
起 点 葉山町 境橋バス停
終 点 葉山町 葉山バス停
ルート 境橋バス停…古東海道…石観音…一色海岸…葉山バス停
所要時間 3時間10分
歩いて... 宅地化の波に押され、里山も次第に狭くなってきましたが、 昔の面影がまだ各所に残されています。
関連メモ 葉山の里, 秋谷の森, 葉山峰山
コース紹介
境橋(さかいばし)バス停
逗子駅(JR横須賀線)から、[逗15]衣笠駅行きバスにて20分、 1時間に2本程度の便があります。
里にはあちこちに竹林があります。 竹は草なのか木なのか、学者の間でも議論があるほど、不思議な植物です。
竹の根(地下茎)は強いので、「地震の時には竹薮へ逃げ込め」と 子供の頃に教えられたのを思い出します。
上山口地区には、この辺りでは珍しい棚田があります。 谷へ降る斜面には、小ぶりの稲田が幾重にも折り重なっています。
丸みを帯びた畦も独特の風情があります。
見事な棚田を見ていると、ここにまで整地してきた先人の苦労が偲ばれます。 水田、畦、草刈場、牧草地などには立ち入らないようにしましょう。
この田から隣の田へと順に農業用水が利用されていきます。 誰か一人でも我がままにしていては全体としてうまく行きません。 そんな必然からか、農業を生業としている地区では、運命共同体というか、 仲間意識が育っていったのだと思います。
古東海道
古代の東海道は、足柄峠から相模へと降り、 横須賀の走水から房総へと渡ったとされています。 葉山の上山口地区付近は、古東海道が通っていた所で、 辻には多くの庚申塔が立ち、かつての往来を今に伝えています。
中国から伝わった「庚申信仰」は、江戸時代にその地の風習と 結びついて広まりました。信仰の対象として各地に塔が建てられました。
栗坪の庚申塔
葉山町指定重要文化財建造物
上山口地区にある庚申塔です。
石観音
道端に、「石観音」と書かれた石がありました。 そばに鳥居も建っているので、神社の御神体なのでしょうか。
山と川に挟まれたわずかな所にも田圃が作られています。 飽食の現代にあっても、昔の苦労を忘れたくないものです。
茅木山の庚申塔
葉山町指定重要文化財建造物
下山口地区にある庚申塔です。
一色海岸
野辺の道に潮の香りが混じってくると葉山公園です。 公園の前には一色海岸が広がり、その向こうには江ノ島や箱根の山々が見えます。
神明社の庚申塔
葉山町指定重要文化財建造物
葉山バス停前にある庚申塔です。
葉山(はやま)バス停
逗子駅(JR横須賀線)まで、逗子駅行きバスにて20分、 1時間に5本から6本程度の便があります。